このブログについて

ようこそお越しくださいました。

私は、小学校からトランペットを始め、中・高と吹奏楽を、また大学および社会人になってからもアマチュアとしてオーケストラでトランペットの演奏を楽しんでいましたが、その後演奏活動をいわゆる古楽に専念するようになりました。1995年から古楽器のコルネット(ツィンク)の演奏習得に励み、2003年からはナチュラル/バロックトランペットにも演奏活動の場を広げてきました。

それと並行するように、それらの楽器に関する文章をこのブログにしたためてきました。日本語で読める資料としてはそこそこ情報が載っているのではないかと自負しております。これから金管古楽器を始めてみたい方やもう既に取り組んでいらっしゃる方の参考になるのではないかと思い、無料で公開しています。閲覧するときの参考になればと分野ごとのタグをつけていますので、以下のリンクからそれぞれの記事にアクセスしてみてください。

ナチュラルトランペットとは

ナチュラルトランペット/バロックトランペットに関する記事

ナチュラル/バロックトランペットのCDディスコグラフィー

コルネットに関する記事

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2026/03/16

コルネット製作動画(Christoph Schuler氏)

久しぶりにコルネットの話題です。

YouTubeにコルネット製作過程を詳細に記録した動画がありました。

Zink - wie das Instrument gebaut wird (ツィンクー楽器の制作過程)

ここでは通常のコルネットとテナー・コルネット、それにミュート・コルネットの製作具合を見ることができます。
動画はドイツ語ですが、言葉が分からなくても大体の流れは見ながら理解することはできます。

下記は動画についているコメントをAI和訳したものです。

ルツェルン・クリーンスにある「楽器の家」は、手作りの楽器製作という無形文化遺産に焦点を当てています。その基盤となっているのが約900点に及ぶ既存の楽器コレクションです。「楽器の家」が催行するガイドツアーでは、来場者は音を生み出す楽器の魅惑的な世界に浸ることができます。
幅広い層への啓発活動が、私たちの活動の基本となっています。物事を知ることによって初めて、そこから喜びを見出すことができるのです。楽器製作の記録を残すことは、知識と知恵を継承するための重要な一歩でもあります。
木管楽器製作者であるChristoph Schulerが、3種の異なるコルネット(コルネット、テナー・コルネット・ニュート・コルネット)を製作する模様を、ルツェルン音楽大学の学生、Valentin LuppとRaúl Sabioteの2名がスマホのカメラで記録しました。その印象的な映像作品がこちらです。



僕が持っているミュート・コルネットもシューラー氏制作によるものです。
なお、クリストフ・シューラーのHPはこちら


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2025/12/02

ナチュラルトランペットのアーティキュレーション(その1)

アーティキュレーションについて

音楽の世界でアーティキュレーションという言葉はよく使われるが、そもそもどういう意味か?

辞書(英辞郎)を引くと、語幹の articulate は

  1. 発話できる、話す能力がある
  2. 〔言葉が〕はっきり発音された、歯切れが良い
  3. 〔意味や内容が〕はっきりと伝わる、明瞭な
    ・He talks a lot, but he's not very articulate. : 彼はよくしゃべるが、あまり理路整然としていません。
  4. 〔人が〕はきはきと話す、雄弁な
    ・To work in sales, you have to be friendly and articulate. : 営業の仕事をするには、親しみやすく、明瞭に話す必要があります。
  5. 《動物》関節がある、関節接合の

とあり、音楽の場合、上記の2と3の意味、すなわち音と音とがはっきりと区別されている、ということになろう。

クラシック音楽のモダン演奏だと、音価が均等であることが重視されるので、金管楽器であれば、シングル、ダブル、トリプルのタンギングを明瞭に使いこなせることで達成できる。

ところが、バロック音楽の場合、そもそも器楽演奏においても歌唱がモデルとなっているので、如何にフレーズを語ることができるか、すなわち音のキャラクターをその場面に応じて使い分ける必要がある。そのためには均一ではなく多様なアーティキュレーションが使いこなせることが重要となってくるのだ。

そのためか、バロック時代のトランペット(およびコルネット)の教本には、必ずと言っていいほど最初にこの発音(シラブル)についての章が置かれている。

Fantini
 G.Fantini/ Mode per imparare a sonata di tromba (1638)より

これから分かる通り、一つのフレーズに対して複数のシラブルがあり得る、つまり場合に応じて使い分けすることが要請されていたようだ。

最初の2小節であれば、(無理やり)カタカナで表記すると

  レラレラリル/リー
  ティリティリティリ/ディー
  テゲテゲテゲ/ディー

の3つが提示されている。

もちろん、このように楽器で発音することは不可能なので、口の中でこのように発音することで、楽器から出てくるアーティキュレーションを微妙に変化させるということなのだと考えられる。

(以下次の項に続く)

 

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2025/12/01

演奏会のお知らせ「中村孝志 これしかない リターン」2026/1/31

「これしかない」コンサート、帰ってきました!

