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Once a trumpeterのページへようこそ。

ナチュラルトランペットやコルネットなど金管古楽器の話題が大半ですが、たまにそれ以外のことも思いつくままに記事にしています。

以下の話題については目次がありますので関心のある方はご活用ください。

 ・ナチュラル/バロックトランペットに関する記事

 ・コルネット(木製古楽器)に関する記事

 ・ナチュラル/バロックトランペットのCDレビュー

 ・コルネットCDのディスコグラフィ

どうぞゆっくりご覧ください。

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Welcome!  Once a trumpeter, always a trumpeter.

Please click the following links to the Index pages for CD discography.

  - Natural Trumpet / Baroque Trumpet CD review

  - My Cornetto CD discography

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2022/05/16

PC切り替え

プライベート用にPCを使い出したのは1994年の12月だったと思う。最初はMacのPerforma(確かLC630)だった。デザインそのものも洒落ているが、MS DOSに慣れていた目にはディスプレイが新鮮で、最初に現れた「こんにちは」の文字にいたく感激し、年が改まったらその文字がちゃんと「明けましておめでとう」に変わったことに感動したりもした。Windowsよりずっと愛機っていう感じがする。以来仕事はWindowsだがプライベートはMac一辺倒。

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それから何台目かを経由して、今使っているPCはMacBook Pro。これは定年前に買ったもので、まだちゃんと作動はしているけれど、年数も経ったしもっと大きなディスプレイで作業をしたいという要求もあり、この度買い換えることにした。検討の末、新しい相棒はMac miniということになった。これに21.5インチのディスプレイを接続。さ、しばらくこれに頑張ってもらおうか。

 

 

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2022/04/07

「斎藤秀範バロック・トランペット コンサート」

BCJなどで活躍されている斎藤秀範さんのリサイタルを聴きに行った。

会場はルーテル市ヶ谷ホール、何度か行ったこともあると高を括っていたら、なんと迂闊にも市ヶ谷からの道を間違ってしまい、開演時刻に間に合わず、1曲目はロビーで聞くことになってしまった。2曲目のパーセルから会場に潜り込む。

この催し、斎藤さんの1回目のリサイタルということで、サブタイトルに "Baroque Trumpet and... vol.1"とある通り、バロックトランペットにゲストを招いて室内楽を披露するという趣旨らしい。初回のゲストはソプラノの松井亜希さん。チェンバロ伴奏に重岡麻衣さん。

今まで僕が「これしかない」シリーズでやってきた曲ばかりなので、曲に馴染んでいるのはさることながら、曲の部分部分での演奏者の斎藤さんの心理状態も多少推測できたりして純粋な鑑賞の妨げになってしまうのは仕方がないところ。一体に、どうも自分がやっている楽器のコンサートって音楽以外のいろんなことが気になって素直に楽しめない厄介な面がある。

曲は斎藤さんのMCにあった通り、ほとんどがD管の曲だったが、(記譜の)F, Fis, G, A のピッチがいずれもシャープ気味(特にFが)で、ずっとふわふわしている感じ。でも曲の終わりは C(実音D)でちゃんと着地してホッと安心する。ガルッピで使ったC管はそこまで極端ではなかったのだが。

休憩後後半にテレマンを持ってきていて勇気あるなぁと思ったらアダージョで始まるあの有名な曲の方ではなかった。トランペットは1曲を除いて出ずっぱりだったけれど、緩徐楽章の休みや譜面ヅラを考えると無理のない選曲だと思った。欲を言えば全体にコンセプトが欲しかったかな。イタリアもの、イギリスもの、ドイツものとごっちゃになっていて、「はい、演奏したい曲並べました」っていう体で、バロックトランペットをまとめて聴くのが珍しいという状況だから仕方がない面もあろうが、今後シリーズ化するならそれぞれの回に何らかのテーマがあったほうがいいように(余計な御世話ながら)思ったことだった。

ソプラノの松井さんの歌はメリスマも装飾も見事で聞き応えがあった。トランペットもそれに応えてセラフィムが一番華やかかつ華麗な演奏だった。

会場の入りは3割くらい?なぜか聴衆はほとんどが女性で、斎藤さんのイケメン人気か、松井さん、重岡さんのファンか。
いわゆるラッパオタク的な若い人たちは少なくて、知り合いのトランペット奏者の誰にも遭遇しなかったのにびっくり。

