アマオケを聴く
グローバルフィル第38回定期を聴く(1月14日、すみだトリフォニーホール、指揮橘直貴)
中プロのRシュトラウスのホルンコンチェルトのソロを吹いたフランク・ロイドが目当て。最初の1音からして別格、「ああ、これがホルンの音だったんだなあ」という説得力、安定感のある音。
テクニックも完璧で素晴らしかった。バボラクも今度来日したら生で聴こう。
コンチェルトの後にアンコールに応えてソロで1曲演奏した。「ハッピーブルース」と矛盾したこと言ってたけど。これがまた超絶技巧のオンパレード、上から下までジェットコースターのような忙しさだし、しかも下では自在に重音を披露。金管奏者にはそのすごさが分かるけど一般の人にはそこまで分かるのかどうか。惜しむらくはリズムをときどき端折るような感じがあって音楽としての流れが分かりづらかったこと。もっとリリックな曲を聴きたかった気もする。
Gフィルを聴くのはマーラーの9番以来数年振り。前から弦が上手く木管もうちょっと頑張れって感じだったが今回も同様。多少世代交代しているようでメンバー表には知らない人が増えた。もう創設から四半世紀経つんだもんねえ。そういえば初回のフィガロの結婚には自分も参加していたんだった。
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