「これしかない」は、バロック時代の有名なものからあまり知られていないものまで、トランペットを含む室内音楽を世の中に紹介しようという意図で2009年から私が手作りで散発的に開催してきたコンサートです。
今までに5回を重ね、2016年1月に「これしかないファイナル」を大々的に開催したあと、そのタイトルからも分かるように自分のリサイタルはもう打ち止めにしようと思っていました。しかし、最近まだやり残したことがあるなあと気持ちが変化し、気合を入れ直してもう一回コンサートを開くことにしました。

日時は2026年1月31日(土)午後2時から。場所は西荻窪駅から徒歩10分の本郷教会です。その他詳細は添付のチラシの通りです。いつものように共演メンバーはとても豪華ですし、ナチュラルトランペットの曲はもちろんのこと、それ以外の曲もお楽しみいただけるプログラムとなっています。特にブランデンブルク協奏曲第5番は(メンバーからは2番じゃないの?と突っ込まれましたが)聴き物です。お代は聴いてのお帰りに。みなさんお誘い合わせの上、どうぞご来場ください。

20251026

チラシの右下に予約申込用のQRコードがあります。
拡大するとこれ ↓
Qrcodeimage

このQRコードから一度に2名様まで予約することができます。
チケットは発行致しません。

多数の皆さまのご来場をお待ちしております。

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2025/11/29

僕のバッハ演奏記録 vol.8(レフトオーバー)

バッハの作品のうちトランペットを含む曲は、種類別に数えると以下の通り。
(カッコ内の数字は自分が演奏したことのある曲数)

教会カンタータ:56(50)
世俗カンタータ:7(0)
オラトリオやミサ曲:7(6)
器楽曲:4(1)
合計:74(57)

バッハを教会で演奏することが多い関係から、教会カンタータとオラトリオ/ミサ曲についてはカバー率が高い。

未踏破の曲は、具体的には教会カンタータでBWV20, 46, 50, 80, 190, 197の6曲、オラトリオではBWV237のSanctusが残っている。
自分のラッパ人生の残りも短くなってきているが、これらをコンプリートする日が果たして来るのだろうか。世俗カンタータは厳しいかな。ただ、確実に言えるのはBWV1047のブランデンブルク協奏曲第2番については今後も人前で演奏することはなかろうから完全コンプリートは期待し難いってことだ。

(おまけ)
とはいえ、ブランデンには一度トライしたことがある。
世にも珍しい3度下げのブランデンブルク協奏曲第2番 in D の穴なしナチュラルでの演奏がこちら(お聴き苦しいところが多々ありますがご勘弁を)

BWV1047-1
BWV1047-2
BWV1047-3

いずれも2011年1月、「中村孝志これしかない vol.3」にて(リハーサル)
使用楽器: natural trumpet by Markus Raquet
マウスビース: MZ3 by Egger

僕のバッハ演奏記録、とりあえず以上でシリーズ終了ということにします。

 

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2025/11/28

僕のバッハ演奏記録 vol.7(マイ・フェイバリット・バッハ その2)

お気に入りの曲の続き。

教会カンタータ以外から選ぶとすれば、このシリーズの1回目にも取り上げたが、やはりロ短調ミサ曲が筆頭にくる。

12曲(繰り返しがあるので実質は10曲)のうち、曲として好きなのは No.18 の Et resurrexit だ。

BWV232-18 (2012年11月 ターフェルムジーク鎌倉)

曲の終盤、ラッパ2本で長々とメリスマが続くフレーズの最後に終止する部分の Hi D が決まると最高に気持ちが良い(録音の3'20"あたり)。
23218

そしてステージ演奏する立場からすると、ロ短調ミサが大団円となる Dona nobis pacem および Agnus Dei の手前に置かれている No.23 の Osanna in excelsis は、曲そのものというよりも、ロ短調ミサという大曲の着地が見えてくるのでスタミナを気にせず自分を解放することができて好きな部分(かつ Benedictus を挟んでリターンマッチができるのも良い)だ。ルンルン気分で吹くことが多い。

BWV232-23 (2011年9月 MAT & 中央大学混声合唱団)

使用楽器: 4hole Long type Baroque trumpet by Egger

それから、好きと言えば、なんと言ってもクリスマスオラトリオ BWV248 の第1曲目。
いよいよクリスマスだという喜びの溢れた曲調に、演奏する側もワクワクするし、ティンパニの先導に続いてトランペットが1本ずつカノン形式で駆け上がっていくところもカッコいい。
譜面の右上のサインはJ=F Madeufさんにもらったもの(ラッパ奏者らしく吹き鳴らせ!って意味かな)

