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2005年3月

2005/03/30

路上ライヴ

熊本に行った時のこと。
夜遅くに市内中心部のアーケードになっている商店街を歩いていると女子高生とおぼしき二人組が路上で演奏していました。ギターとフルートというあまり見かけない組み合わせです。えらいよねえ、内容はともかくそうやって人前でパフォーマンスを披露しようという心意気が。

そのうちチャレンジしなくちゃいかんのではないかと思っているのが路上ライブだったりします。それは自分の演奏を多くの人に聴いてもらいたいという純粋な動機によるものではなく、はたまたそれでおこずかい稼ぎをしたいというものでもなく、多分それが上達への一番の近道ではないかと思うからなんです。常に真剣勝負ということになりますからね(まあ本来練習も含め演奏はそうあるべきなんですが)。特に即興演奏を鍛えるには最適なステージなのではないかしらん。実践する勇気はまだありませんが。

もしJR京葉線沿線の駅であやしげな楽器を吹いているおじさんを見かけたら、それは私ですので、あたたかい目で見てやってください。    店長

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2005/03/27

今年のコルネットセミナー

小国から帰ってきて、その足でシンガポールへ行き、昨日帰ってきました。
コルネットセミナーではどっぷりと音楽漬けだったのに、一週間の南国滞在で汗とともに音楽がすっかり流れ落ちてしまったようです。

 

今回のコルネットセミナーでのテーマは即興演奏。濱田さんのこの数年の研究成果に基づく気合いの入った充実したレクチャーに加え、コルネットクラスは即興の実技の演習、さらに最終日の受講生コンサートにおけるグループでの即興の発表(僕は途中で帰ったのでこれは参加していませんが)と、実践的かつ実験的な講習会でした。

 

アントネッロによる講習会の優れた点(アントネッロに限らず第一線の優れたプレーヤーはそうなのかもしれませんが)は、今現在彼らが実践していること・取り組んでいることをリアルタイムで追体験できることです。それは時にはリズム感の取り方であったり、通奏低音における実験であったり、今回のような即興であったり。それらの成果を惜しみなく開陳してくれること、これが弟子達にとってはたまらない魅力で、なんとかその秘伝を自分たちもモノにしたい、という気持ちにさせられます。でも、話を聞いて「なるほどそうか」という風にたちまち開眼して実践できるのであれば苦労はいりませんよね。そこから修行の日々が始まるのです。   店長

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2005/03/16

練習

きのうはなかなかやの練習でした。6日のプログラムも最終決定。土曜日もリハーサルの予定です。練習のあとファミレスで食事(お茶)をしていたら、たまたま後からアントネッロの七条さんが合流、ホームページやBBSの功罪について議論になりました。

僕としてはこのHPに常になかなかやについての新鮮な情報があること、訪れてみたら何らかの足しになるような話が載っていること、この2つを目標に運営していきたいと思ってます。

あんまり自己満足の駄文ばかりが記事にならないよう自戒しなくては。 店長

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2005/03/14

iPod

iPodシャッフルなるものを買いました。本体はチューインガムと同じくらいの大きさです。すごいですね、こんなに小さくて高機能。CD9枚分くらいは余裕で入ります。難点は液晶部分がないから「これ」と思った曲への頭出しが難しいことですね。でもちょっとした移動のときに聴いたりするには支障はなさそうです。あるいは聴きたい曲だけ入れて持ち歩いて必要に応じて中の曲を頻繁に入れ替えるとか。使い勝手は悪くないです。

こういう携帯型プレーヤー、ソニーが先鞭をつけたんですが、思い起こせば79年に初代ウオークマンが出た時は衝撃的でした。ステレオの再生機を持ち歩けるなんて!電気屋さんで予約して手に入れるのに3週間待たされて。家に持って帰って最初に戸外で聴いた曲もシチュエーションも鮮明に覚えています。

今から考えると余計な機能もありました。多分ソニー自体もパーソナルユースという考え方に馴染んでなかったんでしょう、初代にはヘッドフォンジャックが2つあって、同時に二人が聴くことができました。でもそうすると会話ができないからという理由からか、あるいは歩きながらヘッドフォンで音楽を聴いていると外部の音が聴こえなくて危険だからという理由からか(おそらくその両方だったと思いますが)、トークボタンというのがあって、それを押すと内蔵マイクを通して外の音が聴けるような仕組みでした。それから、ステレオだからという発想でしょうか、右と左と別々に音量をコントロールできるようにもなっていました。どちらの機能も2代目からはなくなりましたけど。