「斎藤秀範バロック・トランペット コンサート」

2022年4月5日19:00開演
ルーテル市ヶ谷ホール

プログラム

1. コレッリ/トランペット・ソナタ ニ長調
2. パーセル/トランペット・ソナタ ニ長調
3. A.スカルラッティ/"Mio tesoro per te moro"
4. パーセル/"When I am laid in earth"(ソプラノソロ)
5. A.スカルラッティ/"Si suoni la tromba"
 ー 休憩 ー
6. テレマン/トランペット・ソナタ ニ長調
7. ガルッピ/"Alla tromba della fama"
8. ヘンデル/"Let the bright Seraphim"
9. ヘンデル/組曲 ニ長調

アンコールはバッハのカンタータ第51番から終曲のアレルヤだった。斎藤さんは1曲目がやりたかったようなのだが、松井さんから終曲って言われたらしい(この辺りお二方の気持ちが推察できて面白い)。

このリサイタル、第2回目は9月に予定しているそうだ。

 

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2022/04/05

【Vn製作】第23回目 表板の接着、テールピースの作成

前回作ったラベルも膠で貼り付けたので、いよいよ表板を接着してヴァイオリンのボディを作る。

表板の接着は、まず6ヶ所あるブロックの部分に膠付けし、それからその合間に膠を染み込ませていく。

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全部膠付けしたら余分な膠を拭き取り、しっかりとクランプで固定して一晩おいておく。

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今日はテールピースの作成も手がけた。ネックと同じ木材から大まかに切り出し、カンナで成形する。

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2022/03/29

【Vn製作】第22回目 指板の製作

キットについていた指板はモダン用なのでこれを使うわけにはいかず、バロック用の指板を作成することになった。

大まかな切り出しは師匠がやってくれたので、この表面に黒檀(突板、薄い板状のもの)を2枚貼り付ける作業から。

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突板を大まかに切ってボンドで接着してクランプで固定する。

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今日はそれ以外の作業としてネックのネジ止め補強と、ヴァイオリンの中に貼るラベルの作成をした。

ラッパのマークのシールが貼ってあるヴァイオリンも珍しいのでは。

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2022/03/20

ナチュラルトランペットの紐の巻き方 - How to change a natural/baroque trumpet cord.

ナチュラル/バロックトランペットの紐。

長らく使っていると汚れてくるし、自分の好きな色に変えたり、あるいはブロックの位置を前後に移動させて持った時のバランスを良くしたり、いろいろと工夫ができるので、紐の巻き替えができるようになると何かと便利です。
というわけで、ナチュラルトランペットの紐の巻き方について写真と共に説明したいと思います。

(写真は2007年6月にバーゼルのEggerを訪問したときに撮影したものです)

It is useful to be able to rewind the cord of a natural trumpet in various ways, since it gets dirty after using it for long period of time, or making it to your favorite color, or moving the position of the block back and forth to improve the balance when you hold it. Therefore, I would like to explain how to wind a natural trumpet cord with pictures.
(These photos were taken during my visit to Egger Brass Instruments in Basel in June 2007)

1.
1_20220320124201
教えてくれるのはエッガー工房のGerd Friedelさん。
楽器が固定してあるので作業が楽です。

Mr. Gerd Friedel of the Egger kindly taught me how to make it.
If the instrument is fixed like the picture, it makes easy to work with.

2.
2_20220320124201
マウスパイプとベル側のパイプの間に長方形の板を挟みます。
板をテープなどで仮留めしておくと作業がやり易いです。
このテープは剥がしたりせず結局そのままにしています。
ある程度の長さを残してマウスピース側からU字型に紐を渡します。
この時、U字の先がブロックの先をちょうど超えるくらいに余裕をもたせます。
(上下どちらでも構いませんが、写真のように楽器を持ったときに下側になる方で作業するのが一般的です)

どれくらい紐を残すかは、マウスパイプ側にタッセルなどの飾りをつけるかどうかで決まりますが、つけないのであれば5cmもあれば十分でしょう。

Place a rectangular block between the mouth pipe and the pipe on the bell side.
It is easier to work if the block is temporarily fastened with tape. This tape will not be removed and is left in place after all.
Leave a certain length of cord from the mouthpiece side, and place the cord on the block in a U-shape.
At this point, leave enough room for the end of the U-shaped string to just exceed the end of the block.
(Either the top or bottom side of the block can be used, but as shown in the photo, it is generally recommended to work on the side that will be on the bottom when the instrument is held.)

