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Once a trumpeterのページへようこそ。

ナチュラルトランペットやコルネットなど金管古楽器の話題が大半ですが、たまにそれ以外のことも思いつくままに記事にしています。

以下の話題については目次がありますので関心のある方はご活用ください。

 

 ・ナチュラル/バロックトランペットに関する記事

 ・ナチュラル/バロックトランペットのCDレビュー

 

どうぞゆっくりご覧ください。

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Welcome!  Once a trumpeter, always a trumpeter.

Please click the following links to the Index pages for CD discography. (discography for cornetto CD has closed.)

  - Natural Trumpet / Baroque Trumpet CD review

 

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2023/01/27

スマホの引越し

スマホ(Androidの格安携帯)。壊れたわけではないし、バッテリーの保ちが悪かったわけでもないが、アプリの立ち上がりが少しもたもたしてきた。早めに替えた方がいいかと思い、調べてみたら意外と安かった。機種変更して設定を1からやり直したら、とってもスッキリして快適になった。

駅近で広めの新築物件に引越しをした感じ。悪くないね。

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2022/12/30

2022年の私的出来事

今年、自分にとって大きな出来事はなんだったろうかと振り返ってみた。

心情的に自分にとってインパクトの大きかった順に並べると、

1. バロックヴァイオリンを作った。
  昨年の12月から始めて7月に完成。富士見ヶ丘の工房に通ったのは40回を超えた。

2. ヴァイオリンのレッスンに通った。
  ヴァイオリンを作るだけではもったいないと思い、趣味として少しは弾けた方がいいかなと、4月から都立大学駅近くのヴァイオリン教室に通う。篠崎の教本第2巻の途中まで進んだところでヴァイオリンが完成、レンタルしていたモダンの楽器を返却するタイミングで教室自体は退会してしまったけれど。

3. 翻訳の仕事頑張った。
  月に平均すると70時間くらいは翻訳していた。コンスタントに仕事をいただけるのがありがたい。

4. 2ndに降りる。
  前の年に請け負っていた12月のクリスマス・オラトリオの演奏会。今までバロックトランペットを始めてから、ずっと1番を吹いていた(初体験のロ短調ミサの時は例外)が、自宅でさらっていてこれは体力的に無理だと判断し(今年前半の演奏の出来も不満足だったため)、1stを別の方にお願いし、自分は2ndに降りた。ずっと重圧に感じていたので、これが精神的にも良かったし、本番の出来も満足できるものだった。今後は無理せず演奏活動するのがいいなと思った演奏会だった。

5. 新型コロナウイルスに感染した。
  11月初旬に感染(第7波?)。ワクチンも4回打っていたし症状は軽くて助かった。

こんなところだろうか。

コロナの影響もあり、今年は5月にTGTの軽井沢合宿に参加した以外は全く東京を離れることもなかった。来年は遠出が増えそう(北も南も)なので楽しみ。


  

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2022/12/18

画期的な福音


この間ファミレスでゆるゆると本を読みながら、ふとこんなことを考えていた。

あると当たり前になってそのありがたみに気がつかなくなってしまうものだが、自分の人生で最も画期的だったことの一つに、数年前に受けた白内障の手術があるのではなかろうかと思った。何しろ小学校の低学年の時から視力は0.2以下。人生のほとんどの期間を0.01で過ごしてきて、メガネやコンタクトレンズが手放せない生活だった。

視力を回復させようと思って眼科医にレーシックの相談に行ったら、メガネ以上に視力を出すことができない(運転免許取得の0.7ギリギリ)と言われ、がっかりしていたら、「白内障も少しあるようだし、白内障手術なら視力回復できますよ」とのこと。
勧められるままに手術を受け、しかも(今は無理になったようだが)複焦点も保険適用可能ということで、以来、メガネの類のお世話になることなく快適な生活を送ることができている。

何かが失われると、そのことにずっと心痛むのだが、何かを与えられても、ありがたみを感じるのは一瞬であとはすんなりと忘れてしまう。
例えそれが画期的なことであっても。

視力に限らず、自分が今持っているいろんなことに感謝をしつつ生きていったほうがいいのでは、とコーヒーを飲みつつぼんやり思ったことだった。

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2022/10/25

存在価値?

