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2006/05/18

明日の記憶

朝、通勤途上東京駅のコンコースで向こうから歩いてくるサラリーマンの人の顔に見覚えが。先方もどうやらこちらを知ったそぶりで、お互いすれ違いざまに「おはようございます、お久しぶりですね」と挨拶を交わす。
あの人は誰だったっけ。確か僕が最初に勤めた会社の経理の人?会うのは20年ぶりくらいだろうか。もちろん名前なんか出てきやしない。最近は20年前の知り合いどころかつい最近名刺交換をした人の顔と名前すら一致しない始末。人の名前を覚えるのは元から苦手だが、より手前の記憶が不確かなのはヤバい兆候だ。

渡辺謙主演の同名の映画が公開されている。まだ見てないが映画館に行く前に読みたくなったのでの原作の本(荻原浩著)を買ってきて一気読み。

うーん、辛いねえ。若年性アルツハイマー。人ごとじゃない気がして身につまされる、しかも主人公は全く同年代(この作家も僕と同い年だった)。当然だが病気が治ってハッピーエンドというわけにはいかない。救いはない。最後まで書いてないのがせめてもの救いか。

「博士の愛した数式」『君に読む物語」「私の頭の中の消しゴム」と、このところアルツハイマー関係の映画・小説になぜか過敏に反応してしまう。なかでも今回のは設定がリアルで極め付けだなー。

渡辺謙は迫真の演技だとの前評判だし、こりゃ映画を観に行ったら立ち直れないかも。

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