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2008/01/20

幸せな一週間

終わってしまった。。。。オルフェオ公演。

思い起こせば今から12年前、アントネッロの演奏するモンテヴェルディのヴェスプロを聴いて、その音楽の素晴らしさに感動すると同時に「ああ、このオケの中で一緒に演奏してみたい」という強烈な憧れが僕を楽器(コルネット)の練習に邁進させたのだった。そして幸いなことにそれから数年後に夢が叶い、以来何度も一緒に演奏させていただく機会を与えてもらっている。本当に幸せなことだ。

今回のオペラではクラリーノ(トランペット)で参加させてもらった。
オペラの開始を告げるゴンザーガ家のファンファーレ。大事かつおいしい役回りだ。初日、2日目ともなんとか役目を果たせたのではなかろうか。

今回の公演にあたっては歌手の方々は年末から、そしてオケは年が明けてからの準備だった(もちろん各人それぞれに前もって準備をされていたわけだけれど)。音楽監督と演出家の練りに練ったアイデアを具現化すべく周到な練習が重ねられる。オペラはこの過程が本当に面白い。

僕は仕事をまとめて休める時期になかったので、この1週間、基本的には時間まで会社で働いてからの練習参加となってしまった。結局仕事もそこそこに切り上げ、毎日遅れて練習場入り。気持ちの切り替えに若干時間がかかったのと遅刻の負い目と。いっそ休みをとって音楽に集中できればどんなに良かったか。でもみなさんにはそこも許容していただいて大変ありがたかった。

肝心のオペラの出来は素晴らしいものだった。でも内実を知るものとしては事前に成功は間違いないと確信できてたから全然意外感はない。だってあれだけ練習を重ねてたし、練習の時から歌と器楽の一体感があったし。

今回もアントネッロに参加できて幸せだった。
また頑張ろう。

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