自分のブログのアクセス解析を見ると、「ナチュラルトランペットとは」と並んで「もう、し、こつ」への訪問回数が異様に多い。円債トレーダー初心者必見のページなのかしらん。意図はしてなかったけれど、まんざら捨てたものでもないね。

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2022/10/22

ダウランドの言葉

Chuse one Lesson thy self according to thy capacity, which give not over by looking over others, or straggling from one to another, till thou have got it reasonably perfect, and doe not only begin it by going through it to the end at first sight, but examine each part of it diligently, and stay upon any one point so long (though thou play it over a thousand times) till thou get it in some sort.--John Dowland, Varietie of Lute Lessons (1610)

ー 己の能力に応じて練習する曲を選んだら、それ以外の曲を探したり、次から次へと迷ったりせず、それなりに完璧になるまでやり続け、初見で最後まで曲を通して演奏することから始めるのではなく、その各部を熱心に調べて、問題箇所では時間をかけて(たとえ千回繰り返し練習することになったとしても)何らかの形でそれができるようになるまでやり続けなさい。ージョン・ダウランド

リュートを新調したので最近はリュートをさらい直していて、これがすこぶる楽しい。

以前も書いた通り、ロンドンのEMSから楽器を買った関係もあって、その店を通じてThe Lute Society の出版物とかHPを見てさらっている。

そのうちのあるLute曲集の冒頭に上に引用したジョン・ダウランドの文章があったのだが、それがまさに正鵠を得ていて、僕のような初心者にピッタリの戒めだな、と思ったものだった。

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2022/10/03

リュート・リニューアル

持っていたリュートを下売りに出して新しい楽器に交換することにした。

今までの楽器は15年ほど前にJN君から引き取ったPilonの8コースのルネサンスリュート。
それに7コース分だけ弦を張って使っていたもの。最近はちょっと弾くのもご無沙汰してた。

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どうせルネサンスものしか弾かないんだし、難しい曲も無理だからコンパクトな方がいいかなと思い、イギリスのEarly Music Shopの6コースを注文。

届いたのがこちら

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ソフトケースも付いていて、これは軽くてとてもいい(今まではハードケースだったので)

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前の楽器はすぐに売れたのだが、配送になぜか15日もかかってしまい、いまだに原因不明。イギリスの楽器は5日ほどで到着した。国内配送が海外配送の3倍も時間がかかるとは。

当初の思惑通り、6コースリュートは弾きやすくていいね。
この数日はLute SocietyのHPにあるビギナーズ・レッスンをゆっくり一つづつこなしているところ。
このレッスンはコメントをちゃんと読みながら練習するととっても勉強になる。いいものに巡り会えて良かった。

 

 

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2022/09/29

物欲

ぶつよく【物欲】ー金銭や品物に対する所有欲 (新明解国語辞典より)

サービスじゃなくて、モノ。何を手に入れると一番気持ちがワクワクするか。当然人によって違うだろう。

自分の場合を考えてみた。
・服ではない。
・時計のような装飾品でもない。
・車でもないね。
・家具はそれなりの見た目できちんと機能してればよし。
・家(不動産)は素敵なのが欲しいことは欲しいけど遠くて現実味なし。
・オーディオ機器やPC関連とかのガジェット - ちょっとワクワクする。
・CDやLP - 良く欲しくなるけど手に入れた途端気持ちが冷めてしまう。 
・楽譜 - 割とワクワクする(音にするのがね)
というわけで、やっばり自分の場合は楽器かなあ。

新しい楽器を手に入れるって楽しいよね。

 

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2022/09/05

CDの装丁

今日は手が空いていたので久しぶりに先日入手したBOXものの装丁をすることにした。

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最初から紙ジャケ、オリジナル図版よりも、こっちの方がコレクションを作る意味では楽しみがいがあるのかも。

