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2007年5月

2007/05/30

三大作曲家との日々

練習(&本番)が続く
演奏旅行を別にするとこんなに連続するのは大学時代以来じゃなかろうか

5/26 Bach in 千駄木
5/28 Monteverdi in 千駄木
5/29 Monteverdi in 千駄木
5/30 Bach in 千駄木
5/31 Monteverdi in 千駄木
6/1 Monteverdi in 目白
6/2 Bach in 築地
6/3 Mozart in 北区
6/4 Mozart in 上野
6/5 Mozart in 上野
6/6 Mozart in 上野

「会社には行っているの?」と昨日ヴァイオリン弾きから聞かれてしまった。

家→会社→練習所→家
却って規則正しい生活かも。

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2007/05/27

番組名は忘れたけれど

今から35年くらい前のTVバラエティ番組で、一般視聴者のカップルが決められた予算の内枠で時間内に買い物をするという番組があった。うまく予算内に収まればお買い物お持ち帰り、ちょっとでもオーバーすればご和算という塩梅だ。

「はい、それではお買い物を始めていただきます。ご準備はよろしいですか、はいっ、スタート!」
というような司会の合図とともにショッピングタイム。そのときにBGMで軽快な音楽が流れる。

その時のトランペットが(日本人の演奏だと思うけど)、あれは絶対クリフォード・ブラウンの影響を濃く受けていたんだろうなあ、と今iPodにブラウニーのCDを移し替えながら思った。
その番組や使われていた音楽のことなんか今の今まですっかり忘却の彼方だったのに。

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2007/05/26

80GB

ってどんだけ入るんだよ! iPod。

今自分のPCに入っている音楽ファイルが14GB、っつうことは5倍以上か。

先日の同期会の後、ほろ酔い気分で閉店間際のビックカメラ有楽町店。いけませんねえ、あと10分も遅かったら購買意欲も刺激されなかったものを。

今一生懸命右から左に詰め替え作業中。とりあえずまとまったものを入れなくちゃという強迫観念からマーラー、ベートーヴェン、シベリウスの交響曲全集。それからベートーヴェンのクァルテット全曲と、えーと、バッハのカンタータあるだけ全部と、ヴェスプロとオルフェオと、それからそれからナチュラルトランペットのCDのあれこれ。

いったいいつ聴くんだろか。

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おとといの収穫

それほど秘密にするようなことでもないので。
おととい行った秘密の遊び場はこちら

これでワクワクするのは子供心を失っていない証拠か

写真は収穫物、BMWのトレーラー
Bmw


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2007/05/25

飲み会続き

こないだのOB会以降、ちょっと飲み会が続いている。

おとといはその同じ会社の同期会(つまり自分が新入社員だったときの同期たちとの飲み会)。なんかみんな全然変わってない気がする。でも歩んで来た道はいろいろと分岐していて年月の長さを実感する。

昨日は取引先(とは言っても友達感覚だけど)との飲み。接待ではないので割り勘ね。最近ベルギービールに興味があるので、この数年でずいぶんと増えたそれ系の店の一つへ。ブローカー評価はどうあるべきかという真面目な話から始まって、近頃はNゲージならぬZゲージがはやりみたいだよ、という話にころんだことがきっかけで彼がこのところはまっている某お店(何かはちょっと秘密)へ直行。いやあ、面白かった。また行こ。とは言っても一人で行くようなところではないので同士で話が盛り上がったらって条件つきだけど。

さて、金曜日。
明日から怒濤のリハーサルの日々だ。

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2007/05/23

為替相場

不謹慎な言い方かもしれないけど、最近の為替相場はつくづくつまんなくなっちゃったなーと思う。特に東京市場は動く気がしなくて、朝各通貨の居所をチェックしたらはい終わり、って感じだ。なんかワクワク感がない。

決して世の中にポジションがなくなったわけでもないし、参加者がいなくなったわけでもない(いや、むしろ裾野が膨大に広がっているし)から、もっと動いてもしかるべきとは思うんだけど、NYから返ってきた水準を大事にお守りしているような観すらある。

多分狭義の意味でのスペキュレーター、すなわち仕掛人がいなくなったからなんだろう。かっては銀行にしろ商社、生保、証券、あちこちに名前を聞けば誰それねというポジションテイカーがいたもんだが、リスクコントロールが行き届いたおかげか、すっかり最近はビッグプレーヤーですって顔がなくなった。その代わりキャリートレードのような顔のないマス(集団)のリスクテーカーが市場に存在しているわけだ。

動きゃいい、目立ちゃいいっていうもんでもないのはわかっているけどね。冒頭言ったように相場としてはつまらなくなってしまったということ。

ところでそろそろユーロ円が反転しそうな兆しが見えるんだけど。これも時間かかりそうだなー。あ、ポジショントークではないです、為念。

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2007/05/22

基礎練

最近トランペットの基礎練習に使っているエチュード
Paul Plunkett "Technical and Musical Studies for the Baroque Trumpet" (Spaeth/Schmid Musikverlag)

