ニッポン・パッシング
今日は日本は休みだけど海外の市場は開いている(NYも休みだけどね)。
円がまた弱含んでいてドル円で117円のミドル、ユーロ円が165円だ。
対ドルで110円から120円の間をうろうろしているんだから別になんてことないように見えるけど、実はこのところの米ドルはめちゃめちゃ安いのだ。インデックスで見ると市場最安値水準じゃなかろうか。それに連れているということは円もまた限りなく安い水準にあるということである。
通貨に限らず日本に魅力がないんだなというのは株価を見れば一目瞭然。TOPIXで見れば上がったり下がったりでトレンドはなく今は結局年初と同じくらいの株価水準でパッとしない。何となく世の中こんなもんなのかな〜と思って他国の株価を見れば、年初と変わらず足踏み状態なのは日本だけで、ヨーロッパやアメリカの株価指数は10%とか20%とか結構上がっているのだ。アジアに至っては2倍以上になっている中国株は別格としても、東南アジア、インドみんな結構成長している。中国市場の恩恵を直接受けるホンコンが40%なのは納得がいくが韓国でも同率程度の伸びを見せている。逆に日本の新興市場は年初来マイナス数十%の下落だから地盤沈下は目を覆わんばかり。
成長が期待出来ない、投資魅力がない、通貨が弱い、いろんな要素があってこういうていたらくなんだろうけど、どういう風に変化していったらこの状況がプラスに転換するんだろうか。このまま割安に放置されてパッシング(素通り)されるだけの国に甘んじるんだろうか。
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