愛聴盤
アントネッロ「天正遣欧使節の音楽」
最近は このCDばかりを聴いている。
今月末の発売なのだが、目白バ・ロック音楽祭の先行販売でゲット!
自分もちょっとだけ参加しているから全く客観的とは言いがたいが、一言で感想を言うと、
「むちゃくちゃ感動した」
冒頭から最後の音が消えるまで、ずっと音楽が詰まっている。
濱田さん始め参加したプレーヤーたちのこれまで積み重ねて来たものが集積した一枚という感じでCD一枚の中に沢山凝縮されている。もちろん時代的には初期バロックの音楽なんだけど、その音楽が作り出されるまでには膨大な研究、さまざまな音楽(民族音楽や日本古来の音楽、ジャズなどなど)からのインスピレーション、そして磨き上げられた表現法とアントネッロの人たちの高度な技術がバックボーンとなっている。
こういう曲がありました、楽譜を見ながら指定の楽器で演奏しました。という通り一遍の演奏の対極にあるものといえる。
聖母マリアのカンティガスのときも何度も聴いてしまったけど、これも愛聴盤として大切に聴いていくことになりそう。
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