手に入れた最初は「なに、この譜面は!?」という感じで無意味に思えた16分音符、ハイノートの羅列が、実はとても考えられたものだということが最近になって理解出来た。

これがすべて自分のものとして制覇できたらかなりの高みに到達出来るに違いない。そのために必要な時間は半端じゃなさそうだけれど。

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2007/05/21

OB会

社会人になって最初に就職した会社の配属先は人事部。その人事部のOB会が昨日有楽町であった。

アットホームな会社だったので、僕みたいに転職したり結婚して退職したり、定年まで勤められて引退されたり、あるいは部署は変われどもずっと同じ会社に勤めていたり、と境遇はさまざまでも、連絡が来て数年に1回くらいの頻度で集まることがある。昨日はその第4回目くらいになるんだろうか。

でも、今回は特別な意味があって参加者も約30人と多かった。というのも、すでに数年前から資本は入っているのだが、来月からいよいよ米系の会社と合併して、皆が同じ名の下に働いた会社名がなくなってしまうという事態になっているからだ。

僕が入社したときの人事部長、人事課長から同僚、懐かしい顔ぶれが揃う。ちょっと訳あって会社はおかしくなっちゃったけれど、でも我々のいた会社はいい人、優秀な人ばかりでした、という話に終始する。

人事という裏方的部署にいて人のお世話ばかりをしていたからこそ、こうしてきちんと連絡がとれて(なにしろ歴代OB・OG72人のうち招集時に連絡先が不明だったのは1名のみ!しかも後で判明)、声がかかれば遠くからも駆けつけて参加する人が多いのに違いない。

自分が社会人としてのスタートを切った場所、教えてもらった人たち、自分のルーツはここなんだな という思いをかみしめた一日だった。

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6月は演奏会シーズン

6月に入ると演奏会が続く。とりあえずコンサートのお知らせなど。

第1弾
【目白バ・ロック音楽祭 オープニングコンサート】
モンテヴェルディ<聖母マリアの夕べの祈り>全曲

 日時:2007年6月1日(金)午後7時15分開演
 場所:東京カテドラル聖マリア大聖堂
 指揮:濱田芳通
 独唱:花井尚美、高山潤子、七条信明、谷口洋介、小笠原美敬、春日保人
 器楽:アントネッロ
 合唱:ラ・ヴォーチェ・オルフィカ
 料金:指定5,500円、自由3,000円、学生2,000円

1曲目は多分スライドトランペット。それ以降はコルネットでの演奏。一部ミュートコルネットも使うかも。久しぶりのアントネッロ、大好きなヴェスプロ、何度やっても良いねえ。


第2弾
【スプラアンサンブル第13回演奏会】
 日時:6月2日(土)午後1時半開場 午後2時開演
 場所:築地・浜離宮朝日ホール
 指揮:大谷研二
 器楽:スプラ管弦楽団(コンマス:大西律子)
 合唱・独唱:スプラ・アンサンブル
 曲目:バッハ カンタータ第47番
    バッハ カンタータ第147番
    シュッツ 葬送音楽 SWV279-281 他
 料金:3,000円(全席自由)

僕の出番はバッハのカンタータ147番のみ。でも目立つおいしい役どころ。ここはしっかり決めたい。コラールも含めてEggerのバロックトランペットで吹くつもり。


第3弾
【日本モーツァルト協会6月例会】
 日時:6月6日(水)午後6時15分開場 午後6時45分開演
 場所:東京文化会館小ホール
 指揮:坂本徹
 演奏:モーツァルト・アカデミー・トウキョウ(MAT)
 曲目:タントゥム・エルゴ ニ長調 KV197
    女王、聖母マリアのためのリタニア KV109
    ミサ・ブレヴィス ハ長調 KV258
    主日のためのヴェスペレ KV321
 料金:当日臨時会員券4,500円(全席自由)

ザルツブルク時代の初期のモーツァルトの曲にはたいていラッパが入っている。KV109を除いて全ての曲にトランペットが2本。モーツァルトなどの古典派は基本的に穴なしのHeideのナチュラルでトライ。


第4弾
【賛美と祈りの夕べ vol.231】
 日時:6月16日(土)午後6時開演
 場所:上荻 本郷教会礼拝堂
 演奏:ユビキタス・バッハ、ハインリヒ・シュッツ合唱団
 曲目:バッハ カンタータ第75番
 料金:無料

ラッパは1本、自分としては初の試みでバッハをこれもHeideのナチュラルトランペットで挑戦する予定。


というわけで、今度の週末からはしばらくリハーサルと本番の日々が続く。

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2007/05/20

昨日の発表会のことなど

午後外出。
西新宿で催された神代さん主宰のラ・トロンバの会の第1回発表会を見にいく。ソプラノの名倉さんもゲスト出演ということでそれも楽しみ。
発表会は善くも悪しくもいわゆる「発表会」のノリを出ないものだった。神代さんのお弟子さんたちによる発表と先生の模範演奏、そしてトランペットアンサンブルがいくつか。

基本的に神代さん所有の楽器を皆で持ち回りで演奏していたので、人によって、楽器によって、あるいは吹き方によって、こんなに音色が変わるのね という意味では面白かった。やっぱりエッガーのヒストリカルはちゃんと吹くと良い音がするね。一般論として男性よりも女性陣のほうがそれらしい音を出していたのは余計な力みがなく自然に楽器を鳴らしていたからではなかろうか。モダンの延長線上で楽器を征服しようとして取り組んだアンサンブルのいくつかは聴いていてかなり痛かった。

