旅行第5日目 (楽器に会いに行く)
マンハイム→バーゼル→バード・ゼッキンゲン
ホテルでの朝食もそこそこにスイスのバーゼルへ向け出発。今日は約250kmの道のりだ。
11時頃バーゼル市内のEggerに到着。さっそくあらかじめ伝えておいたモデルの楽器を出してもらって試奏する。
試したのはいずれもロングタイプ(4穴)で、
1 Ehe ヒストリカルモデル(バロック)
2 Ehe スタンダードモデル(バロック)
3 Haas スタンダードモデル(バロック)
4 Ehe ヒストリカルモデル(ナチュラル)
スタンダードモデルというのはハンドメイドじゃない部分もあるタイプ。バロックとナチュラルの違いは説明がしにくいが、もともと4つ穴のロングタイプとして設計されたものがバロックで、ナチュラルはオリジナルと同じ様に穴なしが基本形なんだけれど、4つ穴のヤードに取り替えることも可能。Haasモデルのヒストリカルは在庫切れとのことだった。
机手前から1番、3番。Sugi君が吹いているのが4番、そのうしろに置いてあるのが2番。
僕が気に入ったのは1番と4番。Sugi君は4の音色が断然いいという。ちょっと華奢な印象はあるが確かに録音して聴き比べてみても高音の伸び具合とか音色はほれぼれするものがある。ほぼこれに決まりかな。というあたりでお昼の時間。
たまたまローザンヌからサックバットを物色に来ていた日本人の女性(今度リヨンに合格してラサール氏の元で勉強するのだとか)と彼女と同行のコルネット吹きと一緒に4人で近くのイタリアンでお昼。
左から僕、(去年もお世話になった)お店のGerdさん、ローザンヌからの2人
Eggerに戻り結論はやはり4番ということになり、値段を聞いてお金を銀行に下ろしにいくが(エッガーはクレジットカード不可)、一日に引き下ろせる制限金額を超えてしまうのでまた明日もう一回銀行に行ってから再訪することにした。
バーゼルから車で1時間弱のバード・ゼッキンゲン(ドイツ)へ。ここはゼッキンゲンのトランペット吹きという物語でも有名だが、エドワード・タールが建てたトランペット博物館があるところでもある。こういうとき、同行の相手が同じラッパ吹きだといいね、興味のありどころ、見るペースなど呼吸が合うので余計な気をつかわなくて済む。ハースなどのオリジナル楽器を心行くまで鑑賞。いいよここは。
当夜の宿はゼッキンゲンとバーゼルの中間地点の国境地点、ラインフェルデンという町、その名の通りライン川に面したホテルだった。スイスはEUではないのでドイツと行ったり来たりするたびにパスポートチェックがある。
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