甲子園話、続き
店長です、
すみません、歳をとると昔話が多くなって。
昭和の怪物といわれた江川卓と同学年でした。彼が初めて甲子園に登場した3年生の春の選抜大会、僕らの吹奏楽部も甲子園に行って「ナマ江川」を見ました。
というのもその年、我が小倉高校は選抜に選ばれなかったのですが、代表に選ばれた小倉商業高校から僕らの高校に応援の手伝いをして欲しいとの依頼が来たので、ブラスバンドだけが甲子園に行くチャンスに恵まれたのでした。
小倉商業の試合は開幕第2試合目、ラッキーなことにその直前の開幕試合は江川率いる栃木の作新学院対大阪の北陽高校。「怪物」の異名に違わず江川は打撃の北陽から19もの三振を奪って完投。次の試合のため控えていた我々は江川の投球の最後の方を見ることができたのですが、・・・なにしろ球が見えない!!投げたと思ったら次の瞬間にはキャッチャーミットに収まる音がする。江川は高校時代が一番球が速かったのではないかと言われていますが、ホントに超ド級、地元北陽ファンで満員だった甲子園がどよめいてました。
作新は結局準決勝で敗れて優勝旗を手にすることはできなかったのですが、江川はこの大会奪三振60で、これは未だに大会記録で破られていません。それ自体すごいことですが、もし決勝まで進んでいたらとんでもない記録を樹立したでしょうね。
我らが小倉商業は1回戦を勝ち進み2回戦で横浜高校と対戦、ナイターとなってしまった延長13回裏、劇的なサヨナラ満塁ホームランで負けました。横浜といえば「平成の怪物」松坂投手の学校ですが、この年が選抜初出場初優勝。このとき僕はラッパ吹きじゃなくて指揮をしていたのですが、あのホームランを打たれた瞬間は忘れることのできない人生の一コマ。甲子園にノスタルジーを憶えるのはこの体験のせいでしょうね、つい感傷的になってしまったとです。
店長です、
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