名倉さんの入ったパーセル、ヘンデルはラッパとのデュオ。ピアノ伴奏だったのだが、後から415だったと聞かされて、それでは移調して弾いていたのか、ちょっとびっくり。あいにく絶対音感がないもんで気がつかず。名倉さんは見事な歌いっぷり、あとでゴシックハープの歌い弾きも披露。先生のラッパはさすがに一日の長あり。

さくさくと一時間ほどでプログラムが終了したので千駄木に移動してヴォーチェの練習(ヴェスプロ)を見学。徐々に初期バロックモード、アントネッロモードにしておかないとね。それにはヴォーチェの熱い練習が一番。やっぱこうじゃなくちゃね、という音楽作りの現場に触れて心をリフレッシュする。

帰りがけ「やなかコーヒー」で豆を買って帰る。今回はスペシャルブレンド6番。いくつか種類買ってみたけど、まだどの銘柄がいいのか決めかねている。

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2007/05/19

ショックー!

a=440のコルネット1本が壊れていることが判明!
どうも手前のところで割れたのか、息漏れがする。
頼りにしている2本のうちの一つだったのになあ。
最近可愛がってあげてなかったからすねた?
とりあえず次のヴェスプロはa=466だからいいんだけど。

確かコルネットは2本(モンクとデルマス)貸し出ししていたはずだけど、誰に何を貸したんだっけ。これも記憶があいまい。いざとなったら回収しなくちゃいけないんだが、ダメじゃん。
いかんなあ。

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2007/05/17

バテた

昨日は都内某所でちょっとしたアンサンブルの合わせ。
1つ穴の楽器でヘンデルとかにトライしたんだけど、やっぱ難しいわ、上を吹くのは。途中で楽器を交換してもらう。
マウスピースをいろいろ替えながら吹いたらさすがにバテた。
頻繁に楽器やマッピを替えるのはいたずらに疲労を加速するだけだね。

さて、そろそろ来月の旅行の準備(宿を決めたり)をしなくちゃ。あ、それからパスポートも。

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2007/05/15

軌道修正

ちょっとラッパに偏り過ぎていたので軌道修正。
コルネットをさらう。

先日神保町で聴いたコンサートで初期バロックにかなり違和感を感じたので感覚を取り戻す意味もある。
来月早々にはヴェスプロもあるし、これから練習も半々にしなくちゃ。

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2007/05/13

記憶喪失

いろいろと思い出せないことが多い。

昨日遊びに行った某吹奏楽団の練習のあと、僕のバックのB管を友人に診てもらう。
「あれっ、ここ(ベル)のところ、凹ませちゃいましたね、修理の跡がありますよ」
「?!」
そう言えば、ベルのリムのところを大きく凹ませて修理したことがあった!今の今までそんなことがあったことをすっかり忘れていた!ところがどういう機会になぜ凹ませたのか、どこで修理したのか、まったく思い出せず、とにかくその事故についての記憶がすっかり抜け落ちている。

その前のシルキーのC管のときは鮮明に覚えている。演奏旅行の帰り、機内持ち込みじゃなしに預けたゲッツェンのトリプルケースに入れておいた楽器が成田空港で戻って来たらベルに凹みができてた。ヤマハのアトリエに持って行ったらベリリウムベルだから綺麗には修復が難しいとのことで、なんだか象さんの鼻のような仕上がりになって泣いたんだっけ。

このB管の凹みはそれよりもっとずっと最近の出来事なのに。そういえばピストンの近くのベルに繋がる管にも小さな凹みがあるが、この由来も思い出せない。

実はその前にバックのB管を人に譲ったときのことも記憶が曖昧だ。誰から依頼されて譲ったんだっけ、いつのことだったんだっけ。しばらくB管なしの時代があったんだっけ。

いろんなことを思い出そうとし始めるとあまりに忘れているので唖然としてしまう。自分は自分の限られた記憶の中で自分なりの物語を創って生きているんだね。内田樹の本の中にあった説、これは確か。

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今日の発見

いや、たいしたことないんだけどね。

穴なしのナチュラルトランペットだと両手でミニチュアスコアを持ってめくりながら楽器が吹けるなあと思って。
あまりテンポの早い曲だとつらいけど、モツレクくらいだったらなんとかなった。

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2007/05/11

発見

今ちょっとした発見をした。
ラッパで高音を吹く時、つい上下の唇を閉じがち(狭いアパチャー)になる。ところが逆説的にこのアパチャーはある程度開いていないと高音域の振動ができないようになっている。
中音域からだんだん上がって行くと徐々にアパチャーが閉じてしまう。

なので、思いきってアパチャーをこれじゃ音が出ないだろうというくらい開いて真ん中のドの音を吹き、そこから上に上がってみる。するとハイCのあたりから上あたりまでかなりの音量で楽に吹くことができる。これくらい最初から開いていればいいということなんだ、というのが今回の発見。

問題はどうやって応用するか。

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2007/05/09

命の縮む経験

今朝の朝日新聞を見ると(社会面)、今まで遊園地のアトラクションで命を落とした人って随分多いんだなと思う。
今回の悲劇のようないかにも危険な乗り物だけじゃなくて、コーヒーカップ回転機(TDLで言えばアリスのティーパーティ)やおとぎ列車のような平和な乗り物でも死亡事故が起きてる。
平和で楽しいところに背中合わせで危険・悲劇があるところがホントに不条理という感じがする。