2481

BWV248-1 (2007年1月 シュッツ合唱団)

使用楽器:4hole Long type Baroque trumpet by Egger

 

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2025/11/27

僕のバッハ演奏記録 vol.6(マイ・フェイバリット・バッハ その1)

なんだかんだ難癖をつけてはいても、トランペット奏者としてはバッハの演奏機会が増えるのは嬉しいものだ。難しい曲なら「ようし、チャレンジしてやるぞ」と思うし、手慣れた曲では「今度はどういう風に工夫しようか」と考える。

そんな中、今回は自分が演奏者として最も好きなバッハの曲について語ってみたい。

数ある教会カンタータの中では、なんと言っても有名な第147番(終曲に「主よ、人の望みの喜びよ」が置かれている名曲)の第1曲目が僕のお気に入りだ。名曲だけにこれをコンサートに取り上げる団体も多いので、自分の演奏回数が多い曲の一つ。
冒頭からトランペットが旋律を吹き、オケのみんなを先導する役割を担っているところが萌えポイントなのに加えて、この曲が in C で書かれていて音域的にも無理がないので歌いやすいことも好きな点だ。

BWV147-1 (2007年6月 スプラアンサンブル)

2006年に残響たっぷりな東京カテドラル聖マリア大聖堂で演奏した動画がこちら
BWV147-1 (2006年3月 シュッツ合唱団)

同じカンタータの第9曲のバスのアリアも捨てがたい
BWV147-9 (同)
使用楽器:4hole long type Baroque trumpet by Egger(以上3曲)

ついでに同じカンタータから誰もが聴いたことのある曲
BWV147-6 (同)
僕が座って演奏しているし、合唱のソプラノと同じ旋律を吹いているので分かりづらいけど、この曲はスライド・トランペットを使用して演奏した。というのも、この合唱曲には自然倍音以外の音が多いからで、多分1723年の当時もスライドトランペットが使われたものと思われる。
使用楽器:Renaissance slide trumpet by Geert Jan van der Heide

教会カンタータの中では、第70番も好きな曲だ。
ラッパらしい戦闘を模したフレーズ(下記楽譜参照)が何度も繰り返し出てくる。それを他の楽器がフォローしているところが聴きどころだ。
701_20251127194701

BWV70-1 (2008年5月 スプラアンサンブル)
使用楽器:4hole long type Baroque trumpet by Egger

ところでこの冒頭の1小節に出てくるフレーズ、この4分ほどの間にトランペットで何度繰り返されているだろうか?

正解は14回。

バッハに詳しい人はご存知だと思うが、この14という数字はバッハにとって特別な意味を持っている。以下は淡野弓子先生の本からの引用。
「バッハは自分の名前をアルファベットの順序を数に置き換え、B(2)A(1)C(3)H(8)を全部足して14という数を自分の数とし、さまざまな場所でサイン代わりに使ったことはよく知られています。」(バッハの秘密 平凡社新書 P73)
こんな巧みな仕掛けを組み込んでいて、かつ音楽的にも隙のない完璧な曲を作り上げているのがバッハのすごいところだ。

この項、ちょっと長くなったので続きは次回。

 

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2025/11/26

僕のバッハ演奏記録 vol.5(バッハの無茶振り)

バッハがナチュラルトランペット奏者にとって難しい理由には、音が高いとか細かい音符や跳躍があることなどに加えて、本来ナチュラルトランペットでは出せない音を要求していることがある。

本来ナチュラルトランペットで出せる音というのは、いわゆる自然倍音(Natural harmonics)で、次の音に限定される。

Ex-2-natural-harmonic-series

しかも、これらの音の中は平均律とは音程が大きく乖離しているものがある。
(図表のーと+で表示)

そうした事情をバッハは十分に熟知した上でラッパ奏者たちに無理難題をふっかけてくるのだ。

典型的な曲がカンタータの第77番のアルトのアリア。ラッパの譜面はこうなっている。

775

先ほどの自然倍音の表と比べてみると、まず出だしから低めになってしまうラの音で始まり、2小節目には自然倍音にないドのシャープが出てくる(しかもこの音は頻発する)。他にもミのフラットとかソのシャープなどの自然倍音外の音に加え、高めになるファの音もフラットとシャープを吹き分けなければならない。
これらの作業は、楽器に頼ることはできず、自分の体(体内のレゾナンスや唇の調整)で行うしかなく、これがなかなか大変なのだ。

