« 2005年5月 | トップページ | 2005年7月 »

2005年6月

2005/06/30

プログラミング

ここはBackstage ですので今回は裏話などを。

プログラム(演奏会の曲)を組むのはいつも苦労します。
特に初期バロックの曲ばかりでコンサートを開こうとすると、なにぶん一つ一つの曲が短いので、単に雑多な曲を並べただけに終わってしまいがちです。例えてみれば、みんなで居酒屋に行ってそれぞれ好きなもの注文したらとりとめのないものばかりテーブルに並びました、といった感じでしょうか。
食事でも懐石料理のように単品の羅列でも秩序があるとおいしくいただけるように、プログラミングも美しく決めたいところです。

コンサートの開始は順当に明るく華やかにいくか、あるいは派手な曲でお客さんの耳をいきなりつかむか(これは裏目に出た時おそろしい・・)。聴かせどころの曲をどこにおくか、しっとりとした曲をお客さんが退屈しないように聴いていただくにはどこがいいか。最後は大曲で締めるのがいいのか、楽しい曲で盛り上げた方がいいのか。

それに加えて編成の変化も飽きがこないように工夫が必要です。ソロの曲ばかり続いてもいけませんし、かといって曲毎にメンバーの出入りがはげしいのも考えものです。それからそれから、特に私のような管楽器の場合はスタミナをキープするために適度の休息も必要ですし、チェンバロの場合には調律の関係から#系の曲とb系の曲が並んでいると都合が悪いと言う事情もあったりします。それに関連して、曲と曲との調性も(続けて演奏する場合には)考慮に入れます。

そんなこんなでいつも連立方程式を解くような感じで取り組むわけですが、でもたいていの場合結局これ以上はできませんでした、ってことになってしまいます。逆にそれらが上手く解決できたときは本当に美しいプログラミングだよなーと我ながらほれぼれとしてしまいます。  

次回のコンサートのプログラミングで悩んでいる店長なのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/27

合宿終わりました

2泊3日の合宿も終わりました。
東京に戻ってきたらこの暑さはたまりませんね。
というわけで練習後の写真を一枚。
0626atYamanakako

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/26

ミニコンサート

引き続き合宿所からの報告です。

昨日の晩はペンションのオーナーの依頼で急遽夕食後9時からミニコンサートを開きました。
プログラムは次の4曲

  カンツオン (フレスコバルディ)
  カプリチオ (チーマ)
  ラ・ビアンカ(メールラ)
  ソナタ第10番(カステッロ)

聴衆はこのペンションに泊まりにきているカップルのお二人(BMWクーペのオープンカーでいらっしゃいました、かっこいいー)とかわいいちいさな子供2人をつれた4人家族のご一家の計6人。あれっ、当のペンションのオーナーは?という気もしましたが、まあそれはおいといて。

楽器の説明等も交えながら30分ほどライブをしました。お客さんの数とか曲数とかにかかわりなく、人前で演奏するというのはそれなりに経験になるので貴重です。

コンサートが終わってからオーナーの奥さんが差し入れのアイスを持ってきてくれました。やっぱ夏はこれだね!(実はお昼にもソフトクリームを食べたのですが)
来ていただいた方には実際に楽器に触れていただいたりして和やかな会となりました。ちょっと心配なのはカステッロのソナタ(結構おどろおどろしい曲なんです)が聴いていた小さい子供たちのトラウマにならなければいいのだけれど・・夜うなされていたりして・・・

ちょっと練習計画が狂っちゃったけど、いい経験になりました。このような機会を提供してくれたオーナーと聴いてくれたお客様に感謝です。   店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/25

なかなかや合宿中

どもども、矢野薫です!
今日は、なかなかや初合宿二日目。みんな、ピークに達しています。(色々な意味で....。)
しか〜し、空気はおいしい!食事もおいしい!緑がいっぱ〜い!
合宿に励んでいま〜す!

星野麗です!
合宿って、健康になります。空気がおいしいのが、幸せ!!!!
今度のなかなかやの演奏は結束も固くなっているかも?!かもかも?!?!

なかやまはるみです!
店長から書けっていわれたんですけど・・・無理ですよ、いきなりは。
練習で頭がいっぱい。でも鳥のさえずりとか周りの緑とかおいしい空気が元気をくれます。がんばるぞー!
みんな、コンサート聴きに来てね (店長代筆)

というわけで合宿がんばってます。 店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

合宿初日

山中湖まで来ています。
なかなかやの合宿練習です。
昨日は午後に合宿所に到着。3時から練習をスタートして、間に夕食をはさんで夜の10時近くまで4人で演奏する曲を中心にみっちりと練習しました。

今日の練習はこれから。
始まるまでまだ時間があるので、散歩でもしておいしい空気を吸ってこようっと。  店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/22