それから時代は移り、25年の間にはカセットテープやレコードがすたれ、MDとCDに取って代わられました。直接ハードディスクやフラッシュメモリにデジタルで記録する時代。iPodは行き着くところまでいったように思えるけど、まだまだ技術の進歩は我々の想像を超えたものを今後も提供してくれるんでしょうね。 店長

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2005/03/13

心・技・体 発表道場における試み

今日はアントネッロ塾生による「心・技・体 発表道場」です。「心技体」「道場」とは大げさですが、平たくいえばアントネッロの方々にレッスンについている人たちの発表会。こういうタイトルを平気でつけてしまうところがアントネッロらしいところではあります。年に2回の頻度で開催されており、今回が4回目です。

なかなかやは今回メンバーがそろわないのでアンサンブルでのエントリーはパス、それぞれ個人での参加です。僕は「スザンナはある日」に基づくディミニューション(一種の変奏曲)を演奏します。装飾はバッサーノを元にしていますが、自分なりのアレンジも多少加えました。というのも、もともとバッサーノのアレンジにしても彼が演奏したであろう無限のヴァリエーションの中の一例にすぎず、それを一音一句正確になぞっただけではディミニューションの本来持つ面白さは表現できないんじゃないかと思ったからです。

言い換えるとこういうことです。多分今日発表会を聴いている人たちはこの「スザンナ」という曲およびバッサーノの編曲を良く知っている人たちなんですね。つまり17世紀の教会での聴衆と状況が似ています。そこで僕がバッサーノのコピーをやっても面白くもなんともない訳です、自分のをやらないと。お客さんにしてみると、全く知らない曲よりもよく知っている曲のほうがすっと音楽に入り込みやすいですよね。それでいてところどころ初めて聴くような音やパッセージがあると「はっ」とします。お初の曲だとどこが山場か分からないし、奏者が「はっ」とするような試みをしてても気がつかないでしょう。そもそもいつ終わるか分かんないし。
耳馴染んだ曲はいろんな楽しみ方ができるからこそ多くのアレンジが生まれるわけです。ジャズのスタンダードナンバーがいい例ですよね。

という感じで今書きながら改めて考えをまとめてみたんですが、こうして大層な大見得をきってしまうとへたな演奏はできないことに気がついてしまいました。最初は単に吹きづらいところを修正してみただけだったんですけどね、もう一回見直して書き直さなくちゃいけないかも。 店長   

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2005/03/10

さて、

水の都、ヴェネチアの中心にあるサンマルコ広場。大運河をはさんでその対岸にあるサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会は1630年、ときに猛威をふるったペストの制圧を感謝して建てられました。

数日前まで元気だった人がある日突然黒いむくろとなってしまう、ペストは黒死病と呼ばれ大変に恐れられていました。ヴェネチアは運河の発達した水上都市ですから伝染病には構造的にも弱かったのではないでしょうか。このときのペストによる犠牲者は人口の3割ともいわれ、この商業都市の経済に莫大な損害をもたらしました。

音楽産業も例外ではありえません。市の財政状況も悪化し、教会でも専属楽士をたくさん雇う余裕がなくなります。それに加えてそもそも腕の立つプレーヤー達の多くがペストの犠牲になったと考えていいでしょう。そうした相乗効果が1630年をコルネットという楽器のターニングポイントにしてしまったのではないでしょうか。

40年には経済は持ち直します。しかし、その頃にはすでに独奏楽器として台頭してきたヴァイオリンが器楽の主役に躍り出ます。コルネットは徐々に名手もいなくなり音程の不確かな時代遅れの楽器という地位に甘んじることになります。ドイツやオーストリアなどの北の地方ではまだ長生きしたようですが、いったん下り坂となった楽器がふたたび脚光を浴びることはなかったのでした。(涙)       店長  

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2005/03/09

認知度と普及度

コピスでのライヴ(夜の部)の時にも話しましたが、マイナーな楽器をやっているせいか、楽器の認知度と普及度ってことをたまに考えたりします。

例えばピアノなんて誰でも知っているし、家にあるよっていう家庭も多いですよね。普及しているという意味ではたぶんギターが一番なんじゃないかとは思いますが。これらは誰もが知っている、みんなも持っている、認知度も普及度も高い楽器ですね。