How much string is left depends on whether or not tassels or other decorations are to be attached to the mouth pipe side, but if not, 5cm should be sufficient.

3.
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U字部分を軽く押さえておきます。

Hold lightly by hand on the U-shaped part.

4.
4_20220320124201
一方の管(ここではマウスパイプ側)に巻き付けます。

Wrap it around one pipe (in this case, the mouth pipe side).

5.
5_20220320124201
一巻きしたらもう一方の管の方に渡します。
そのとき8の字を描くようにクロスさせます。

After one roll, pass it to the other tube.
The two tubes are then crossed in a figure of 8 form.

6.
6_20220320124201
反対側(ベル側のパイプ)でも一巻きします。

Make a single roll on the opposite side (bell side pipe).

7.
7_20220320124201
ベル側で一巻きさせたら渡した紐の内側を通して反対側に紐(の長い方)を持っていきます。

After one roll on the bell side, bring the string (the longer one) to the other side through the inside of the string you passed.

8.
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順々にぐるぐる巻きします。このとききつめにしておいた方がいいでしょう。
写真ではその後の作業がわかりやすいように隙間を開けていますが、実際は隙間ができないようにします。

Wrap around in order. It is better to wrap tightly at this point.In the photo, the gap is open to make it easier to see the subsequent work, but in reality, there should be no gap in wrapping.

9.
13 
板の最後まで巻いたら、そこでまた8の字に巻き、きちんと内側から8の字が描けているかを確認します。

When you wind to the end of the block, wind again in a figure 8 form same as the opposite side of the block, checking to see if you have drawn a figure 8 form properly.

10.
10
最初に作ってあったU字の部分に紐を通します。

Pass the cord through the U-shaped part that was made first.

11.
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紐を通したら最初に余らせた端と、巻き終わった紐とを持って両側から引っ張ります。
U字に通した部分がブロックのちょうど真ん中くらいに来るまでマウスパイプ側に引っ張りましょう。
きつく巻いているので力が要ります。

Once the cord is threaded through, take the first excess end and the wrapped string and pull from both sides.
Pull it toward the mouth pipe until the U-shaped part is right in the middle of the block. Since the cord has been wound tightly, it may need a lot of strength.

12.
12
余った紐は好みでベルの方まで巻きます。

ちなみにこのときパイプに(床屋さんの置き物みたいに)ぐるぐる巻くのはEggerの趣味のようで、昔の絵などではそうやって巻いている例は見たことがありません。だいたいだらーんと垂れてベルまで持っていっていますね。

マウスパイプ側の余った紐については、ブロックのところで切断してもいいし、(写真14のように)その先にタッセルを付けてもいいでしょう。

The excess string can be wrapped around to the bell if desired.

The excess string on the mouthpipe side can be cut off at the block, or you can attach a tassel to the end of the string (as shown in Photo 14).

13.
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練習用に自分の楽器にも新しい紐を巻いてみました。

I tried to wrap a new cord to my instrument for practice.

14.
15_20220320124601
完成型です。GerdさんにもOKをもらいました。

Completed successfully.

 

 

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2022/03/15

【Vn製作】第21回目 ネックの接着

・ネックをボディに膠で接着する。(のちにネジで補強する)

膠付けする部分は木の小口(横断面)にあたるので、水分の吸収が良く、膠も2度塗りしたりしてたっぷりとつけてあげる。

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膠付けしたらクランプで固定して一晩おく。

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2022/03/08

【Vn製作】第20回目 ネックの角度調整

バロックヴァイオリンとモダンヴァイオリンとの違いはいくつかあるけれど、本体とネックの角度が違う(よりテンションを得るため、モダンの方が傾斜がきつい)のもその1つだ。

今回はその調整のため、ネックの本体との接着部分を多少角度をつけてカットする必要がある。
(写真の鉛筆で引いた線の部分。またこれに応じて底の面も角度調整しなければならない)

