「熱狂の日」音楽祭
東京国際フォーラムを舞台に5月3日から4日間繰り広げられた音楽祭。昨年は事前にチケット取ってなくて結局何も聴かなかったけど、今年は以下の公演+マスタークラス見学をしてきた。
ホールでのコンサートは
RIAS室内合唱団、ベルリン古楽アカデミー、指揮カリユステによるレクイエムを2回(4日と6日)
ケルン室内合唱団、コレギウム・カルトゥシアヌム、指揮ノイマンによるハ短調ミサ(5日)
フリーのコンサートは
桐朋学園オーケストラ(5日)
丸の内交響楽団(6日)
の2つ
マスタークラスは
フランソワ・フェルナンデス(バロックヴァイオリン)
ライナー・ツィパーリング(チェロ)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
の3つ
2年目になって早くも定着してきたのか、GWの東京の目玉イベントになりつつある感じがする。時期もいいし、値段設定も手頃だし、なにより集中的にまとめて聴けるのがいい。いい演奏家もきているし。
欲を言えば、公演内容が決まったら、薄っぺらな新聞じゃなくて、有料でいいからちゃんとしたプログラム冊子を作ってアーティスト、曲目などが詳しく分かるように事前に情報を提供してくれるといいのではないかと。ロンドンのプロムナードコンサート(プロムス)はそうした冊子があって予約開始の時期には本屋さんの店頭に並んでいる。それを見て今年は何を聴こうかなと検討するのも楽しい。(と書いてアップしたら、妻から「ちゃんとした公式ガイド1000円で売ってるよ」と言われてしまいました)
今回はエンリコ・オノフリ(ヴァイオリン)を聞き逃したのが残念だった。予約は小さいホールから先にするのが鉄則だね。
さて、演奏の方はというと、
ベルリン古楽アカデミーは期待していた以上に良かった。というかレクイエムはやはり合唱の曲だね、RIAS室内合唱団が素晴らしかったというべきか。あれだけの人数(女声19人、男声16人)であの大ホールにコーラスが行き渡るところがまずすごい。オケの弦とトロンボーンもきっちりアンサンブルしてる。ラッパとティンパニは4日の時は良かったんだけど、最終公演はちょっと集中力切れたかなという感じで不調に見えた。
ハ短調ミサはまずどんな曲なのか知りたくて行ったのだが、ソプラノのヒョン・ミョンヒがのびやかな美声で素晴らしかった。あとのソリストは付け足しだね。オケはベルリンの方に軍配が挙がるかな。
あと、マスタークラスは(段取りの悪さが目立つにしても)それぞれの先生の味が出ていて見ていて面白かった。みんなバロック系の人(先生も生徒も)だったので、なんかどこかヨーロッパのサマースクールにまぎれこんだような気分。それにしても、よくお客さんが入るもんだと感心。最終日のクラスでは入場制限が出たとか聞いたし。
そんなわけで古楽系の演奏ばかり聴いていたので、地下で行われていたフリーコンサート(桐朋学園と丸の内交響楽団)は僕の耳には新鮮なバリバリのモダンオケの音がした。ある意味懐かしかった。
来年のテーマは国民楽派だとか。この音楽祭、ちょっとコンサートをつまみ食いするというよりも、一日どっぷりと国際フォーラムに滞在してコンサートetc.のはしごをするのが正解のような気がしてきた。
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