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2022/05/16

PC切り替え

プライベート用にPCを使い出したのは1994年の12月だったと思う。最初はMacのPerforma(確かLC630)だった。デザインそのものも洒落ているが、MS DOSに慣れていた目にはディスプレイが新鮮で、最初に現れた「こんにちは」の文字にいたく感激し、年が改まったらその文字がちゃんと「明けましておめでとう」に変わったことに感動したりもした。Windowsよりずっと愛機っていう感じがする。以来仕事はWindowsだがプライベートはMac一辺倒。

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それから何台目かを経由して、今使っているPCはMacBook Pro。これは定年前に買ったもので、まだちゃんと作動はしているけれど、年数も経ったしもっと大きなディスプレイで作業をしたいという要求もあり、この度買い換えることにした。検討の末、新しい相棒はMac miniということになった。これに21.5インチのディスプレイを接続。さ、しばらくこれに頑張ってもらおうか。

 

 

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2021/04/12

記事が溜まってきた

ナチュラル/バロックトランペットCDのレビュー、久しく更新してなかったからだいぶ溜まってきている。
そろそろ手をつけないといけないかな。

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2020/11/11

"Embarrassment"

大統領選挙でなかなか敗北を認めないトランプ氏についてどう思うかと聞かれて、バイデン氏は

"I just think that it's an embarrassment, quite flankly."

と答えた。これ(embarrassment)を日本の日本の新聞(朝日、毎日、読売、日経)やNHKは一様に

「恥ずべきこと」

と報じているが、ちょっと誤訳じゃないだろうか。

Longmanで調べて見ると、

embarrassment = the feeling you have when you are emmbarrassed とあり、
embarrassed = feeling uncomfortable or nervous and worrying about what people think of you
となっている

ランダムハウス英和大辞典だと、

embarrassment: 1. 当惑、困惑、狼狽 2. 当惑させること 3. 当惑の種

となっていて、「恥ずべきこと」というニュアンスは含まれていないように思われる。

「困ったもんだ」「厄介だ」

というくらいの意味合いではなかろうか。

「恥」という漢字には反トランプの下心があるようにも感じとられるし、マスコミが揃ってそう報じていること自体が気持ち悪い。何かそういう打ち合わせでもあるのだろうか。

I was a little bit embarrassed about it.

 

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2020/09/20

アナログの魅力

最近ヴァイナル(LPレコード)に耳を傾けることが多いのだが、やっぱりアナログにはCDやハイレゾにはない魅力があると思う。
どこがどう、と言うふうに特定できないのだけれど、音を聴くまでの手間の多さがこちらの心構えに影響しているのではないだろうか。
何かいつのまにか失ったものを取り戻している気分にもなるのだ。

昨年度、アメリカではCDよりもレコードの売り上げの方が多くなったのだとか。なんか納得できる気がする。

 

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2020/07/27

うぬぼれ

落語の古今亭志ん生の語録に次の一節があった。

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 うめいとか、うまくねえとか他人(しと)のやってるのをきいて、そういうことを言うについちゃァ、別にモノサシがあるわけじゃァありませんが、まァ、他人の噺ィきいてみて、「こいつァ、俺よりまずいな」と思ったら、まず自分と同じくらいの芸ですよ。

 人間にゃ誰にだって多少のうぬぼれがありますからね。

 「俺と同じくれえかな」と思うときは、向こうのほうがちょいと上で、

 「こいつァ、俺より確かにうめえや」と感心した日にゃァ、そりゃァもう格段の開きがあるもんですよ。

=========

真理をついていて耳が痛い。

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2020/06/25

やれやれ

数年温めていた懸案事項をやっと片付けることができた。
目論見通りに進展できればいいのだけれど。

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2020/05/10

2周遅れ?