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この広い部分をカンナで平らにするのは結構難しかった。

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2022/03/04

【Vn製作】第19回目 ネックの成型

バスバーという大きな山を越えたので、気分も新たに別作業に取り組む。

・ネックの成型

今回は安直キットなのでネックも最初から切り出す必要はなくて、大まかな成型がなされているのを仕上げるだけだ。

キットに入っていたネックはこちら。

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主にヤスリを使って面取りしたり、スクレーパーで綺麗な曲線に仕上げたりする。

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黄金比率に従って渦巻きをいかに美しく作り上げるかは、きっと昔の(今も)名工の腕の見せ所だったんだろうと思う。
自分で木材を一から切り出したら不恰好になるに違いないが、今回は「なんちゃってキット」で申し訳ない。

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2022/02/25

【Vn製作】第18回目 バスバー その6

・バスバーの仕上げ

前回、バスバーを接着してクランプを外した形がこちら。

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位置決めに使っていた3つのコマを外し、ノミやミニカンナで成型をしていく。

モダンの場合、高いところで10-11mm、低いところで5mmなのだが、バロックの場合は高いところが7-8mm、低いところを3.5mmくらいまで削っていく。

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出来上がったバスバーの最終形がこちら。

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バスバーの上下の端も綺麗に切り落としておく。

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これでようやくバスバーの完成だ! 

バスバーのところを持って表板だけのタッピングをすると「どーん」と深い音がする。
なかなかいい感じ。

(タップトーンについてはいろんな議論があるみたい。とりあえずこちらを参考までにリンクしておこう)

 

 

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2022/02/22

【Vn製作】第17回目 バスバー その5他 

・バスバーの接着

ようやく接着面が仕上がったのでバスバーを表板へ接着する。(クランプたくさん)

この写真では見えないが、クランプを組む際に表板の表面を傷つけないように、厚めの紙をクランプのあたる部分に噛ませている。

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ついでに裏板と側板も膠付けしてクランプで固定。一晩置いておく。

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2022/02/18

【Vn製作】第16回目 バスバー その4

・引き続きバスバーの整形

チョークをつけては削り、つけては削り。
だんだん進んでいるのか、後退しているのかわからなくなったりする。
バスバーの傾きとかも考慮したりしていると、前には密着していたところが隙間ができたりしてなかなか厄介だ。

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この写真で見ると左側(ネックに近い方)は概ねOKだけれど、右側の方が浮いている。

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反対サイドから見ても、ネック側は問題なく、下側に隙間があるのがわかる。

実は、この隙間に関しては、バスバーにある程度のスプリングのような働きをさせて表板にテンションを持たせるために、意図的に端の方に隙間ができるように作るという話もある(モダンの場合は1-2mm、バロックの場合はそれより少なく)。というわけで、あまりぴったりするのも良くないのだ。

さじ加減が難しいが、これも全ていい音が出るようにするための工夫だから頑張らないと。

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2022/02/14

【Vn製作】第15回目 バスバー その3他

・引き続きバスバーの製作

だいぶいい感じになってきたけれど、もっと密着度を上げるため、小さなコマ3つで場所を固定する。
今後はここに置いて引き続きチョークで接着面を確かめつつ整形していく。

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・ネックをつけるためのネジ穴開け

バロックヴァイオリンはネックと本体とを膠付けしたとにネジで補強することになっている。
そのためのネジ穴を先に開けておく。

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場所を確定して錐やネジ開けで作業。

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ずっとバスバーばかりやっていると根つめてくるのでこうした作業は気分転換になる。

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2022/02/08

【Vn製作】第14回目 バスバー その2

・引き続きバスバーの製作

表板との接着面がピタッとなるように削りこんでいく。
ちゃんと密着しているかどうかはチョークで確かめ、チョークがついていない部分をスクレーパーやミニカンナで慎重に削る。
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バスバーを表板に当てて前後に1-2mm動かしてチョークがつくかどうかを確かめるのだが、表板は薄くてちょっとでも力を入れると歪んで本来密着していないところにもチョークがつく恐れがあるので、写真にあるように金属の枠で表板を固定して作業をしている。

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2022/02/04

【Vn製作】第13回目 バスバー その1

裏板、表板に一定の目処がついたので、今日からはバスバー(表板の裏側につける補強材)の作業に移る。
「バスバーは難しいんだよ」と師匠に脅され、ちょっと緊張するとともに時間がかかることもあらかじめ覚悟する。

バスバーの材質は表板と同じスプルース(トウヒ)、長さ25.5cmで、幅は厚いところで5mm、薄いところで4.5mm、高さは表板に接着した後に削って調整することになる。