ところで、命を奪われないまでにしてもひやっとする経験は僕らのような仕事(トレーダー)だったら誰しもしているのではないだろうか。いわゆる誤発注というもの。幸い間違っていなくても、ひょっとして間違った?と思うだけでゾーっと血の気が引く。人間誰しも完璧ではないから、どんなに確かめて確信を持って発注しても、売り買いのサイドを間違ったり、銘柄コードを間違ったり、数量を違えたりということは起こりうる。金額が大きくて間違ったら半端じゃないということもあるが、金額の大小にかかわりなく命が縮む。
何度体験しても慣れないし嫌だけど、こればかりは自分をしっかりもって間違えないように常に注意しているしかない。
でも、夢にまで出てくるのは勘弁して欲しいな。

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2007/05/06

不思議な現象

ラッパで高音域を吹くにはいろんなアプローチがあるが、僕の場合どうやら2つに絞られてきたような感じがする。
特に穴なしのナチュラルで高音域を出す時に顕著に感じられるのだが、一つは今までのアプローチの延長線上にある舌(タング)でコントロールする方法。もう一つは口蓋の後ろの部分を使う方法、いわゆる後頭部を利用する方法だ。すなわち歌の応用とでも言おうか、ソプラノの人がハイノートにチャレンジするときに使うテクニックらしい。この数週間でなんとなく感じがつかめてきた。

まだ上手くコントロールできないけど、後者のほうがレゾナンス(響き)が自然で豊かな気がする。難点は音量が出ないことと、相対的に上がることはできても絶対的に当てることが出来ない点。タングだとある程度物理的に位置を確定することができるけど口蓋が狭くなる分音質が犠牲になる感じがある。
もちろん微妙に両者を併用することも可能(後頭部で上がっておいて最後の一歩はタングの助けを借りるなどのやり方)なんだが、まだ自分のものとして感覚を確実に掴むまでには至らず。

それはともかくとして、その後者による方法によると、音が高くなればなるほど一体どこが振動しているのか分からなくなる。
普通はジェネレーター(肺、すなわち空気の流れ)がヴァイブレーター(唇)の振動を引き出し、アンプリファイアー(振幅数の確定と音量の増幅をおこなう管)につながる ということだと思うんだけど、この状態だと真ん中のヴァイブレーターが意識されない。上下の唇はかなり間隔があってアパチャーは開いているし。それとも音の高低を振動数の問題と考えればアパチャーの大小は関係ないのかも。
いづれにせよ口蓋と管とでもって振動(響き)を作り出している感触、一言で言えば歌っている感じがする。

たぶんこれを押し進めて行くと、管の長さに依存しなくても音が出せる(もちろん振動数がシンクロしたほうが豊かな響きが得られるとは思うが)のではないだろうか。それを応用すると13倍音(ラ)の音を克服する糸口にもなるような気がする。倍音に頼らず音を出す、13倍音を上げるか14倍音を下げるかというベンディングの発想から離れないとラは出ない、というのが今のところの自分なりの結論なんだが、違っているだろうか。

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2007/05/05

初心者のためのナチュラルトランペット案内

ITG (International Trumpet Guild) ジャーナル2002年3月号に掲載されたElisa Koehlerの記事を紹介します。

 

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これからナチュラルトランペットを始めようと思っている人たちに、どこからスタートすべきかなどのガイダンスとともに基本的な情報を提供するのがこの稿の目的です。

 

【ナチュラルトランペットを勉強することによるメリット】

 

バルブのないバロック期のトランペット演奏を勉強することには様々な利点があります。それは過去のトランペットの栄光の遺産に触れるということだけでなくモダントランペットの演奏においても音楽性や技術を磨くのに役立ちます。ナチュラルトランペットを演奏してみると、音の出し方や柔軟性、音域の幅、正確に音を捉えること、アーティキュレーション、アンブシュア、息のコントロールなどの基本的な問題に直面します。おそらく一番のメリットはオーラルな技術が向上することでしょう。また、ナチュラルトランペットは高次倍音での正確性が要求されますので倍音の違いを聴き分ける能力が不可欠となります。フレットのない弦楽器や歌のように耳を訓練することが良い演奏へとつながります。

 

バロック音楽をピッコロトランペットで演奏する人にとってはりわけナチュラルを練習することで得ることが多いでしょう。正しいバロック演奏のフレージングやアーティキュレーションのみならず、ナチュラルトランペットの音域毎のパート(プリンシパル、中音域、クラリーノ)の持つキャラクターについての理解が深まります。ピッコロトランペットでナチュラルトランペットの音を真似ることはできませんが、本来の音を知っておくことは間違いなくその音楽家の演奏を豊かにすると思います。

 

【オーセンティック(正統的)ということについて】

 

バロックトランペットを演奏するための第一歩はふさわしい楽器を手に入れることです。
これが正しいという決まりごとはないのでいろんなことを検討しなくてはいけません。現代のメーカーはたいていエーエやハース、ブルなどの歴史的な楽器をモデルにしたレプリカを製作しています、従ってそれらの違いを知っておく必要があります。タール教授の Art of Baroque Trumpet Playing の1巻と2巻に歴史的モデルと現代のコピー楽器の写真が載っているのでそれを参考にするといいでしょう。またバークレイの Art of the Trumpet-Maker も17、18世紀のニュルンベルクの楽器がどのように作られたか仔細に説明してありますので理解を深めるには最適の書です。製作過程も含めて事前にいろいろ情報を得ておいた方が良い買い物ができるでしょう。

