指揮者の存在感
アンサンブル・バッハ 第12回定期演奏会を聴く(カザルスホール)
曲はカンタータの79番と1番、休憩を挟んでマニフィカトのD dur。この団体の特徴らしいけど、指揮者を置かないというのにちょっと面食らう。実はそれが最後まで気になってしまった。
オケ、合唱合わせて50人以上の団体を指揮者なしでやるのは無謀ではなかろうか。曲の入りはTuttiのときはコンマスが、それ以外の曲では通低奏者がリードしているが、曲の途中は羅針盤がなくてどうも探り探りのような印象を受けてしまう。
演奏者の自発性を出すためとのことだが、これだと合わせることばかりに気がいってしまって却って自由に出来ないような気がする。カデンツなんか思いっきり出来なくてタメることができないから気持ちよく解決するのが難しそう。
そもそも音楽の構成やパート間のバランスの調整など、指揮者の負っている仕事を誰がするんだろうか。なんかマイナス点ばかり思い浮かぶ。
その意味で丁度対照的だったのが、この間大分で聴いたムシカ・フィクタのコンサート。歌は4人なんだが、リーダーのラウルが4人の前で指揮をする。え?このアンサンブルに指揮が必要なの?ちょっとびっくり(ま、リーダーだからしょうがないのか)
そんなわけで肝心の音楽の方はどんなだったかさっぱり印象に残ってない。すんません。
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コメント
大分ではダンサブルなモンセラートとカンティガスを堪能しました。ありがとう。
ムシカ・フィクタですが、録音ごとにメンバーが替わっているのをみると、ラウル(元ギター弾き)のプロジェクト式アンサンブルなんでしょうね。彼が歌手だったら4声(パート一人)のポリフォニーを指揮するなんてしなかったでしょうが・・・
今回のメンバーは若いし、声の質も高いレベルで揃っていたし、ポリフォニー用としてはとても良かった。演奏も表現はオーソドックスでしたが、歌い回しはラテンな伸びやかさで好みだったな~と。
できることなら(きっと可能なのだろうが)、練習でラウルが仕切るにしても、本番は4人だけで演奏して欲しかった。
投稿: にしの | 2006/11/06 11:44