旅行3日目
7時ホテルで朝食、なかなかリッチな内容。チェックアウトを済ませるときに、1泊分はキャンセルできたのかと聞くと、フロントは「あなたの予約はインターネット経由なので分からない、メールも受け取ってないし、支払いは既に完了しているはず」との答え。ではいくら請求されたのかと聞いてもそれは分からないし領収書もここでは発行しない、と言われ、結局キャンセルは間に合わなかったんだろうなあと覚悟を決める。哀しい結末だ。
電車で空港まで。Cさんにもらった地下鉄の回数券を利用したので、結局デンマーククローネは両替どころか現物にさわりもしなかった。あ、昨晩レストランでCさんがおごってくれたときに500クローネ紙幣を見たっけか。
コペンハーゲン空港は朝からすごい人出。行列もはんぱでない。セキュリティチェックが厳しいから?1時間20分前に着いたのにぎりぎりになりそうだ。前に旅行した時の朝のフィレンツェ空港は夏のシーズンにもかかわらず閑古鳥鳴いてたのにねえ、まあ空港の規模が違うけど。
飛行機は(何の理由も知らされず)45分遅れで出発、バーゼルに12:00に着く。バスで市内に向かう。
バーゼルに来たのはここにある楽器店(Egger)を訪れるため。中央駅のツーリストインフォメーションでEgger のある場所、行き方を教えてもらうが、あいにくその方面行きのトラム(路面電車)が動いてなくて、徒歩で行く。距離にして1キロくらい。行く途中に機械故障と思われる電車が立ち往生しているのに出くわした。
(写真はバーゼル中央駅)
Egger ではGerd Friedel さんが一日ついてくれて、いろんな楽器を吹かせてもらう。ヒストリカルモデル(孔なし)を2本、別のヒストリカルモデル(ちょっと重い)を1本、Haas のベルがついたクラシカルモデル、スタンダードモデル、それから3ホールタイプのトランペットなど。ヒストリカルモデルが軽くて吹奏管もいい(柛代さんの持っているタイプだ)が、音色など今自分が持っている楽器の方が馴染みがあるせいか吹きやすくて音色も好きなので、敢えて購入しようかなという気にはなれなかった。つまり柛代さんちで吹かせてもらったときと同じ感想。その僕の楽器は製造番号が(見えないところに隠してあったのだ!)9535ということで、1995年に作られた35本目のベルだということが判明。その他にも95年当時はチューブはこの工房で作ったんじゃなくてよそから買っていたこと、今はそれをスタンダードと呼び、自社で全部作っているものをヒストリカルと呼んでいること、3ホールのほうが管の内径・厚さがオリジナルに近いこと、などなどいろんなことが明らかになった。
(写真はいろいろなナチュラルトランペット。一番右側は僕が普段使っている楽器)
結局Egger でマウスピースを3つ(その中にはサックバット用も1本含む)、楽譜4冊、本1冊、CD1つ、それに2本入りのソフトケースを買うことにした。クレジットカードで支払おうとしたら、カードは受け付けないとのこと。そうだった。エッガー夫人が「そこの角に銀行があってまだ開いてるからお金を下ろしてくればいいわよ」と言われて、ご指示の通りに。ソフトケースは郵送してもらうことにした。
結局6時くらいまでEgger にいて、写真等撮り、おいとまする。
(エッガー社の人たちと。前列左がRainer Egger、ご主人、真ん中が奥さんのRose Egger、後ろの大きい人が職人さんのGerdさんで僕にいろいろ丁寧に教えてくれた人)
バーゼル駅に歩いて戻って、トイレに入ろうとしたら有料だった、1スイスフラン。夕食をとったレストランできれいにスイスフランを処分してしまっていたので手元には0.9フランしかない。10サンチームに泣く。ま、我慢するか。
10:30の夜行列車でハンブルクへ出発。
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