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2008/01/12

再会

某銀行の新春経済セミナーに参加。

ロンドンから来たと思われるその銀行のストラテジストのプレゼンテーションが始まってまもなく、「ああ、そうそう、この人だ」という懐かしい人に遭遇した。
それはそのストラテジスト本人ではなく、その通訳をしていた人。

お名前は存じ上げないがもうベテランの域に入るその通訳の女性の仕事ぶりはそれは見事というしかない磨き上げられたもの。たぶんどの業界でもそうだとは思うが、経済用語のみならず金融関係の専門用語が多発するこの手のセミナーにあって、通訳の善し悪しはプレゼンの受け取られ方そのものを左右する。

10年以上前、ある外資系証券会社とのスモールミーティング(先方が2人、こちらが2人)のときに先方のエコノミストの通訳として同伴されたのがこの方だった。テーブルをはさんで小1時間ほど、エコノミストの話を伺い質疑応答するのが主眼だったのだが、僕は話そのものよりその人の通訳技術に感心してばかりのミーティングだったような気がする。なにしろ英語を聞きながら手元にメモしている速記が謎だし、それほど複雑に見えないそのメモを見ながらいざ訳す際には先ほど話された内容がもれなくしかも詳細にでてくるところがまるでテーブルマジックを見せられているみたいだった。

今回は距離があったのでメモをしている様子は遠目にしか伺うことはできなかったが舌を巻く通訳ぶりは健在だった。

こういうプロの技を見せられるとこちらまで爽快な気分になるから不思議だ。

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