岐路(その1)
大げさだけど、人生には「あそこが分岐点だったな」と言える点がある。
僕の場合、今までに明確に分かっているのがいくつかある。
その一つは随分昔のことで、現役の大学受験のとき。
受けたのは九州大学の法学部。入試は7科目。
(当時は)得意だった数学(数IIB)で足元すくわれた。
数問あった出題の最後が二次方程式で、確か y=a(x-a)^2+a みたいな式がテーマだった。最初のaはきちんとaと認識したのに、なぜか最後のaをαと読み違えた(というのも過去問は最後の定数がαだったことが多かったからなんだけど)。
全部aと読めば簡単な問題だったのに、自分で問題を複雑にしたもんだからめちゃくちゃ手こずってしまって、時間もかかったあげく結局その問題は落とした。確か配点は20点ほどあったと思う。
当時の九大は入試での得点と合格ラインを出身高校へ教えてくれるシステムだった。僕の得点は316点で法学部の合格ラインは325点。一校しか受験してなかった僕はそのまま浪人生活に突入した。
あのときすんなりと正解出して大学生活を博多で送っていたら今頃全く違う人生を歩んでいただろうな、と今でも思う。
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