 

楽器購入の前にオーセンシティ(正統性)の問題について触れておきましょう。
ナチュラルトランペットは自然倍音しか出すことができないので、いくつかの音はもともとピッチがずれています。一番問題になるのは11倍音(F)と13倍音(A)です。11倍音はファにしては高すぎるしファ#としては低すぎます。また、13倍音のラの音もかなりフラットです。17、18世紀の奏者はこれを唇で調整(ベンディング)していました。またこの二つの音ばかりではなく第8倍音を下げてシの音を出したり第9倍音を下げてド#を出したりしていました。
現代においては1960年頃にオットー・シュタインコップがドイツのメーカー、フィンケの製作した楽器に穴(vent hole)を開けて不安定な11,13倍音の調子を補正するシステムを開発しました。シュタインコップ自身はルネサンスコルネットの再生も手がけていましたから、そこからヒントを得たのかもしれません。後に、イギリスの奏者マイケル・レアードがさらに開発を進めてより音程を安定させる4つ穴のシステムを考案しました。

 

こうした補正孔によってナチュラルトランペットは演奏しやすくなりましたが、音質は若干変わってしまいました。この妥協策の楽器は300年前に使われていたものとは違って、もはや「ナチュラルトランペット」とは言いがたいものがあります。従ってここではナチュラルトランペットとは無孔の楽器をさし、補正孔付きのものを「バロックトランペット」と呼ぶことにします。

 

以上のように補正孔は現代に生み出された妥協案ではありますが、プロ奏者の間では必要だとみなされていることが多いようです。無孔の楽器は正統性と音質の面で得難いものがあるのですが、現代の聴衆の耳が平均律とピンポイントで正確な音を出すことに慣れている以上、それに対してナチュラルで応えるにはかなりの危険を冒すことになります。バロックトランペット専門の奏者の数はこの数年でかなり増加しましたが、モダンと併用する奏者はその安全性という点で孔のついた楽器を選好しているようです。

 

適切なマウスピースを選ぶという別の問題もあります。たいていのプレーヤーはナチュラルトランペットを始める際にシャンクにアダプターをつけてモダンのマウスピースをつけて始めます。正統的なバロックのマウスピースは広いカップと大きくてフラットなリム、急角度なエッジ、長めのシャンクなどがその特徴です。長めのシャンクはリードパイプにテーパーがないことを補完する役割を果たしていますし、またカップの大きさや形状などは音質や唇での調節を容易にすることに関係しています。ナチュラルの場合は高次倍音を使うために浅くて小さいカップが必ずしも高音域を出しやすくするための助けとはならないのです。

 

マウスピースの選択は極めて個人的な問題ではありますが、奏者はこうした正統性と吹きやすさのバランスをとる必要があります。初めは慣れたモダンのマウスピースを使い、徐々に楽器に慣れて来たらより正統的なマウスピースにスイッチしていくのがいいでしょう。モダンのマウスピースを使用するプロの奏者の場合、それは歴史的様式感をふまえた演奏をより確実にするための妥協策だということを認識しておくべきでしょう。

 

補正孔やテーパーのついたリードパイプ、モダンのマウスピースを使うことなどは邪道だという意見もありますが、楽器にケチをつけることは初心者にとってはどうでもいい問題なので、とりあえず慣れたマウスピースで孔なしのナチュラルトランペットを吹いてみるべきでしょう。理論と実践の軋轢は他のジャンルと同じようにバロックトランペットの世界にもありますが、それはちゃんとした楽器を買って人前で演奏するようになってから考えればいいと思います。ただナチュラルトランペットを学ぼうという人は歴史的な演奏法というものがどんなであったかを尊重する必要はあるでしょう。孔つきの楽器は正確さや安全性を高めますが、一方特に初期の段階ではそれがオーバーブロウ気味になったりアーティキュレーションが鋭くなりすぎたりという悪い癖がつきがちですので注意が必要です。

 

【楽器の入手法】

 

楽器メーカーやマウスピースについてはヒストリック・ブラス・ソサイエティが一番良い情報源です。最新の調査は2001年のニュースレターに載っています。
この稿の目的は特定のメーカーを推薦することにあるのではありませんが、そのリストのなかからいくつかピックアップすると、バークレイ(カナダ)、エッガー(スイス)、キーヴィ(イギリス)、マインル(ドイツ)、ナウマン(アメリカ)、トムス(イギリス)、ハイデ(オランダ)などが挙げられます。David Baum の Natural Trumpet Resource Web Site も参考になります。

 

中古のナチュラルトランペットもたまにプロショップやeBayなどのインターネットオークションで出回ることがあります。モダンのBトランペットを解体してナチュラルに組み立てなおすという手もありますが、やはりちゃんと学ぶにはきちんとした楽器を手に入れた方がいいでしょう。

 