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表板の裏側の低弦(G線)の側、上から4cmのところに、やや斜め(表板の上部の中央部分からf字孔そば2mmくらい離した放射線の延長線状になるよう厳密に測る)にバスバーを置く場所を確定する。

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今回製作するヴァイオリンはモダン仕様ではなくバロック仕様にするつもりなので、このバスバーはモダン楽器よりは2cmほど短く、高さも低く作らなければならない。

最初の表板の曲面に合わせてバスバーの側が隙間なくぴったりと着くようにバスバーを削ることから始まる(そしてこれがなかなか難しい)。

案の定1日では出来ず、次回以降への持ち越しとなった。

 

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2022/02/01

【Vn製作】第12回目 表板の仕上げなど

・表板の仕上げ

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細かい作業だけれど、ネックと接着する側板の部分を大きめのカンナで平らにしておく(台形)

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側板と裏板の仮接着(膠付け)。
これは後の作業で一旦剥がして本格付けするのであくまで仮止め。

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表板がいい感じに乗っかるかどうか試してみる。
ずれていたら悲劇だもんね。

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というわけで載せてみたところ。OKのようだ。一安心。

 

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2022/01/28

【Vn製作】第11回目 表板のアーチングとグラデュエーション

・表板の加工

裏板と同様に、表板も裏表をカンナやスクレーパーで成型する。

表板は木材がトウヒで裏板よりも柔らかい材質なので、削りやすい反面、下手をすると木目と木目の間の柔らかい部分だけが削れて筋の部分が残ってしまう危険性がある。削る時の道具やその方向性に気を使う。

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表面の仕上げは裏板を仕上げた時にある程度一緒にやったので内側のグラデュエーションから作業を始める。
(裏板と同様)側板を置いて掘り始めるところの境界線を鉛筆で書き込む。

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表板の方が裏板より薄くて軽い。とりあえず全面3mmを目指して削り始める。

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材質のせいか、サクサクと進んで全般的に2-2.5mmになるよう薄くできた。表板を持って見ると75gくらいでかなり軽い。

ちなみに写真左に見える本は今回の作業にあたって僕が参考にしている本だ。
Henry Strobel / Violin making step by step

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2022/01/25

【Vn製作】第10回目 裏板のグラデュエーション 続き

・裏板のグラデュエーション

裏板の内側をカンナで削っていく。厚みをキャリパー(ノギス)で測りながらきめられた厚みになるようにする。

作業に時間もかかるし、神経も使う。

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裏板の厚みは基本的に上部が2.5mm、下部が2.6mm、中央は3.5mmから4mmで、魂柱のところが一番厚くなるようにするのが理想だ。

工房だけでは時間が足りないので自宅に持ち帰って結局3日ほどかかった。

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2022/01/21

【Vn製作】第9日目 裏板のグラデュエーション

・裏板の裏面を彫る(グラデュエーション)

ここから本格的に音色に重要な影響を及ぼす作業に入る。

裏板の表面は成型したので、裏面をカンナなどで彫って適切な厚さにする作業だ。
場所によって厚みは異なるのでそれに従って厚みを残したり削りすぎたりしないようにしないといけない。

まず側板をクランプで仮付けして平らに残す周辺部分と削り出す部分の境界線を鉛筆でマークする。

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これがカンナ。いろんな大きさのものがある。
曲面を削るので刃物面は湾曲しているのが特徴。
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大まかに厚みを書き込んで、適宜キャリパーで厚みを確認しながら削っていく。
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「ドライブ・マイ・カー」

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映画館での興行が終わる前に見なくちゃと思い、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」を観に渋谷まで出かけた。

東急ハンズとかタワレコとか、渋谷まではいつも自転車で行く。往復にはちょうど良い距離だ。

映画の感想を記すのは得意じゃないので、ごたごた述べないが、複雑な要素がいくつか重層的に含まれていて、それでいて丁寧に描かれていて、上映時間の長さをあまり感じさせない。観終わってなんかジーンと余韻に浸ってしまういい映画だった。

自転車に乗って帰る。最近お気に入りの骨伝導イヤフォン(これ、サイクリング時には最強!)をして、何気なくロンドンフィルの「クラシック名曲50」のアルバムを選んでチャリを漕ぎだしたら、曲がバッハの管組3番からG線上のアリアだった。