ちょっと恥ずかしい演奏になるが、穴なしのナチュラルトランペットで演奏するとどうなるか、ちょっと録音してみた。

BWV77-5 (2025年11月 ナチュラルトランペットでの演奏ー冒頭のみ)
使用楽器: Natural trumpet by Markus Raquet
マウスピース: MZ2 by Egger

演奏会では補正孔付きの楽器で演奏するしかないが、それでもなかなかの不安定さだ。

BWV77-5 (2010年4月 バッハ・カンタータ・アンサンブル)
使用楽器: 4hole Long type Baroque trumpet by Egger
マウスピース:BL3 by Egger

ただし、バッハがこのような曲を作ったのには理由がある。
というのも、このアリアが歌っている内容に深く関わっているのだ。

アリアの歌詞は次のようになっている。

Ach, es bleibt in meiner Liebe
ああ、私の愛には
Lauter Unvolkommenheit!
真の欠点が残っている!
Hab ich oftmals gleich den Willen,
神が仰った御心を行おうと
Was Gott saget, zu erfüllen,
何度も試みるたびにその都度
Fehlt mir's doch an Möglichkeit.
私には不可能だということを思い知らされる

そう!
如何に不安定で不完全で不可能なのかの象徴として、バッハはトランペットに苦行を強いたのではないかと思われるのだ。

付記:実際1723年8月に初演された際には、ライヒャはTromba da Tirarsi(スライドトランペット)を使用したと考えられるので、音程の調節はなされたのであろうが、それにしてもこの曲の特異性は際立っている。

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2025/11/25

僕のバッハ演奏記録 vol.4(修行の場所)

僕にとって淡野親子が主宰する本郷教会でのバッハ・カンタータ演奏は、修行の場というのが相応しい感じがしている。

先に取り上げたクリスマスオラトリオもそうだが、様々な曲の演奏機会を提供してもらっていることに加えて、自分がチャレンジしたいことに寛容であること、特に穴なしのナチュラルトランペットでの演奏への挑戦などを前向きに受け止めてくれていることがとてもありがたい。

リハーサルの時には、曲の難易度やピッチなどによって、穴あり、穴なし、場合によってはモダン楽器など複数のタイプの楽器で試してみるのだが、往々にして指揮者も共演のオケメンバーや合唱の人からも「やっぱり穴なしの楽器がいいんじゃないの」と後押しをしてくれることが多い。その分自分にとっては負荷が大きくなるのだけれど、やり甲斐は大きくなるし、またそう言ってくれる場はなかなか他にはない。
淡野弓子先生からは「ナチュラル・トランペットの音は『すーっ』って音が通るのよね」と仰ってくださって、チャレンジした身としてはとてもありがたいお褒めの言葉をいただいたのだった。

その修行の場の一例を聞いてください。
曲はカンタータ第110番からバスのアリア

BWV110-6 (2007年12月 シュッツ合唱団)

使用楽器:natural trumpet by Markus Raquet 

 

参考までに、同じ曲を穴ありのバロックトランペットで演奏したのがこちら

BWV110-6 (2008年12月 ターフェルムジーク鎌倉)

使用楽器: 4hole long type baroque trumpet by Egger

 

ついでに一つ穴のバロックトランペットでの演奏の動画も記録としてリンクしておこう

BWV110-6 (2011年1月 中村孝志これしかないvol.3)

使用楽器: 1hole baroque trumpet by Geet Jan van der Heide
マウスピース: MZ3 by Egger
演奏の出来はともかくとして、第11倍音(ファ)と第13倍音(ラ)の音程が補正される効果は大きい

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2025/11/23

僕のバッハ演奏記録 vol.3(チャレンジ)

以前 J .S.Bach トランペット難易度別分類 をアップしたが、バッハの曲は総じて難易度が高い。

いろんな団体のコンサートに参加していると、否が応でも困難な曲にもチャレンジしなくてはならない場面に遭遇する。

自分的に一段練習の量を増やして臨んだ曲がクリスマスオラトリオとカンタータ第66番だった。

クリスマスオラトリオBWV248は第1部こそ楽しくて何度でも演奏したい曲の一つなのだが、問題は第6部で、終曲(No.64)はまるでトランペットコンチェルトのように1stトランペットにスポットライトが当たる曲が配置してあり、度重なる高音への跳躍、スタミナ(最終音はHi D)など、聞く分には最高にカッコいい曲なのだが、演奏者にとっては地獄のような曲なのだ。しかもこれに先立つ第6部の1曲目(No.54)も長くてスタミナを削られる曲なので、それも奏者にとっては難しさに輪をかける一因となっている。終わりよければ全て良し、とするためには相当の努力を必要とする(少なくとも僕にとっては)。

