責任重大
なかなかやのコンサートでそれぞれのメンバーがミニトークしたときに、うちのガンビストがいいこと言った。
「ビオラ・ダ・ガンバを人前で演奏していて思うのは、珍しい楽器だから、今日聴きに来ていただいている人たちのなかには、この楽器の演奏を聴くのは初めてという方もいらっしゃるかもしれないということ。その場合、私の演奏が初体験になる訳だから、いい音だなあ、素敵な楽器だなあ、と思われるような演奏をしようと心がけています。変な演奏をしてガンバの魅力を伝え損なうといけないと肝に命じてます」
そうなんだよね。殊にコルネットなんていう音楽を専門にやっている人ですら初めて見聴きするというような楽器の場合、単なる物珍しさではなく、その魅力の一端でも伝えないといけないと常々思っているわけで。こういう稀少楽器のプレーヤーは大なり小なりそうした伝道師の役割を担わざるを得ないのだと思う。その楽器に惚れたからにはね。
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