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2006/07/16

タングマジック最終回

昨日の午後はタングマジック(今はハイノート奏法と改名)の講習会、4回連続の最終回に参加してきた。
すごい暑さの中青山を歩いて会場のジャズ喫茶に向っていたら、急に雲行きあやしくなって落雷とすごい雨。
傘を持ってなかったんで着いた頃にはかなり濡れてしまった。

僕は演奏会と仕事にバッティングしていたのであいにく2回目と4回目にしか出られなかったけど、それでも充分有意義で勉強になる講習会だった。

目標のダブルハイC(実音ダブルハイBbね)はなんとか出すことができて良かった。それにしても、ここでも先生の指摘の的確なこと!しかも参加者20人それぞれの問題点をもうキャッチしていらっしゃる。さすがですね。
師のクラウド・ゴードンから教わったことを惜しげもなく受講者に伝授されるその姿勢にもいたく感心する。それだけ自分に揺らぎない自信があるとともに、秘伝を伝授しても結局は個々人が徹底して練習しなければ身に付かないということをご存知だからなんだろうなと推察する。
聞いてすぐできるような秘伝がある訳でもないし、そんなに体得が易しいものではない、でもやれば必ず出来ますよ、ということか。求めるものにはやさしく道案内、みんなで共にゴールを目指そう!というほとんど暖かい親ごころ。ありがたいことです。

ウルトラQのオープニングとか、デールの「トランペットのテクニック」の本の話とか、ところどころ非常に懐かしい話題もはさみつつ(世代が一緒?)、聞いて得するエピソードあり、ジャンルは変わっても原理は同じだなと納得するところもあり、とてもためになると同時に普段接触が少ないだけに得難い体験となったのだった。

4回を1ヶ月に分けての講習会だったわけだが、その短い期間で受講生の人たちの音域の広がりのみならず、サウンドも明らかに(良い方向に)変わるのを目の当たりにして、この講習会の威力はすごいもんだと感心させられた。講師の方もおっしゃっていたが、いろんなことを同時に目標に掲げるよりも、ダブルハイCを出そう!という1点に絞ってトレーニングをしたほうが、結果副次効果でその他の問題点も同時に解決するという、いわば逆説的真理があったように思う。そのためには集中して目指すその1点へのアプローチが正しくなければいけないという前提付きなのだが。

講習会のあとは渋谷で打上げ。受講生はジャズ畑の人が多いもののバックグラウンドも経験もさまざま、それでも我々が第1回の受講生ということでなんだか連帯感も生まれていい雰囲気で打ち上がった。

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