伊福部逝去を悼んで
オーケストラ・ニッポニカの次回演奏会(3月12日紀尾井ホール)で、伊福部昭追悼として急遽シンフォニア・タプカーラの2楽章を演奏することになったそうです。
ハープの下降音型のオスティナート(パッサカリアではない)にのって、北海道の大自然を思わせる息の長いフレーズをフルートが歌い上げる。コールアングレ、ヴァイオリンとその歌が引き継がれるうちに大きな流れに。はっと気がつくと遠くから村祭のお囃子の音(オーボエ)が。夏の北海道は短い。余韻を楽しむ間もなく行き過ぎようとする夏の思い出をつなぎとめようとするかのように歌は続いていく…
タプカーラは全楽章好きだけど、この曲はまた殊に味わい深いです。伊福部昭がゴジラだけの作曲家じゃないことを広く知ってもらいたいですね。
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