逆にその2つのギャップの大きい楽器もありますね。筆頭はテルミンじゃないかと僕は推測してます。映画でその名前は広く知れ渡りましたが、現物を見たことがある人やはたまた所有しているなんて人は皆無に近いでしょう。それから、クラシック好きな人にはオンドマルトノなんかもこの範疇でしょうね。メシアンの曲には登場するけど、日本に原田さん以外の奏者っているの?って感じです。

振り返って我々の扱うバロック時代の楽器たち。いろんなユニークな楽器が発明されそして淘汰されていった時代。なかなかやの4人の楽器の中ではチェンバロが一番認知度、普及度ともに高いですよね。とはいっても日本に一体何人奏者がいるんだろう?500人くらい? バイオリン(バロック)とガンバはそれより少なそう。200人くらいかなあ。で、僕のやっているコルネット、これはダントツに認知度も普及度も低くて、多分奏者の数でいうと20人くらいなんじゃないでしょうか。でも持っている人はもっと多いですよ、100人以上はいるはず。安いから。

たまたま興味を持って「やってみようかな」と始めた奇特な人たちが認知度も低い楽器だしそれくらいだったということですね。これがもしヴァイオリンみたいに誰にも知られた楽器で「うちの子にもなにか習い事をさせよかな、音楽なんかどうだろう。あ、あれなんか庶民にはお手頃な値段だし」なんて感覚だったら、世の中にコルネット教室の看板があふれて(てな訳ないが)、ちまたには幼くしてパガニーニのカプリースを吹いてのけるヴィルティオーゾとか出現したりするんでしょうか。

そのときは僕の出番はないなー     店長

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2005/03/07

ご来店、ありがとうございました

楽しかったですね、ギャラリーコピスでのコンサート。
2回ともたくさんのお客様にお越しいただき、和やかなうちにも音楽を楽しむ時間を共有できたことがなにより一番うれしかったですね。

夜の回はメンバーから「店長、アルコール入っているの?」と聞かれるくらい、語りもノってしまいました。お客様とのコミュ二ケーションで即興的に話題が広がってしまったのでしたが、アドリブを大事にするバロック音楽にはふさわしいことだったのではないでしょうか。と自己弁護してみたりして。

ともあれ、こじんまりとした場所でのサロンコンサートはよりライヴの良さ(恐さも)が実感できていいですね。また時期を見て企画したいと思います。

さて、次の目標は第4回の近江楽堂でのコンサートです。インフォメーションにも書きましたが、日程が変更になりました。7月29日(金)午後7時からです。
また新しいレパートリーの開拓から始めることになります。夏前には合宿もして集中練習をしなければ、などと話し合っています。     店長

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2005/03/05

明日のプログラムです

明日のコンサートは前半矢野薫のチェンバロソロ、休憩をはさんでの後半をなかなかやのアンサンブルで楽しんでいただきます。

 1 トッカータ第8番、バレット第1番(フレスコバルディ)
 2 カンツオン第2番(メールラ)
 3 チャッコーナ(ストラーチェ)
 4 パッサメッツオ(ピッキ)  以上チェンバロソロ
      休憩
 5 「戦い」(ファルコニエーリ)
 6 ソナタ第2番(ヴィヴィアーニ)
 7 「別れのとき」によるディミニューション(ロニョーニ)
 8 パッサカリオ(カッツアーティ)
 9 「英雄」、フォリア(ファルコニエーリ)

ドルチェは何がでてくるかお楽しみに    店長

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2005/03/01

さよなら 「あさかぜ」

前から新聞に載って知ってはいましたが、とうとう今日がブルートレイン「あさかぜ」の最終日だったそうです。人気が無くなったことに加え、コストがかさむ、長距離列車はダイヤの乱れの原因になる等々効率重視のJRにはそぐわない遺物になってきたんでしょうね。

学生時代、田舎が福岡だった僕はときどき利用しました。夜、なかなか寝付けないところもさることながら、目が覚めてベッドを片付けてからも(上りだと静岡あたり、下りだと岡山あたりで起きちゃうので)目的地に着くまですごく時間がかかるところがいまいちだなーと(当時は)思っていたものでした。

今だとそれもスローライフの旅行の風情だと思って楽しめるのではないかと思います。ただ知らない人と一晩コンパートメントを共にするのは緊張ものですね、そのあたりも人気が離散する理由だったのかな。       店長     

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