CDレシーバーを買い換えてからは音が格段に良くなったこともあっていろいろ聴き倒している。

CDも同一曲の聴き比べなどしていると今までラックに眠っていた盤が久しぶりに陽の目を見たりしているし、前の記事にも書いた通りインターネットラジオを始めBluetoothなどでいろんなソースにリモートアクセスできるのも楽しい。

で、そうやって遊んでいてうかつにも今日やっと気づいたのだが、Amazon musicやNAXOS Music Libraryは、iPadやiPhoneなどのデバイスからBluetoothで飛ばさなくても、Airplayなどで直接ストリーミングができるのだ。しかもその方法だとBluetooth接続のデバイスを変えるときの煩わしさもなければ、デバイスが受け取る雑音とか電波障害とかもなくなる。音質も文句なし。CDレシーバーのフロントパネルに演奏中の曲目も表示されるし、便利で快適なことこの上ない。

というわけで、NAXOSではクラシックの、Amazonではジャズやポップス系の、というふうにジャンルの棲み分けをして、聴きたい曲やアルバムのプレイリストを作っては聴いて楽しんでいるという次第。Amazonの方は既存のTPOに応じたプレイリストがあるからそれも重宝している。

この2つのサブスクリプションさえしていれば音源には困らない。悲しいかなCDコレクション。

タワレコオンラインを物色したり、ディスクユニオンに立ち寄ったり、という行為は今後不要のものとなってしまった(予約してたエベーヌQのベートーヴェンとアルバンベルクQの全集がもうすぐ配送されるけど、これで打ち止めだね)。

こういうサブスクの音楽生活って、今はもう常識なの?
単に自分がトラック2周分くらい遅れていたことに今まで気がついてなかっただけなのか?

(余談)
手元に持っているCDはNAXOSのプレイリストには入れないことにしている。ささやかな抵抗というか、意地を張っているというか、なんか悔しいじゃんね。

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2020/05/07

いいこともある

Facebookを見てたらフリーデマン・インマー氏が「オンラインレッスン始めます」って告知していて、うわっ、すごい時代になったなと思った。移動もせずに世界一流のプレーヤーのレッスンが受けられるなんて夢のような話で、ひと昔前の自分だったら飛びついただろう。今はそういう気概はないけれど。

こういうことがラッパの世界だけでなくいろんな分野で起こり始めているとしたら思わぬ恩恵だね。

(追記)
しかもそういうニュースを本人告知の24時間以内に手に入れられるってのもすごいな、と後から思った。

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2020/05/06

「超過死亡」

昔、相場のテクニカル分析に凝っていた時期があった。
その時に勉強していた本に「どんなに精緻なシステムを構築しても、投入するデータにごみが入っていたら出てくる結果もごみでしかない」という意味合いの文章があった。当たり前のことだが、モデルがワークするかの方に気をとられて肝腎の元データのチェックがおろそかになったりするのはよくあることだ。

このブログで度々引き合いに出しているCOVID-19の各国の数値、3/11から毎日せっせとつけていたけれど、そろそろやめることにした。もう大体の傾向はわかったということが主たる理由だけれど、それに加えてそもそもこの数字は正しいの?という疑問が拭えないことがあったからというのもある。感染者数についてはそもそも正確に把握できないだろうから参考程度と思ってはいたものの、それ以外の数値、例えば回復者の数についてもイギリスやオランダが極端に少なかったり、ブラジルで短期間にそんなに増えるわけないだろうという数字だったり。無論、ジョンズ・ホプキンス大の数字がおかしいわけではなく、その情報ソースとしている大元の報告の集計方法が違ったり信頼性のばらつきがあったりしているのだ。それはしょうがない。それでもさすがに死亡者数については誤謬が少ない(少なくとも先進国においては)のではないかと思っていた。

が、FTの記事によると、新コロナウイルスによる推定死亡者数は実際の報告より60%多いのではないかと。「超過死亡」という観点から割り出した数字で、これはかなり真実に迫っているのではないだろうか。

それで冒頭の本のことを思い出したというわけだ。ごみというのは言い過ぎにしても、別に精緻なシステムで研究をしているわけでもないしね。

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2020/05/05

COVID-19について(その6)

JSatoさんのNotesを引き続き拝見している。

米国では多くの死亡者が出ているが、4月末現在で米国在住の日本人の死者はたったの1名なんだそうだ。

JSatoさんが5/4付で引用しているたけぴさんのブログ
この人、ソフトウェアエンジニアが本職で医学や免疫学の専門家じゃないらしいけど、BCG仮説の検証がすごい。

