フランス人にはなれそうもない
BBCのプロムスのプログラムを見ていたら、ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツがフランスもの(カンプラとラモー)を演奏していて、演奏も聴けるというので聴いてみた。こうやってすぐ公開してしまうところ、BBCは寛大だよね。
2時間半のコンサート、全部を聴く時間はなかったけど、つまみ聴きをした限りでは(寸劇やダンスもついていたからか)異様な盛り上がり方だった。
フランスものは今まであんまり経験がない。バロックでは殊に今度のシャルパンティエ(テデウム)が初体験ではなかろうか。ということもあってか、まだなかなか馴染めないでいる。イネガルはともかくとして、あの、いかにもおフランスな、終始音の第3音をゆっくりとトリルするお約束(ファ〜ミファミファミ〜)もこそばゆい。そういうのが気持ちよく堂々とできなきゃいけないんだろうね。なんか戦う前から白旗上げてるみたいだけど、どうもそんな風にはなれそうもないような気がする。
そういえばアントネッロで野々下さんが「船上の宴会」でフランス人を演じたときはさすがに堂に入ってたよなあ。
話は戻るけど、今年のプロムスにはBCJも出演するらしい。
8月7日 ロイヤル・アルバート・ホール
曲はカンタータの78番、179番、200番からアリアとミサ in G
これもインターネットで聴けそうだ。
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