ふたたび九州

レコーディングのお手伝いで九州に来ています。
場所は大分県の南の方、蒲江という小さな漁村。3日間ほど缶詰でアントネッロの新しいCDのための録音をしています。お得意のオスティナートを主体とした小品集。濱田さんのアドリブにもさらに磨きがかかっています。
コンサートのときとは全く違う環境ですが、どちらも音楽を産みだす現場に立ち会っているんだなという緊張感があります。
CDが出来上がるのはまだ先になるでしょうが楽しみにお待ちください。 店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/17

あきれたこと(朝日新聞の投稿欄風)

今日、練習に向かうJR総武線の車内にその若者はいた。

はやりのところどころ切れたジーパンにくたびれたTシャツを着たその大学生とおぼしき男は、7人がけ座席の真ん中で黙々とお弁当を食べていた。まさにお弁当、おにぎりとかじゃなくて、四角いアルミでできた古典的なお弁当箱に箸を運びながら、あたかもそこが教室とか学食みたいな雰囲気で。両側に座っている人たちは我関せずといった風で携帯をいじったり本を読んでいたりしている。

「君、ここは電車の中だよ、やめなさい」と注意しようかと思ったけど、やめた。「なんで駄目なの、移動中に食べ物食べちゃいけないっていう規則でもあるの」と反論されそうな気もしたし、それ以前にあまりにも平然と食事をしているさまにあっけにとられたからでもあった。注意してもおそらく何のことか理解できなかったんじゃなかろうか。縁なき衆生だ。

きっと彼にとっては普通のことなんだろう。でも、やっぱりそれは異常な風に見える。なぜならそこは食事をするにはふさわしい場所とは言えないから。ものごとを為すにはそれにふさわしい場所というものがあると思う。あのお弁当箱を作ってくれた(多分)お母さんは、息子が他人に囲まれた電車の中でそれを食べているさまを見たら嘆くだろう、きっと。

でも、そういう風に感じる大人がいても(僕のように)注意しないから、ますますモラルが低下していく。そういう意味では大人も共犯といえよう。

などと思いつつドアの方に目を転じると、そこにはヴァイオリンを抱えた女の子が立ったまま鏡をのぞき込んで、お化粧に余念のない姿が。やれやれ。  店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/12

整理しなくちゃいけないもの

音楽をやっていると自然に増えてしまうものたち

・CD
・楽譜と音楽関係の本
・録音(MDとか)
・演奏会のプログラム
・楽器

CDはともかくCD棚に整理して入れる。前は棚からあふれてきだしたら要らなくなったものを見繕って中古CDショップに売りに行っていたんですが、最近は徐々にハードケースからビニールケースにシフトして省スペース化を図ることにしました。

楽譜はジャンル別に(初期バロックとかトランペットとかリュートとか)ボックスに入れて整理するようにしています。これもいつの間にか増殖してすぐボックスに収まりきらなくなりがち。アンサンブルの譜面を自分で作ってると紙が増えて更に収拾がつかなくなります。

録音。これは録った直後に編集して整理しとかないと後が大変。なにしろMDやDATは聴いてみないと中に何が入っているか分からないし、ななめに聴くにしてもそれなりの時間がかかります。MDを保管するのには無印良品のプラスチックの容器を使ってます。これ便利。

コンサートのプログラムなども結構溜まるものです。これも年代順にボックス入り。

てなわけで今日は録音物の整理をしていました。大変とかなんだかんだ言ってもこういうことをしているときは案外幸せなひとときなのかも。   店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/10

CD作り

昨日は6日のカテドラルでのコンサートのときに録音した音源を元にプライベートCDを作ってみました。昔はCDを自分で作るなんて考えられなくて、レコード会社にお願いしてかなりのコストもかかって作ったりしていたのに、今は機械も進歩して本当に手軽に個人でオリジナルCDを製作することができるようになりました。

今回僕が使った機種は、
録音用にDAT(SONY TCD-D8) とマイク(SONY ECM-MS957)
CD作製にRoland CD-2と Mac の iBook G4 (iTune)

CD-2というのはコンパクトフラッシュとCDどちらにでも直接録音できるのでいきなりこれに録音してもいいのかもしれませんが、トラックの編集とかが面倒そうなのと持ち運びがかさばる(本番の日は楽器とか衣装とかも持っていますからね)ので、一旦DATウォークマンで録って、コンパクトフラッシュに落とす方法をとってみました。マックは編集と枚数プレスするために使ってます。

こんな簡単なシステムでも結構クオリティ高いCDができるので今のところこれで満足してます。ホントはマイクとかにもっとお金をかけるといい音が録れるってことは分かっているんですが、そこにはまり始めるとキリがないですからね。  店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/09

こっとい

「四日間の奇蹟」映画見てきました。小説の方がだんぜん良かったかな。映画としては俳優さんの演技とか音楽の使い方とか題材の切り取り方とか不満が残るものでした。

でもそんなことを一掃するくらい、自分にとってはロケに使われた場所の映像が見れてうれしかったです。舞台となっている施設のある場所は、まさに高校のとき夏に毎年行っていた角島の大浜キャンプ場です。あんな感じで海岸線と砂浜が広がってて、向こうに灯台があって、全面に日本海が開けていて........ 懐かしさの極致でした。