カンタータの第66番の1曲目は、10分くらいの比較的長い合唱曲なのだが、この曲にはD管のトランペットが1本起用されており、32部音符が羅列する早いパッセージや、何度も出てくる高音のhi D(最高音はhi E)など、鮮やかに演奏する必要があって難易度が高い(下記譜面参照)。
66

ではこの2つの曲への僕のチャレンジを聴いてみてください。

BWV248-第6部抜粋(2005年12月 シュッツ合唱団) 

BWV66-1(2006年5月 ターフェルムジーク鎌倉)

使用楽器: 4hole long type Baroque trumpet by Egger
マウスピース: SI7 by Egger

自分としては相当頑張ったつもり。

 

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2025/11/22

僕のバッハ演奏記録 vol.2(初めてのバッハ)

手元の記録をみると、自分が初めて演奏したバッハの曲は、ブラスアンサンブルでの編曲ものを別にすると、カンタータの51番だった。
時は1995年8月、誰からの依頼だったかは忘れたけれど、バッハ協会合奏団が主催する所沢でのコンサートでソロを務めさせてもらった。
当時はまだ大編成のオーケストラとブラスアンサンブルばかりやっていたので、バッハのカンタータなんて無縁の世界で、とりあえずモダンの楽器で何とか凌いだ(何管を使ったのかすら覚えていないし、音源も残っていない)。

それと前後してピリオド楽器に開眼しコルネットに専念するが、1997年にバロックトランペットを入手、CDを頼りにバロックトランペットを独学で練習、ただし最初の数年は演奏会ではモーツァルトのレクイエムやオペラで使うくらいで、ヘンデルのメサイアがようやく演奏できるくらい。バッハのカンタータやオラトリオの珠玉の名曲の森はまだまだという状態だった。

タイミングというのは不思議なもので、だんだん何とか吹けるようになったかなと思われる頃合いに、2つのお誘いをいただいた。一つは音楽仲間からの紹介で、鎌倉でこれからシリーズでバッハのカンタータを取り上げる団体がトランペット奏者を探していると(ターフェルムジーク鎌倉)。もう一つは、それまでコルネットで参加させていただいたシュッツ合唱団が、西荻の本郷教会で継続的に開催されている「賛美と祈りの夕べ」で今後バッハに取り組むので参加しませんかと主宰の淡野弓子先生からお誘いをいただいた。鎌倉の初回は2003年6月8日、曲はバッハがライプチッヒのトーマス教会カントルに就任してまもなく作曲したカンタータの75番と76番。西荻は1週間後の6月14日、曲は同じくカンタータの76番。

この2つのコンサートが僕にとって記念すべきバロックトランペットでのバッハ演奏の始まりだ。

音源が残っているので、恥ずかしながら記録として添付しておこう。

BWV75、12曲目バスのアリア(2003年6月 ターフェルムジーク鎌倉、なぜかファイルが2つに分かれてしまっています)
前半 後半

BWV76、1曲目の合唱曲(2003年6月 ターフェルムジーク鎌倉)
BWV76-1

オケもそうだが、アーティキュレーションがもろにモダンのスタイルでバロック奏法に慣れていないのが歴然。

BWV76、5曲目のバスのアリア(2003年6月 シュッツ合唱団)
BWV76-5

使用楽器:4hole Long type Barock Trumpet by Stephen Keavy



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2025/11/21

僕のバッハ演奏記録 vol.1(ロ短調ミサ曲)

自分がバッハの曲の中で一番多く演奏したのはなんと言ってもロ短調ミサ曲BWV232だ。

数年前、JFマドゥフ氏に「僕の楽譜に何か書いてください」とお願いしたら次のようなメッセージをもらった。

2321_20251128145901

確かに!、ロ短調ミサ曲を演奏するのは楽しい。
そして納得いく演奏をするにはしかるべき練習に加えてある程度の運も必要。

かつて自分が一番楽しめたロ短調ミサ曲の音源を貼り付けておこう。
曲の最後のコードがオケと一体となって決まると気持ちがいいもんだ。

 4. Gloria

 5. Et in terra pax

12. Cum Sancto Spiritu

14. Patrem omnipotentem

18. Et resurrexit

21. Et expecto

22. Sanctus

23. Osanna in excelsis

27.Dona nobis pacem

ちなみにこれは16年前の演奏(2009年2月 MAT & 磐田バッハ合唱団)。
やっぱり自分の音も若いし元気があるわ。


使用楽器:4hole Long type Baroque Trumpet by Egger
マウスピース: SI7 by Egger

 

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2025/11/17

自作 Natural trumpet の修復

2015年にドイツで作ったハインラインのトランペット。
音色は気に入っているものの、実は製作中の段階で、滑らかにベルを広げることができず、細かな凸凹が出来て残念な仕上がりになっていた。
それがずっと気になっていたので、今回大久保の石森に行って修復をお願いすることとした。ついでに2本のヤードがカーブしているのも真っ直ぐにしてもらうことに。