これだけの社会的事件だからいろんな説が出回るのは当たり前だし、TVを筆頭に玉石混交の適当な話にさらされてしまうから、信頼できる筋(WHOやCDC、厚労省などの公的機関)の情報だけを信頼する姿勢が大事ということはわかっているつもりだ。だがマスコミ報道をみている限りBCG仮説はあまり取り上げられているようには思えない。

いわゆる専門家の方々ももうちょっと本腰を入れて検証したらどうなのかしらん。JSatoさんがコメントしている「製薬会社がBCGワクチンに興味がないのは利益マージンが低いから」というのが本当だとしたらとても残念なことだ。

(5月6日追記)
HLA仮説という別の意見があった。素人の悲しさ、これも信憑性がありそうに見えてしまう。

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2020/05/03

CDプレーヤー新調

リビングのステレオコンポのCDプレーヤーを買い換えた。
あ、最近はCDプレーヤーとは言わないようで、ネットワークCDレシーバーと言うらしい。メーカーはマランツ
ネットワークレシーバーと称するだけあって、インターネットラジオとかBluetoothを介しての受信とかCDをかけるだけではないいろんな機能が付いている。世界中のラジオ局の放送が聞けて楽しい。

以前のコンポはKenwoodのもの(これとてコスパはすごく良かった)に途中でスピーカーだけYamahaにアップグレードしてあったのだが、今回の組み合わせでハイレゾも聴ける体制となった。とは言っても音源はまだないし、あまりそこにこだわっていた訳でもない。

システムを替えてみて一番変わったのはピアノの音。生ピアノにグッと近づいた気がする。普段あまりピアノのCDは聴かないのだが、いろんなピアニストの音を聴き比べてはその美しさにうっとりしている。弦楽四重奏も悪くない。臨場感が変わって緊密なアンサンブルに引き込まれる。一方、フルオーケストラのCDになると、前よりは充実したものの解像度という点ではまだごちゃっとしているところがあって、やっぱり大スピーカーやハイエンドのシステムには敵わないのかなと思ってみたり。ま、そこまで金かけるつもりもないし、とりあえず今回の組み合わせで大満足ではある。

それにしても、コストパフォーマンスという観点からすると、このCDプレーヤーとスピーカー合わせても大した金額ではないのに、すごく立派な音がするもんだ。どうしても過去の経験と比べてしまうけれど、社会人なりたての数十年前、趣味としてオーディオを揃えるっていうのが当たり前に流行っていた時は、プリメインアンプにスピーカー、ターンテーブルとカートリッジ、チューナーとカセットデッキなど、一通り揃えるのにそれこそ初任給の何カ月分かを費やしたりしていた。加えて値の張る(嵩張りもする)LPレコードへの支出。無駄打ちはできなかったからレコ芸とかも読むし、時間があれば秋葉原の石丸電気に出かけて海外盤を漁るのがストレス解消でもあった。音源には餓えていたからFMfanなどの雑誌で番組表を調べながらどうやったらカセットテープ(もはや化石)に無駄なくエアチェック(死語)することができるか頭を悩ませたり。

時は過ぎて今や音源は劣化しないCDだし、それもかつての名盤がBOXセットであっと驚くような値段で手に入る(ネットで購入するから出かけることもなし)。それどころか、そもそも音源を手元に持たなくてもAmazon musicやNaxosライブラリーに月々定額を払えば一生かかっても聴ききれないほどの大量のコンテンツにアクセスできる。

こうやって比較すると、考えようによってはコレクターとしての楽しみの諸要素が奪われてしまっているのかも(つまり、探さない、所有しない、集めない、時間もかけないようになった)。真剣味が減ったぶん、聴き方も「鑑賞」から「消費」に変化してきてしまっている。便利になったことには間違いないのだが、それに比例して楽しみが増えたかというとそうでもないのが現実だ。

ともあれ、コロナ禍でStay Homeの日々、家でたっぷり音楽を楽しむ時間があることに感謝しよう。

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2020/04/22

COVID-19について(その5)