たいていのナチュラルトランペットは次のようないくつかの部品によって構成されていて、パーツを替えることによりいくつか違う調を演奏することができるようになっています。メインの部分はコーパス(Copus)で、調整変換用の丸い部分がクルーク(Crook)、コーパスとクルークをつなぐまっすぐな管(孔つきと孔なしがあります)をヤード(Yard)と呼びます。これらのパーツはハンダ付けされていませんが、それこそが音程などの柔軟性をもたらす元となっているのです。またリードパイプの延長管やチューニング用の小さい部品(Bits)もあります。メーカーによってはリードパイプの部分でチューニング調整できるようになっているタイプもあります。

 

メーカーによって違いはありますが、通常はD(モダンピッチ、A=440Hz)、 Db(バロックピッチのD、A=415Hz)、 C(モダンピッチ)そしてCb(バロックピッチのC)が使えるようになっています。
楽器を買う際にはいろんな要素を考慮する必要がありますが、検討項目をチェックリストとして作成してみました。

 

・どのモデルか
  どの歴史的モデルの楽器にするか(エーエ、ハース、ブルなど)
・マウスピースは
  そのメーカーはマウスピースの選択の余地があるか。モダンのマウスピースは装着可能か
・キーとピッチ
  どのピッチの楽器にするか
・孔つきにするかどうか
  補正孔つきの楽器かどうか。孔なしのヤードも手にいれられるか
・チューニング方法
  チューニングビッツを使うのか、リードパイプで調整可能か
・ケース
  ケースはついているか、別途買わなければいけないのか

 

【教材について】

 

つい最近までナチュラルトランペットを勉強するためのいい教材はありませんでした。バロックの作品が不足していたというわけではありません。バッハやヘンデルの偉大な作品はたくさんあるのですが、それらが楽器の演奏を勉強するのに適切な教材というわけではないからです。エドワード・タールの新しい教本「バロックトランペット演奏の芸術」全3巻が出版されたおかげで、ナチュラルトランペットを学ぼうという奏者にとってそうした問題が解決されることとなりました。タールの教本の出版以前には、歴史的な教材、ファンティーニ (1638) やアルテンブルグ (1795) 、ドゥヴィユーヌ (1857) などのエチュードを使って勉強するか、あるいはフリーデマン・インマーやマイケル・レアード、エドワード・タールなどのところに行って直接教えを請うしかなかったのです。

 

本で学ぶよりも良い教師につくほうが良いに越したことはありませんが、タールの教本は歴史的奏法の大事な点を全て網羅してありますし、彼の豊富な指導経験による実践的な練習法が記されています。練習に有効なヒント、アンサンブルでの音程のとり方、適切なトリルのかけ方などにも言及してあります。タールの教本は補正孔については触れていませんが、その他のナチュラルトランペットの勉強に関することは全てこの3巻で取り扱われています。補正孔についてはマイケル・レアードの Brass WorkBook for Natural Trumpet を参考にするといいでしょう。ただしこうした優れた教本で演奏法を学ぶことはもちろん可能ですが、特に初期の段階ではきちんとプロフェッショナルなナチュラルトランペット奏者に教えてもらうことが重要だと思います。

 

演奏に必要な技術的基礎が得られたらば、ナチュラルトランペットで演奏出来る宝の山が待っています。タールやギュットラーのおかげでバロックトランペットの曲の信頼出来る楽譜が出版されて利用できる状態にあります。オーケストラやアンサンブルでのレパートリーとしてはヘンデルやバッハの前にヘンリー・パーセルの曲に取り組むことをお奨めします。通常トランペット2本のデュエットの曲ですし、スタミナや音域という点からそれほど冒険的ではありません。聖セシリアの日のオードや妖精の女王などは演奏していても楽しく、2本で練習するのに効果的な教材です。パーセルの全作品はバッハやヘンデルの全作品集と同じくムジカ・ララから出版されています。誰しも持っておくべきレパートリーでしょう。

 

アンサンブル演奏で問題となりがちなのは音程です。これはナチュラルトランペットが倍音列を利用する音律によることに起因します。従って練習室で一人での練習ばかりするよりも、外へでて仲間を募ってアンサンブル練習をすることが大事です。バッハやヘンデルの曲では、まずクラリーノ(1番)パートにトライするよりもプリンシパルパート(3番)から始めた方がいいでしょう。ソロの曲で言えば、パーセルの曲を始めとして、ファンティーニやヴィヴィアーニのソナタ、ヘンデルの組曲、ジェレミア・クラークの組曲などが初心者には適しています。

 

【まずは吹いてみよう】

 

初めての人は楽器の持ち方にとまどうかもしれません。メーカーや楽器のタイプによって違いますが、通常はモダン楽器と同じく左手で楽器を持ちます。装飾のボールのところかひもでおおわれた木のブロックのところがちょうど良いグリップになるはずです。右手は反対側のヤードを持つかあるいは楽器にさわらずただ奏者の脇に添えます。補正孔のついた楽器であれば右手はその穴を操作するのに使います。ロングタイプのトランペットの場合は楽器を持ったポジションに慣れるのにちょっとかかるかもしれません。モダンに比べると楽器自体は軽いのですが、腕を伸ばすことになるためです。繰り返し少しずつ練習するのが良いと思います。

 