そして仕上がったのがこちら。完全に滑らかになったというわけではないが、ほぼ気にならなくなった。石森さん、さすが。

Img_0253 Img_0252

紐も新しいのに巻き替え

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見栄えもなかなか良くなった。
さらに愛着が湧いて、今はウォームアップにはもっぱらこの楽器を使っている。
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2025/11/14

ナチュラルトランペット製作のビデオ

2016年にドイツのシュベリーンで開催されたナチュラルトランペット製作のワークショップへ参加したことはこのブログにも書きました。

家のCDラックを整理していたら、その時の映像を記録したDVDが出てきたので、YouTubeにアップしました。ご興味あればご覧ください。
5日間のワークショップの模様がそれぞれ別になっています。

1日目
2本のヤード(直管)とベルの作成

2日目
ベルの成形

3日目
ボウ(曲管)とガーランドの作成

4日目
フェルル(ジョイント部)やボールなどパーツの製作及びアセンブリ

最終日
ビッツやクルークの製作。出来上がった楽器でアンサンブルを楽しむ

 

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2025/11/12

何者にもなれなかった想い

今年前半のNHK朝ドラ「あんぱん」で、中年にさしかかった主人公ののぶが「結局私は何者にもなれなかった」と懐古する場面があり、多くの視聴者の共感を呼んだということがあった。演者の今田美桜もインタビューで最も印象に残ったシーンだと語っていた。

自分ももう60代の終わりにさしかかり、60で現役引退して以降、「何者にもなれなかった」という気持ちは徐々に大きくなっているような気がする。別に若い時から野望があってそれが叶わなかったとかいうことではないのだけれど、ターゲットがあろうがなかろうが「もっと別の自分になれたのでは」という思いを拭い去るのは困難なのだ。「今の自分」という者にしかなれなかった、あるいはポジティブに「今の自分」になれた、と思うしかない。そもそも「何者」の定義がないのだから。

その定義は人に決めてもらうべきものでもなく、かといって自分で線引きをするのもどうなんだろうと思われる。とりあえず一番良くないのは人と比較することだということははっきりしている。グジグジ言わずに今の自分を受け入れ、健康に感謝する、結論はこれかな。

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2025/08/15

近況報告(病気のこと)


今年の春、いつも高血圧の薬を処方してもらうために通っているクリニックで、前々から時々右下腹部がシクシクするという悩みを聞いてもらっていたところ、「それでは一度CTスキャンでも撮りましょうか」ということになった。幸いその部分にはなんの問題も見つからなかったものの、膵臓になにやら思わしくない影が見られると。念の為ちゃんと検査した方がよかろうと都内の大病院を紹介してもらった。
5月からその病院で検査が始まり、MRIやPET CT検査、腹腔鏡検査など徹底的な検査を受けた結果、一般的な膵臓の腺癌ステージ1、切除手術可能との診断。膵臓癌と言えば最も厄介な癌だ。その後は術前の抗がん剤投与期間を経て、7月末にがん摘出手術を受ける段取りとなった。とりあえず身内の者と勤め先には事情を告げて、目先の予定は全てキャンセル(幸いリタイア後の身には大した用事は入ってない)し、7月末に入院し手術を受けることとなった。がんそのものは1cm四方未満と小さいものの、その発生位置が膵頭部にあるため、十二指腸、胆嚢(これは以前の胆結石手術で摘出済み)及び胆管の全摘出に加え、胃の一部も切除してあちこち縫合再建するという複雑な手術で、3人の医師で6時間かかるという大掛かりなものだった。
幸い手術は無事終了して、その後膵液の漏れや合併症観察のため現在も入院療養中という状況だ。あと一二週間はここにいる必要があるかもしれないが、着実に回復しているという実感はある。先週あたりからは体も楽になってきて、時間を持て余し気味なので、家からリュートを取り寄せて時間を見つけては練習に励んでいるところだ。
さて、その入院生活の最中、古典クラリネット奏者で指揮者の坂本徹氏の訃報が届いた。坂本さんには2002年の国分寺チェンバーオケの第九公演で初めてお世話になり、それ以来2004年の東京初のアマチュアのピリオドオケであるオーケストラ・オン・ピリオド東京(OPT)の立ち上げ、ブロ主体の2006年のモーツァルト・アカデミー・トウキョウ(MAT)の旗揚げ公演と、一貫して僕の演奏活動に深い関わりのあった人だ。MATのさまざまな公演(磐田バッハ合唱団や中大混声合唱団、つくば古典合唱団など)に参加させてもらったことも貴重な財産となった。その後2016年頃、MATでちょっとした揉め事があって以来、坂本氏とはずっと疎遠になったままだったが、彼が白血病を患い入退院を繰り返していることや、昨年の第九プロジェクトが流産したことも聞いていたので、今回の訃報は意外ではなかったものの、仲違いになったままの別れとなってしまったのは悔やまれるところだ。
このニュースに触発されたわけではないが、今回の病気も経て、やっぱり残された時間は前向きに有意義に過ごさなくてはという思いが強くなったと感じている。膵臓がんは発見が遅れがちで、各種のがんの中でも最も生存率が低い厄介な病気だ。僕の場合、たまたま初期段階で見つかったのが不幸中の幸いだったが、それでも5年後の生存率は50%だぞと肝に銘じている。そんなわけで、健康寿命が許すかぎりこれからも音楽を中心に置いた生活を続けて行きたいと思っているところだ。