継続して数字を追っかけていると直近の傾向がわかってくる。
国によって収束過程にあるのか拡大過程にあるのかが一目瞭然だ。

僕が注目しているのは一貫して変わっておらず、快復者の比率とアクティブ患者数の増減の2点だ。

仮に収束過程にあるかどうかの判断基準を、快復者比率が50%以上かつ3週続けてアクティブ患者数が減少していることとしよう。
そうすると以下の国が該当する。
(数字は快復者比率、および現在のアクティブ患者数を前日、1週間前、2週間前、3週間前と比較して不等記号付きで並べたもの。具体的な数字を中国に例にとると、4/21現在の総感染者数83,853人に対して死者が4,636人、快復者が77,799人なので、現在のアクティブ患者数は1,418人となっている。同様の方法で算出した過去のアクティブ患者数は、前日の4/20が 1,436人、1週間前の4/14が 1,772人、2週間前の4/7が 1,973人、3週間前の3/31が 2,763人だったので、これらの数字から4/21対比のパーセンテージを割り出してある)

中国(98.2%、98%>80%>72%>51%)
韓国(78.6%、96%>80%>65%>53%)
スイス(73.0%、91%>65%>57%>50%)

これらに準じるのがドイツなど
ドイツ(66.5%、95%>79%>69%<88%)
イラン(76.7%、96%>84%>59%<69%)

3週間前の数値を持っていないのだが、以下の国もこの範疇に入るだろう
ニュージーランド(70.3%、94%>66%>46%)
オーストリア(76.3%、92%>55%>41%)

逆にまだ拡大期にあると思われる国。該当する国は多いので代表的なところを挙げると、

米国(9.7%、104%<131%<197%<397%)
英国(0.6%、103%<136%<227%<477%)
スペイン(45.1%、102%<114%<120%<147%)
ロシア(7.4%、112%<252%<697%)
インド(17.8%、103%<155%<319%<1220%)

そして我が国はというと、日本も残念ながらこのカテゴリーだ。

日本(11.4%、103%<140%<299%<554%)

日本の収束への道のりはまだまだ長いと覚悟しなくてはいけない。STAY HOME

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2020/04/14

COVID-19について(その4)

今流布している仮説の一つにBCGワクチン(しかも日本株)の接種が新型コロナに対しても免疫力があるのでは、というのがあるが、それに加えて人種としてモンゴロイドは免疫力が高いのではという仮説について稚拙ながら検討してみた。

人口対比の死亡者数を国ごとに比較すると、なぜかBCGを接種していた国としていなかった国との違いが有意に明らかと言われている。具体的に数字で比較すると、ポルトガル5.2対スペイン38、アイルランド7.6対イギリス16.9、クロアチア0.6対イタリア33.8、など。(各数字は4/13現在の人口10万人あたりの死亡者数、前者は接種が義務の国あるいは最近まで義務だった国、後者は一定期間しか義務にしてなかった国。ちなみに米国は今まで義務だったことはなく、死亡者数は7.2人となっている)

でもそれだけでは、中国、韓国、日本など東アジアでの感染拡大のペースがスローなこと(一部集団感染した例を除く)の説明にはならない。ひょっとするとこれらの黄色人種は免疫性が高いのか?
とりあえず、人口10万人あたりの感染者数を見てみよう。欧州では一番高いスペインの364人を筆頭に、スイス302、イタリア263、フランス212、ドイツ157、イギリス134と軒並み100人以上であるのに比して、韓国20.6、日本6.0、中国5.8、台湾1.7と一桁台に収まっている。でもまあ、この数字はあてにならない。では死亡者数はどうか。同じく人口10万人あたり、スペイン38、ベルギー34、イタリア34、フランス23、イギリス17の欧州勢に対し、東アジアは中国0.2、韓国0.4、日本0.1、台湾0.03、とこれも桁が違う。我々の起源であるモンゴルに至っては感染者0.5人、死亡者0.0、つまりまだ新型コロナウィルスによる死亡は報告されていないのである。モンゴル最強!

