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2007年11月

2007/11/27

省エネオケ

バッハのカンタータ51番の演奏会も無事終了。

BWV51-1

さて、次のコンサートは シュッツのクリスマス物語(12/1 霊南坂教会)

この曲は序曲のSinfoniaと終曲はTuttiだが、間に入る間奏曲ではバルトークのオケコンみたいに2対の楽器が交代で活躍するようになっている。あ、時代が逆か。

間奏曲1 2つのガンバ
間奏曲2 2つのヴァイオリン
間奏曲3 2つのフラウト(リコーダー)とファゴット
間奏曲4 2つのヴァイオリンとファゴット
間奏曲5 2つのトロンボーン
間奏曲6 2つのトランペット(コルネットを使っているのもある)
間奏曲7 2つのガンバ
間奏曲8 2つのガンバ

というわけで器楽奏者は通奏低音を別にするとガンバ2、ヴァイオリン2、リコーダー2、トロンボーン2、トランペット(もしくはコルネット)2、ファゴット1の11人が必要ということになる。こじんまりとした曲にしては大編成だ。
だが、指定通りに楽器(奏者)を揃えるのも大変だしパートの出番も重なっていないことから、よく使われるのは同じ奏者が楽器を持ち替えして節約する方法。
ガンバのパートはヴィオラで弾くことにしてヴァイオリン奏者が兼任、コルネット吹きはだいたいリコーダーが吹けるからそれも持ち替え、ってやると瞬く間に11人が7人になる。

今回もその例にもれず、僕は去年(コンヴェルスム・ムジクム)と同じパターンで、コルネット(これは序曲と終曲で演奏)、リコーダー、それにトランペットの持ち替えだ。なんならトロンボーンのパートも吹けなくはないんだけどね、いつ言われても応えられるようにさらってはあるんだが。

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2007/11/21

カニヤック

カヌーのカヤックではない、
フランスのコルネットの名手、ジャン・ピエール・カニヤック
今回北とぴあのオルフェオ公演のためコルネット、トランペット担当として来日した。(彼はトランペットも吹く。なんでもマデウフ氏が最初にバロックトランペットを習ったのがカニヤックだったらしい。習いたてですぐロ短調ミサを吹かされたという文章があったっけ)

初めて氏のコルネットを聴いたと思っていたが、実はインスブルックの教会コンサートでドミニク・ヴィスとかと一緒に彼のアンサンブルの演奏を聴いたことがあったのを今思い出した。あのときは席も遠くだったし残響わんわんのお風呂状態だったからよくわからなかったんだった。

冒頭のトッカータ。1月にはこれを自分が演奏しなきゃいけないってこともあって大いに期待していたんだけど、(どのような事情が知らないが)1stを濱田さんのコルネットにしてカニヤックのトランペットは2ndに回っていた。あれ〜、そんな〜
公演2回聴けどもどんなだったか結局わからずじまい。残念だ。

コルネットの方はラテン系らしく繰り返し部分ではお遊び装飾も入っていたけど、いま一つカッコ良くなくて、「なくてもいいんじゃね」的オーナメントだった。ブルース・ディッキーのクラスで「即興、装飾は入れても全然構わないけど、あくまでもそれを加えることで本来の旋律が引き立つ場合に限る。もとのフレーズの良さを消すような装飾は本末転倒で御法度だよ」と言われたのを思い出す。

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2007/11/18

オルフェオ at 北とぴあ

寺神戸さん指揮、レ・ボレアードのモンテヴェルディ「オルフェオ」公演を観る(15日と17日、北とぴあさくらホール)

歌手はオルフェオこそは外国人(ジュリアン・ポッジャー)だが、それ以外はすべて日本人キャスト。オケも数人海外から招聘した奏者がいたものの基本的には日本人。それでこれだけ本格的かつ水準の高い初期バロックオペラが上演できてしまうあたり、近年の古楽界のレベルの高さを証明するものといえるだろう。

やはり舞台慣れというのだろうか、初日よりも今日の方が総じて出来が良かったように思われた。歌で光っていたのはタイトルロール以外では使者と希望の二役を演じた波多野さん。合唱も良かった。オケではやはりヴァイオリンがきれいだったね。

僕が観たのはどちらの公演も二階席だったのだが、一日目に視力が足りなくて舞台が良く見えなかった反省から二日目はオペラグラス持参。話題の衣装や歌手の表情、オケメンバーの動作などもつぶさに観れてオペラグラスは大正解だった。能舞台を意識した演出と所作には賛否両論あるみたいだけど、僕には専門外でよくわからず。ともかく衣装はきれいだった。日本人の体型に合っているし。