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2025/06/15

ITGに僕の記事が掲載されました!

祝!

長年発表の場を探していた僕の文章がこのたび陽の目を浴びることになりました。

記事のタイトルは「ハイドンとフンメルのトランペット協奏曲:キイ・トランペットでの演奏から見た新たな視点」というもので、ITG(International Trumpet Guid) ジャーナル2025年6月号に掲載されています。

著作権の関係でここに全部を載せるわけにはいきませんが、ITGのサイトで見ることができます。
URLはこちら
https://trumpetguild.org/npp-journal-articles

ページの下の方にある記事タイトルをクリックすると記事全文が表示されますので、ご関心のある方はぜひご覧ください。

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2025/06/03

CDジャケット(イタリア四重奏団)

久しぶりに無味乾燥なCD Box Set 37枚組のジャケット装丁をしてみた。演奏が変わる訳ではないけど、こうすると愛着が湧いて「聴いてみようかな」という気になるから不思議。
ハイドンのひばりのアルバム(上から2段目の一番左)は僕が大学生の時にカルテットのレコードとしては初めて買ったLPだったなぁ。
Img_0223

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2025/05/01

60歳過ぎたら止めるべき9つのこと

9 things to stop doing after 60
定年後についての書籍や動画は数多いけれど、今日見た海外のは毛色が違っててちょっと考えさせられたので備忘録ということで引用。
1) stop saving out of fear
 不安だからという理由で貯蓄しているのをやめる
2) stop spending on what doesn’t bring you joy
 ときめかないものへお金を使うことをやめる
3) stop trading time for money unless it still brings you meaning
 ただ稼ぐためだけに時間を使うのをやめる(楽しければ別)
4) stop putting off experiences
 やりたいことを先延ばしにするのをやめる
5) stop neglecting your health
 健康について気にしないのをやめる
6) stop worrying about what others think
 他人の目を気にするのをやめる
7) stop watching the doom and gloom (at least not everyday)
 悲観的なニュースばかり見るのをやめる(でも知っておくことは大事)
😎 stop ignoring your financial plan and stop obsessing over it
 資産状況はちゃんと把握しておくけどそれに執着しない
9) stop living like you have forever.
 なんでも永遠だとは思わないで生きる
3、4、7 あたり耳が痛い。

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2024/01/01

ウィリアムのインタヴュー

久しぶりにヒストリック・ブラス・ソサエティーのウェブサイトを覗いたら、コルネット奏者のウィリアム・ドンゴワのインタヴューが載っていた。昨年の10月、NYでの取材。

 

即興(インプロヴィゼーション)について、自分の経歴について、ヨーロッパ、アメリカの現状についてなどが語られている。

 

読んでいるうちにウィリアムと差しで話しているような気分になった。彼本人はこんな流暢な英語をしゃべるわけじゃないと思うんだけど、これはインタヴュアーと編集者の力かな、読みやすかった。

 

どうでもいいことだけど、僕らがその年の1月にヴェスプロのレコーディングをやったときと同じTシャツ着てるやん。(このブログの2005年1月20日の写真がその証拠)

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2023/09/09

東海道を歩く XXI(関から水口まで)

今日と明日、また高校同期の友人二人と3人で東海道五十三次を歩く。
すでに江戸から420km、今日は三重県の関宿からスタート。京都三条大橋がかなり近づいてきた。それにしても9月と言うのにまだまだ暑い。

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2023/07/25

高音攻略法

今日「ラッパでバテない方法」というのをYouTubeで見てると「疲れてきたらアンブシュアの位置が変化してる」というのがあった。

それにヒントを得たわけではないが、楽に高音を出し続ける方策として「意識してApertureを広めに維持する」というのをやってみたところ、それなりの効果があるようだ。これでどの程度バテ具合が変わるのか(換言すれば、どれくらい当初Apertureを維持できるのか)トライしてみたい。