楽器を持つポジションが決まったら次は音楽を創ることに専念します。しかし最初は思うようにいかないことが往々にしてあるでしょう。それは倍音列が低いことと音律が違うこと、管が長いのでレスポンスが違うこと、テーパーのないリードパイプなどに起因するものです。ピッチを確かめるにはチューナーを慎重に使い、やがて時間が経つうちに耳、肺、アンブシュアが楽器の特性に慣れてくるはずです。モダン楽器の経験の長い人でさえナチュラルトランペットの感覚を掴むにはしばらくかかると思います。

 

最初のうちは補正孔を使わないことをお奨めします。初めのうちはプリンシパルの音域の練習でこれは穴を必要としませんし、まずはナチュラルトランペット独特の感覚に慣れることが重要だからです。また調子はずれの音を無理矢理平均律に合わせようとしないほうがいいでしょう。フリーに吹くことを体感できたらやがてナチュラルトランペットの持つ柔軟性が見えてきますし、言ってみれば「自然にあらがって吹かない」ことによって豊かな響きが得られることがわかってくると思います。

 

ナチュラルトランペットの音程の傾向をあるがままに受け入れることから実際の練習が始まります。ロングトーン、フレキシビリティ、音程への取り組み、これらは全てタールの教則本の第1巻で取り扱っています。練習曲としてはドゥヴィユーヌのもの、ウォームアップにはマイケル・レアードの教本をお奨めします。トランペット奏者にはおなじみのスタンプのベンディングの練習やカルーソーの耐久力の練習なども有効でしょう。

 

補正孔の練習をする場合には、まずヤードが正しく装着されているかどうかをチェックしなければなりません。ポジションのチェックには、真ん中のCの音、上のGの音を穴を塞いだ時と開けた時に同じ音程であるかどうかを調べるのがいい方法です。その音程が違っているようならば、ヤードを前後に動かして同一音程が得られるところにセットします。リードパイプのところで音程調節ができるタイプならば、リードパイプとヤードのコンビネーションでベストポジションを探すこととなります。

 

補正孔の呼び方はメーカーによって統一がとれていませんが、4つ穴システムを考案したマイケル・レアードに倣うと、T=親指、2=人差し指、3=中指もしくは薬指、5=小指 となっています。3つ穴システムの場合は3番目の穴がなく、従ってT、2、5となります。4つ穴の場合は特に手の位置が遠く、最初は慣れないものですし、ピストンと違って木管楽器のようなフィンガリングテクニックを必要とします。最初は親指を使ってFの音を得る練習に焦点をあてたほうがいいでしょう。

 

もう1点、実践的なことですがつば抜きについて。たいていの楽器にはウォーターキーがついていません。ですのでフレンチホルンのように楽器を回転させてリードパイプのところから水抜きをします。補正孔のついた楽器ならば親指の穴から水を出すことも可能です。

 

【本格的に勉強するには】

 

ナチュラルトランペットの演奏をプロとしてやっていこうとするのであれば、定評のある先生の指導を受け、技術を磨くための少なからぬエネルギーを費やし、適切な演奏技法を勉強し、レパートリーの習得をする等のことが必要となってきます。17,18世紀の奏者たちはマイスターの先生の下で毎日レッスンを受け2年間は研鑽を積むのが一般的だったと言われています。補正孔を使うのであればフィンガリングの技術も磨く必要があります。バロックトランペットやピリオド楽器による演奏の録音を聴くことも重要でしょう。生のコンサートを聴くのがもっと良いことは言うまでもありません。ピリオド楽器の演奏団体に関する情報源としては PIPE web site があります。こちらでコンサート情報を手に入れることもできるでしょう。

 

物理的な楽器の訓練の他にバロックの演奏様式を学ぶということも重要な課題です。現代の演奏と違う点は、音程(音律)、装飾と即興、アーティキュレーション、強弱の付け方、歌うような音のイメージなどです。幸い、バロック演奏に関しては適切な参考書がいくつか出ています。1999年にケンブリッジ大学から出版された Cambridge Handbooks to the Historical Performance of Music や Donington の Baroque Music:Style and Performance などです。

 

また、現代の研究も有益ですが、歴史的な教本に勝るものはありません。今やたいていのものは英語に翻訳されたものが出版されています。Bendinelli, Fantini それに Altenburg など。ファンティーニやアルテンブルグはアーティキュレーション、装飾、トリルなどについて取扱っています。また最も参考になるのはフルート奏者だったクヴァンツの教本です。クヴァンツは町楽師としてフルートの他にオーボエやヴァイオリン、トランペットの演奏もマスターしていました。結果、18世紀前半の演奏様式について、彼ほどさまざまな面から適切に解説を加えた教本は見当たらりません。

 

プロのナチュラルトランペット奏者たちはクヴァンツの教本の他にコルネット(ツィンク)の教本も参考にしているようです。これはレパートリーの開拓という目的ではなくて、バロック時代の管楽演奏における微妙なアーティキュレーションやフレージングが参考になるからです。ここではコルネット演奏について述べる余裕はありませんが、ジェレミー・ウェストの優れた教本 How to Play the Cornett が豊かな知識を提供してくれます。コルネットはトランペットのアンブシュアと木管のフィンガリング技術の両方がいるのでコルネットを勉強したいというのであれば事前にリコーダーをさらったほうがいいかもしれません。リコーダーはどこでも手に入りますし、トランペット練習の休憩に息の練習として使うのにちょうど良いでしょう。リコーダーとコルネットの運指は全く一緒というわけではありませんが、フィンガリングに慣れておけばトランペットから移行する時に抵抗が少ないだろうと思われます。最後に、人間の声(歌)はすべての楽器が真似するべきモデルでしたから、個人的な歌のレッスンを受けることはどの器楽奏者にとっても音楽性を高めることにつながるでしょう。