面白いことにモンゴルから西に移住したフィンランドも死亡者数は少ない(スウェーデン9.2人に対してフィンランド1.0人)ハンガリー人も元はモンゴルだがここも1.1人だ。

別の観点から見てみよう。
BCG仮説の広がりとなったJ Satoさんの記事にもあったが、今最も困難な状況にあるNYで日本人の重篤化例や死亡例の話が聞かれないのも確かに不思議な話だ。
NYに住む日本人は52,000人、人口の0.3%だそうだ。一方NYにおける死亡者数はNYCの7,349人に郡部を加えるとNY州で9,967人(4/13現在)。住民数に比例して計算すると、NY州の死亡者の0.3%、つまり30人くらいは日本人であってもおかしくないのだが、そういうニュースは今のところあまり日本に届いていない。COVID-19に家族揃って感染したというNY在住の日本人の話(リアルでとても参考になった)は聞いたが、幸い自宅療養で無事に快復されたそうだ。
どこに住んでいるか、というよりも自分が何者かということの方が明暗を分けるのかも。

以上のことから短絡的に考えると、モンゴリアンかつBCG日本株を接種している我々は免疫力最高ということだろうか。
もちろんだからと言って気を緩めちゃいけないが。

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2020/04/03

COVID-19 について(その3)

引き続き日々数字をメモっている。

快復者比率についてちょっと変化がみられる。

Country      快復者比率
                 3/26      4/2
Total           25.9%      21.9%
China          94.1%     96.8%
Korea          41.4%     59.4%
Japan          24.6%     21.0%
Iran            38.6%     35.3%
Italy           14.0%      18.0%
Spain          12.2%     26.3%
France         16.1%    23.0%
Germany      9.6%     26.8%
UK               1.8%       0.6%
USA             0.6%       3.8%
Australia      5.1%      10.2%

上記の通り、韓国、スペイン、ドイツなどの国は10%以上も快復者比率が上がってきている。その他の国でも改善がみられるところが多い。ただし、依然として問題はその比率の高さで、50%を超えているのは中国と韓国の2つにすぎない。これが全体的にもっと上がってくれると先行きにもっと明るい展望がみられるのだが。日本は残念ながらこの数日感染者が増え続けているためこの比率は下がり気味だ。

別の観点で、COVID-19による感染者数と死者数についてはどうだろうか。
感染確認者の多寡はその国の検査に対する態勢による部分も多いから、比較しても意味は少なかろうし、日本ではご存知の通り検査対象を絞っているから感染者数の正確なところはわからない。しかしながら、死亡者数については(それがきちんと報告されている限りは)比較してみる価値はあるだろう。

人口10万人あたり何人の感染確認者と死亡者が出ているか、死亡者数の多い順に並べてみると以下の通りとなった。

国名 感染確認者 死亡者

Italy         190        23.0
Spain        240       22.2
Belgium    134         8.8
France        92         8.3
Netherland  87        7.8
Switzerland 222      6.3
UK              51       4.4
Iran            62       3.9
Sweden      56        3.1
USA           74        1.8
Germany  102        1.3
Korea         20        0.3
China          6         0.2
Singapore   18       0.07
Japan          2        0.05

こうして並べてみると、やはり欧州が一番悲惨な状況にあるのが一目瞭然だ。しかしその中にあってドイツの数字が低いのが光っている。
今後気になるということで言えば米国だが、果たしてどれくらいの水準になるだろうか。
そして日本について言えば、死亡者の数値はこの中では一番少ない。このリスト以外の国で日本より少ないのは、主要国でみる限り、ロシア(0.02)ニュージーランド(0.02)インド(0.01)くらいのものだった。政策担当者に対してはいろいろと不満もあるが、日本の医療機関は大健闘していると言ってもいいのではなかろうか。

 

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2020/03/26

COVID-19について検証(その2)

COVID-19に関して。

マスコミの報道では感染者や死者数の絶対値ばかりを知らさせるので、どうしてもその数字自体にビビってしまい、どう変化しているのかについては意外と見落とされているのではないかと思う。

3/14にこのブログで取り上げたジョンズ・ホプキンス大学の数値を日々追っていて、ある程度日数も経過したので、変化という観点からちょっと気づいた点を拾い上げてみたい。