お客さんは両日ともよく入っていたけど、初日の方が古楽関係者率が高かったような。著名な人たちも多くお見かけしたので、もしあのとき北とぴあがテロの標的になったとしたら日本の古楽界は壊滅的な打撃を受けたに違いない(そんなことはあり得ないけどね)。

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2007/11/17

鬼が笑う

ドイツのミュンクヴィッツさんからメールがきた。
先日送ったライブCDのお礼や、最近作っている楽器についてなどの話のあとに、来年の7月27日(日)にまたロストック郊外Belitzでマデウフさんを招いてコンサートを開くことになったけど興味ある?ときた。

行きたいなあ。
行ってまたレッスンを受けたい。

いや、多分行くことになるんでしょう。
早くもその日を軸にプランを膨らませている自分。

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2007/11/13

発見と新たな疑問

今頃気がつくなんてウカツと言えばウカツなんだけど。
アーノンクールのクリスマスオラトリオをスコアを見ながら聴いていて衝撃の発見。

第19曲目、第2部のアルトソロの子守唄はアルトの歌と同じ旋律をフルート・トラヴェルソが1オクターブ上で演奏している。曲中全くのユニゾンだ。オブリガートで対旋律的にソロと会話するというアレンジではなく、むしろソロに寄り添って吹くことで歌を補強する意味合いが強いように思われる。

その譜面(僕のスコアはEulenburg)を見ると、アルトの言葉の譜割りとトラヴェルソのフレーズにつけてあるスラーが一致しない箇所が随所にある。例えば冒頭唄い出しのロングトーンの後の32小節目。音符は8分音符が4つ並んでいて、アルトの歌詞は初めの3つの8分音符が3小節前から続くSchlafeの語尾で、最後の8分音符にmeinが充ててある。これに対しトラヴェルソは最初の8分が前の小節からのタイ、2つ目の8分が独立していて後の2つの8分がスラーになっている。つまりソロがmeinの前でブレスをするところ、笛はわざわざスラーで途切れず吹くように指示されているというわけだ。36小節目39小節目も同様。41小節目からなど3小節連チャンでそういうミスマッチが続く。

今までコラールに限らずオブリガートのフレーズに関しても、器楽のアーティキュレーションは歌詞を参考につければいいと思っていたのに、これはどういうことだろう?むしろ敢えて違うフレージングをすべきなのか?それともこれは全くのユニゾンで歌のサポートだから特例なのか?混乱をきたしてしまった。

どなたか解答をお持ちだったら教えて欲しい。

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2007/11/10

編集ミス?

バッハのカンタータ51番のカラオケをしてて気がついた。

Matyas Antal 指揮 Budapest Failoni Chamber Orchestra のCD(NAXOS 8.550643)、1曲目のアリアでダカーポした後の29小節目、こっちが「ミミドドミミソソド」ってドの音に上がったのに、CDは「ミミドドミミソソbシ」ってきた。あれっと思ったらCDは24小節目に戻ったみたい。つまり24小節目から30小節目まで余分にリピートしているようなのだ。

これって明らかに編集の時にテープのつなぎ方間違ったんじゃないかと思うんだけど。

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2007/11/08

停滞

仕事のプロジェクトの進捗状況が思わしくない。
提携会社でのプログラム開発が希望する程度に進んでない(というか止まっている)からだ。
本番稼働のタイミングが遅れることになりそうなので、こちらとしては時間的猶予が生まれるから助かる面もあるんだけど。
でも終盤になってからの停滞は精神的にしんどいものがあるなあ。
このまま年越しになるのだけはなんとか避けたいものだが。

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2007/11/04

「うた」

北とぴあ音楽祭のMAT(モーツァルト・アカデミー・トウキョウ)公演に出演してきた。
やっぱり人の歌声にはかなわないね、器楽では。
「アメイジンググレース」も「わたしのおとうさん(ジャンニ・スキッキより)」も。そしてなんとなく毛嫌いしていた「千の風になって」も、みんなこころにダイレクトに訴えかけるものがあってシビれてしまった。武満徹の曲(○と△の歌)も面白かったなあ、洒落ていてそれでいて愛に満ちていて。
器楽奏者は歌手に学ぶべきことが多いよね。

さて、次の出番はいよいよカンタータの51番。いい演奏をしたい。

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