しかもエンディングロールを見ていたら、最初のところで使われていた高校って僕が行っていた中学校の隣にあった女子校じゃあないですか!制服が違ったんで分からなかったけど。 憧れだったんだよなあ   ってすみません、懐古趣味まるだしで。

これ以上のことは個人的に反芻することにしておきます。  店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/07

クロージング・コンサート

音楽祭、盛況のうちに終了しました。聴きに来ていただいた方、どうもありがとうございました。

クロージングコンサートもたくさんのお客さんにおいでいただき、とてもすばらしい音楽会になったと思います。いろいろ趣向も凝らしてあったんですが、まさかご来場のお客さんまで巻き込んでマリア賛歌の音頭を踊っていただけるとは思いませんでした。ノリノリでしたね。

モンセラートは今年10月にもヴォーチェオルフィカの演奏会で再び取り上げる予定です。今回聞き逃した方は是非このコンサートに足をお運びください。TN0606

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/04

コンサートの案内です

目白バ・ロック音楽祭のクロージングコンサートです

《モンセラートの朱本》LLIBRE VERMELL DE MONTSERRAT
6月6日(月)19時開演
東京カテドラル大聖堂
濱田芳通 指揮 アントネッロ&ヴォーカルアンサンブル・カペラ
入場料 前売り 4,500円 ペア券 8,000円 当日券 5,000円

モンセラートはスペイン、カタルーニャ地方の聖地の名前。ここにある修道院から発見された中世の写本の中に10曲から成るマリア賛歌の楽譜が残されていました。宗教曲とはいえ静謐な曲ばかりでなく妙に生き生きとした曲も含まれているのは、ここを訪れる巡礼達のための娯楽の意味合いもあったからとのこと。

僕はスライド・トランペットで演奏に参加します。ここ連日リハーサルで最後の仕上げをしているところ。アントネッロで演奏するのはシビアだけどめっちゃ楽しいです。

ルネサンス音楽にかけては日本でこのグループの右に出る演奏家はいませんし、ライヴならではのノリノリの音楽になりそうな予感。ちょっと入場料は高いけど聴きに来て絶対後悔しないこと請け負いますので、お時間のある方、是非聴きに来てください。  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/02

スライド・トランペット(その3)

スライドトランペットの話ばかり続いて申し訳ないです。僕にとってちょっとマイブームになっているもので・・・

15世紀の半ば、宮廷等での舞踏会でダンスのバックバンドを努めていた形式に Alta(もしくは Alta Capella)というのがあります。これはショーム(チャルメラの前身のような二枚リードの木管楽器)二本とスライドトランペット一本の3人から成るアンサンブルで、当時描かれた舞踏会の絵には必ずといっていいほど登場するポピュラーな編成であったようです。

そういえば、と思って例のCD棚を探してみたところ、オランダの Les haulz et les bas (なんて読むんだ〜?)というグループの alta danza というCDを持っていることが判明、スライドトランペットを焦点にさっそく聴き直してみました。

目から鱗が落ちるってのはこういうのを言うのね。音程はばっちりだし(当たり前か)、早いパッセージも難なくこなしてる。音域も上から下まで自在に動いてるし、むむー、これは練習のし甲斐がありそうです。

とりあえず今日は楽器の持ち方から検討してみました。絵に描いてあるように右手で楽器の中程を持つと安定感が増すようです。しかももう一つのメリットは手を伸ばしきった時に全音下げ(トロンボーン的にいうとポジション3?)のところに落ち着きます。このポジションは頻繁に出てくるのでここの音程が決まるのはすごいありがたい。ただ問題点はそれ以上伸ばすことが出来ないからポジション4以上の音は諦めなくちゃいけないことです。音階を吹こうとしても出せない音がでてきます。困った〜

はて、どうしたものか、と悩むこともなく即決でこの持ち方に変更することにしました。失うものよりも得るものの方が大きければそちらをとるべきですよね。

このマイブーム、まだまだ続きそうです。しばらく我慢してお付き合いください。 店長

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/06/01

矢野薫チェンバロ・リサイタル

6月4日の矢野薫チェンバロリサイタルのプログラムが決まりました。

♪プログラム♪

A.スカルラッティ

  トッカ−タ 16番 イ短調
  トッカ−タ 4番 ヘ長調
  第1旋法のフーガ
  第2旋法のフーガ
  第3旋法のフーガ
  トッカ−タ 8番 二短調
  トッカ−タ 13番 D長調

      ===休憩===

D.スカルラッティ

  ソナタ K.394:アレグロ ホ短調
  ソナタ K.208:アダ−ジョ エ カンタビレ イ長調
  ソナタ K.209:アレグロ イ長調
  ソナタ K.132:カンタビレ ハ長調
  ソナタ K.402:アンダンテ ホ短調
  ソナタ K.175:アレグロ イ短調

スカルラッティ・ワールドを堪能できそうです。
6月4日午後2時開演、場所は和敬塾本館です。
おかげさまでチケットは完売いたしました。ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年5月 | トップページ | 2005年7月 »