音がなかった本番
昔話ついでにもうひとつの失敗談です。
これはまたさらに数年さかのぼって僕が大学生のときでした。ある合唱団のオケ伴奏でヴィヴァルディのグローリア(トランペットは1本です)の演奏を依頼されました。
場所は初めて行く大宮のホール。僕は事情があってその前日は仙台に行っていましたので新幹線で直接会場に向かいました。ところが、それとおぼしき建物に着いても、どうもコンサートが開かれるような雰囲気がみじんもありません。
「あれ、会場間違ったかな?」
そのホールの係の人がいたので聞いてみました。すると、「ああ、その演奏会なら昨日終わりましたよ」「ガーン!!!」顔面蒼白とはこのことです。日にちを勘違いして本番すっぽかしたなんて。
本番が近づいてもなかなか登場しない僕に主催者の人は相当にやきもきしたでしょうね。当時は携帯なんてものはないし、僕の下宿に電話してもつかまらないし。代役を探す時間的余裕もあるわけないです。
結局演奏会はラッパ抜きで進行し、後日アフレコで僕のトランペットパートだけ録音を録ることになりました。いかにもバツが悪かった、このときは。
今までの私の音楽活動の中で、こればかりは時効にならない最大の失敗です。本当にすみませんでした。(ってここで謝ってどうする) 店長
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