日暮れた渋谷の街をゆっくりとチャリに乗りながら、BGMはバッハの名曲。なんか映画の続きを見ているような錯覚に陥ってしまった。

大げさに言えばこの映画じゃないけど「生きていこう」って感じになったさね。

あとで村上春樹とチェーホフを読もう。

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2022/01/18

【Vn製作】第8日目 裏板のアーチング

・裏板の表面のアーチを作る

本来はゲージに沿ってアーチを作るところなんだけれど、今回はキットであらかじめアーチがつけられているので、作業としては表面をスクレーパーで滑らかにすることだけで済む。裏板の厚みについては、この後の裏面を彫る時に調整することになる。

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写真右側にある小さな金属片がスクレーパー。これでこそぎ取るように削る。削った後は指でなぞってみるとちゃんと滑らかになっているか、でこぼこしているかの微妙なところまでわかる。この指センサーは精巧に出来ている。

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2022/01/11

【Vn製作】第7日目 チャネルを彫る 続き

今年最初の作業は年末からの続き。

チャネルを彫っていきます。

Img_5426  Img_5428

チャネルを彫るとパーフリングの線が綺麗になっていくのが嬉しい。

でも肝心な場所でパーフリングが途切れてしまった。きちんと埋め込んでいなかったのが敗因だ。

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一応裏板のチャネル全部終了。

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2021/12/28

【Vn製作】第6日目 チャネルを彫る 続き

年内最後の製作日

裏板のチャネル(パーフリングの周辺)を彫る

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2021/12/24

【Vn製作】第5日目 チャネルを彫る

今日は前回埋め込んだパーフリングに沿って本体の周囲にくぼみ(チャネル)を作る作業。
道具としては丸ノミを使う。

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まずパーフリングの外側2mmのところに鉛筆でガイドのラインを引いて

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丸ノミで押しながらはみ出たパーフリングと共に削っていく。
これがなかなか根気のいる作業で結構時間がかかる。今日頑張ってできたのは裏板の下部のみ。

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元々4mmの厚さの板に3.5mmくらいになるまで窪みをつける。この厚さをキャリパーという器具で測る。

Img_5423

今日はここまでにしてクリスマスビールで締め。

なお、今日の作業中のBGMはこちら

インスブルックの団体が演奏しているバッハのクリスマスオラトリオ。コーラス(特に少年合唱団のソプラノ)がいいんだよね。
トランペットも上手くてお気に入りの演奏。

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次回もこの作業の続き(裏板の残りの部分と表板)になる予定。
年内は次回でおしまいかな。

 

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2021/12/21

【Vn製作】第4日目 パーフリング 続き

・前回仮置きしておいたパーフリングを膠(ニカワ)付けする作業。

膠は冷蔵庫で保管。プルプルしていてこんな感じ。

Img_5414

これを必要分だけとって、湯煎で溶かす。お湯の温度は60度くらい。決して沸騰させてはいけないんだそうだ。
冷えてきたらまた湯煎する。

先の細い竹串みたいなもので溝に膠を垂らし込みパーフリングを嵌めていく。

先の丸い小さな金槌でパーフリングを押し込みつつ、余分な膠を拭き取る。

パーフリングが伸びることなくすんなりと入ったので今日の作業はここまで。

終わってからベルギークリスマスビールを美味しくいただく。(写真撮るの忘れた)

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2021/12/17

【Vn製作】第3日目 パーフリング 続き

・引き続きパーフリングの作業。

今日は表板、裏板の両方にパーフリングをはめ込む(仮置き)ところまでやってみよう。

裏板はウェストに当たるCの部分が2つ、上部、下部の4分割。表板はネックやテールがあるので、上部と下部が繋がっていなくてもいいからそれぞれ左右に2つに分けて計6分割。てっきり表板の方が綺麗に仕上げなくちゃいけなくて気を使うのかと思ったら、裏板の方がパーツが少ない分、難しいのだそうだ。確かにコーナーを綺麗にとんがった形にしつつ、長さをちょうど良くするのは難しい。

Img_5410  Img_5411

コーナーの仕上がりについては完璧に美しいものを求めても(初心者には)無理だし、結局どこかの時点で妥協しなくちゃいけない。

まあ、こんなとこかな(割といい加減)

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