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2023/01/27

スマホの引越し

スマホ(Androidの格安携帯)。壊れたわけではないし、バッテリーの保ちが悪かったわけでもないが、アプリの立ち上がりが少しもたもたしてきた。早めに替えた方がいいかと思い、調べてみたら意外と安かった。機種変更して設定を1からやり直したら、とってもスッキリして快適になった。

駅近で広めの新築物件に引越しをした感じ。悪くないね。

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2023/01/08

東海道を歩く XX(亀山から関まで)

亀山のホテルに泊まって英気を養った分、今日はコンディションがいいはずなのだが、今日はいささか状況が異なる。
やっぱりコロナで家にこもっていた期間が長くて(それでなくても経年で)体力が衰えているのが明らか。
前日の疲れも完全に取れたとは言えず、今日は短めの距離にしておくしかない。

それに加えて、これからのルートは鈴鹿峠越えを含むので、距離と交通の便を考慮に入れて慎重に計画しなくてはいけない。
というわけで、今日は直線距離7km弱の次の宿、関までということになった。

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まずは亀山宿のど真ん中、本陣あたりから出発。
亀山は亀山城の城下町として栄えた。城は高台にあり、旧東海道も今のJR関西本線が通っている鈴鹿川沿いよりも一段高いところがルートになっている。本来はこちらがメインストリートなんだろうが、ホテルや大きめのビルなどは下の駅に近いところに集まっており、商店街のアーケードが続いている割には賑やかさから取り残されたようにひっそりとしていた。
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マンホールに描かれているのは、亀山城の多聞櫓だろう。

この亀山から関につながる街道はいかにも旧東海道という趣があって良かった。三島や由比と並んで街道屈指ではなかろうか。

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写真左は野村の一里塚(105番目)は当時から現存するもの。右は布氣皇舘太(ふけこうたつだい)神社への参道。

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この景色は広重の時とさほど変わりはないように思われる。

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関宿の入り口に着いた。

この宿場町は見応えがありそうだけど、ゆっくりの見学は次回にして、JR関西本線の関から名古屋経由で帰ることにした。

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今日の踏破距離は今までで最短かも。
それでも結構疲れた。次回は体力をつけて臨まなければなるまい。

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2023/01/07

東海道を歩く XIX(石薬師から亀山まで)

前回の五十三次ウォーキングは新型コロナウイルス感染拡大直前の2020年1月だったので、ちょうど3年ぶりの再開ということになる。
僕の記録(このブログ)では四日市あすなろう線の泊駅で終えたことになっていたのだが、後の二人が次の駅である追分だったと主張し、多数決で追分駅まで電車で行ってそこからスタートすることとした(のちに泊駅だったことが判明)。

スタート地点の追分は、宿場で言えば 四日市と石薬師の中間地点だ。

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自宅(東京)の最寄駅を6時台に出て三重県の追分駅に10:14に到着。距離は414km、時速119km、全く現代文明はすごい。
そしてここからは時速4kmくらいののんびり旅。

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あすなろう線は内部駅が終点、ここからは鉄道からは離れて国道1号に沿った道をしばらく歩くことになる。

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途中にあった急坂(杖衡坂)、ここはまだ四日市市だ。

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国道1号を歩く。あまり面白くない道だがしょうがない。

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この先、途中に飲食店があるかどうか確信が持てないので早めに国道沿いのインドレストランで昼食を取ることにした。
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しばらく国道を歩くと鈴鹿市に入り、程なく石薬師の宿場に着いた。

ここは万葉集研究で知られる明治の歌人、佐々木信綱の生家があるところで、道の両側にたくさん歌碑が並んでいた。

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石薬師の本陣とその先にあった一里塚。東海道にある一里塚124のうち、日本橋から数えて102番目くらい。

次の宿場は広重の浮世絵の中でも有名な庄野宿だ。
浮世絵では横殴りの雨だが、今日はいい天気で冬にしてはウォーキングにちょうどいいくらい。早足だと少し汗ばむかも。
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庄野は宿場としては規模が小さかったようだ。宿屋も少なかったらしい。

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資料館の中に立派な高札(こうさつ、法令が書かれた看板)があった。資料館の人の話によると現存する高札の中では最も大きいものだそうだ。

石薬師から次の亀山まで(さらにその先の関までも)は旧街道がそのまま残っていて、少しうねりながらいかにも東海道らしい佇まいを残している。それに街道の両側に民家が途切れないところも今までとは少し違っている。が、ただ相変わらず(この辺りも車社会なのか)道で出会う人は少ない。

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亀山に着いたところで今日はおしまい。歩行距離は22km。
JR亀山駅近くのホテルにチェックインし、ビールと鍋焼きうどんで疲れを癒す。

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