 

【結びに】

 

バルブのないトランペットや他の金管古楽器を演奏すると、金管演奏の芸術的な遺産が明らかになると同時にトランペットの優れた演奏というものは時空を超えて不変だということを実感します。加えて、近年すぐれたピリオド楽器による演奏が盛んになってきたことでモダン楽器によるクラシックの演奏にも影響を与えてきています。文化歴史学者のJacques Barzun は次のように述べています:

 

「昔の曲をその時代の楽器で演奏するという最近のはやりは、単にダイナミクスが違うということではなくて音楽の意味そのものの違いを際立たせている。音色の違い(モダン楽器にあってピリオド楽器にないもの、あるいはその逆)は音楽の持つ力や雰囲気に影響を及ぼすし、それはケトルドラムであれオカリナであれ音は単に音にすぎないというような乱暴な議論を一蹴する。それに、今や19世紀型のオーケストラが廃れてから室内楽がはやってきているのは、経済的な理由もあるけれども、ロマン主義そのものが古くさいという感覚になってきているからでもある」

 

ナチュラルトランペットに関しては穴のあるやなしやという問題は決して古くさい問題ではなく、純粋派と実務派の間で熱い論争が続いています。ロバート・バークレイに代表される聡明な学者は補正孔に対して強く反対している一方、マイケルレアードのように補正孔をさらに開発することにより、数えきれないほどの優れた演奏や録音を通してファンを増やして来た奏者たちがその対極にいます。純粋派は正統性ということにこだわりますが、バロックトランペットのプロの奏者の大多数は現在穴付きの楽器を使っているのが現実です。正統的な楽器を使った演奏についてはまだ緒についたばかりという状況でしょう。

 

この歴史的な楽器に対するアプローチとしては、謙虚にかつ好奇心から入るというのがベストなのではないかと思います。私は今いわばトランペット演奏に関しては新しい「黄金時代」にあるのではないかと考えています。かってエドワード・タールによるナチュラルトランペットの録音を初めて聴いた時には、その素晴らしさに感動したものの、どうやって楽器を手に入れるかとかどのように学ぶかということについては全く手探り状態でした。今や様変わりです。ヒストリック・ブラス・ソサイエティは1989年に創設され、より多くのトランペット奏者がナチュラルを演奏するようになってきました。第1回のアルテンブルグコンテストは1995年に開催され、第2回は2001年11月に行われています。ナチュラルトランペットを演奏するには努力と自律を必要としますが、その努力に見合う以上の実りがあると思います。もしこの読者がナチュラルトランペットに興味はあるけれど、そんなことは無理だろうと諦めていたとするならば、この小論文が多少なりとも参考になり、演奏する夢が実現することにつながのであれば望外の喜びです。

 

Elisa Koehler

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2007/05/04

連休の朝

昨日、今日と天気が良い。

昨日はベランダにイスとテーブルを出して昼間からビール。
工夫次第でリゾート感覚を少しは味わえたかも。

今朝はジョギング。海岸までゆっくり走って往復して約30分。帰ってシャワーを浴びて、またベランダで今度はヘルシア緑茶。
小鳥の声が気持ち良い。

さあて、ラッパの練習でもするか

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どこをもって終わりとするか

例えば旅行。
家に帰って来て荷物を整理して洗濯物とかを出してスーツケースを片付ける。普段に戻った(at home)ところで終わり。

例えば演奏会。
コンサートが終了して、場合によっては打上げに出て、家に帰って来て楽器を片付け、演奏会用の衣装を片付け、普段着に着替えくつろいだ(at home)ところで完了。

料理。
以上のような感覚なんで、自分としては、作って、食べて、鍋を片付けお皿や茶碗を洗いシンクを綺麗にしたところでようやく終了した気がする。これってあんまり世の主婦の同意は得られないのかな。

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2007/05/03

第九カラオケ

と言っても4楽章を歌ったわけではない。

今度「9月に90人で聴く第九」という企画にのるのでその準備。
第九のCDをガンガンかけてラッパを一緒にさらう。

全編穴なしの真性ナチュラルトランペットでやろうかなと目論んでいるんだけど、やっぱり数カ所「ファ」の音の難関がある。
第1楽章326小節から数小節、第4楽章の例のメインテーマ、最後のプレスト、以上の3カ所が鬼門だ。ここだけ1つ穴に差し替えることにしようかな。ちょっと過渡的措置ということで。

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2007/05/02

美化作用

自分の演奏を聴く時には美化作用が働く。
一番批評的に聴かなくちゃいけないのは理屈では分かっているんだけどね。

20数年前のマーラーの3番を聴く(新響104回演奏会)。なんと今や社会人となったうちの息子がまだ妻のお腹にいた頃の演奏だ。おとといの演奏会が197回だったし、もう200回になるんだね。自分がいたのは87回から146回まで。新響も遠くなりにけり。

ポストホルン、悪くないっすよ。

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