音が出ない恐怖
きっと鍵盤楽器奏者や弦楽器奏者には判ってもらえないと思うのですが、管楽器の場合、果たしてちゃんと音が出るのだろうかという不安と常に闘っているのです、実は。
先日、ちょっとした本番を控えた直前のことでした。コルネットで出番だった僕は絶不調で、唇のマウスピースが当たる部分がけがをしていた(ヒゲ剃った後化膿してたので)こともあって、いつもの感じで吹けません。本番前に試し吹きをすればするほどダメになります。「あー、さっきまでラの音が出せてたのに出なくなったー」「あちゃー、ソの音もやばいぞー」「ぎゃぼー、ミすら出ないよー」
というわけであせればあせるほど出る音が少なくなってきます。きっと、唇の状態がいつもと違う上に本番直前の気持ちの焦りがマイナススパイラルに拍車をかけたに違いありません。
調子が悪いことはしょっちゅうありますが、音が出なくなったのは初めてです。冷や汗もでてくるし、それよりも「この状態がずっと続いたらどうしよう、楽器やめなきゃ」という不吉な発想しか思い浮かびません。
結局そのときは「あること」をして最悪の事態を切り抜けました。やれやれ。その種明かしはまた次回ということで。 店長
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