その時にも書いたように、自分としてはアクティブ患者数の増減と快復者の比率の2点について注目しているので、その数値が1週間前からどう変化したか比較してみたい。

Country      アクティブ患者数              快復者比率
                 3/19        3/26            増減       3/19     3/26    
Total         122,849    325,702   +202,853      40.4%     25.9%
China           8,106        4,603       -3,503      89.6%     94.1%
Korea           6,789       5,281        -1,508      18.5%     41.4%
Japan              716          952         +236       16.7%    24.6%
Iran             10,837     15,315      +4,478       33.2%    38.6%
Italy            28,710      57,521    +28,811      12.3%    14.0%
Spain          12,206      38,799     +26,593       8.1%     12.2%
France          8,892      20,351     +20,351       0.1%     16.1%
Germany      12,194     33,570     +21,376       0.9%      9.6%
UK                 2,503      7,791       +5,288       2.6%       1.8%
USA               7,545     61,618     +54,073       1.4%       0.6%
Australia          539       2,237      +1,698        4.1%      5.1%

この表からわかるのは次のようなことだろうか。

① 世界全体ではまだまだ患者数が増加していてピークが見えないこと。
② しかしながら東アジア圏では減少傾向にあり、快復者比率も高い(数値の正確性はここでは問わない)
③ 欧州諸国は一番患者数が増えたが、一方快復者比率も上がってきており明るい兆しもあること
④ 今患者数の増加が著しいのは米国であり、しかもまだ初期段階のように見えること

流れとしては、感染の中心が中国語圏からラテン系の国に移り、そして今英語圏の国に到達したようにも見える。
その中で日本はどの立ち位置にあるんだろうか。これから爆発的に感染が広がるのかどうか、とても気になるところだ。

 

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2020/03/14

COVID-19について検証(その1)

COVID-19に関して。
世の中が大変なことになっていてまだ先の見通しが立たない状況だが、自分なりに調べて見たら興味深いと思われたことがあった。

ジョンズ・ホプキンス大が日々アップデートしているCOVID-19のデータ(各国ごとの確認感染者数、死者数、快復者数)は信頼に足ると思われる。

試しにそのデータをベースに手元に日々の推移を記録している。感染者や死者の絶対数はそれぞれの国のスタンスや医療状況によって異なるのでそれを比較するのはあまり意味がないだろう。見るべきポイントは現在アクティブな患者(感染確認者から死者と快復者を除外した数)が増加傾向にあるのか減少傾向にあるのかという点(下記の表の⑤)と、快復者が感染者(マイナス死者)に占める割合の高さ(同⑥)、この2点じゃないかと思っている。

その観点から見ると、全世界のトータルでは⑤は日々数千人単位で増えているし、⑥のパーセンテージも中国以外はまだ低い数値だ。ただし、発生源の中国は唯一⑤が減少傾向にあり、⑥の数値も82.5%と高いので、現在は終息傾向にあることがデータ上もわかる。ちなみに日本の⑥の数値は16.8%でまだまだ。

参考までにこんな感じでExcelに落としている。(3/13現在)

      ①             ②          ③          ④         ⑤        ⑥
Country  Confirmed   Death   Recovered Active  Change Recov ratio
Total         145,267    5,413     70,296     69,558  +8,952   48.4%
China          80,962    3,176       4,160     13,636  -1,350   82.5%
Italy           17,660     1,266     14,955     14,955  +1,903    8.8%
Iran            11,364       514       2,959       7,891  +1,204   27.3%
S. Korea       8,086         72          510       7,504      +34     6.4%
France         3,667         79            12       3,576  +1,365    0.3%
Spain           5,232        133         193       4,906   +1,321    3.8%
Germany      3,675           8           46       3,621     +614    1.3%
USA             2,084          40           12       2,032      +342    0.6%
Japan             725          21         118          586       +81   16.8%
CruseShip       696           7          325          364          0    47.2%

これからも引き続きこのデータを追って何か変化の兆しがあれば追記したい。

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2019/07/06

これから欧州旅行

7月6日から17日までヨーロッパへ

今回の旅の目的は

1. International Naturaltrumpet Workshopへの参加(7/8-7/12, Langenbruck, Switzerland)

2. Jeert Jan van der Heide 氏の楽器工房訪問

3. 海外都市のサイクリングツアー参加(Zurich and/or Amsterdam)

さて、首尾よく行くかな

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