アンサンブル・フラン第31回定期演奏会
掲題の演奏会を聴く(晴海トリトンスクエア第一生命ホール)
曲目は前半がストラヴィンスキーのプルチネルラ、後半がモーツアルトのポストホルンセレナーデというプログラム。
フランは創立1977年というからバレンタインの2年前、メンバーの母体はNHKのジュネス・オケ(ハルサイかな、ブラ1かな)で、当時の弦の名手揃いだ。
本来は弦楽アンサンブルなんだが、この数年は管も入れて管弦楽曲をやっているらしい。今回のゲストコンサートマスターはN響の山口裕之氏、中規模のオケ(ストバイは5プル)にもかかわらず指揮者を置かない趣向。
アンサンブルが見事。それぞれが楽しんで自主的に音楽をやっているのが客席にも伝わってくる。こう言っては失礼だが弦の後ろのプルトの方までちゃんと弾いているし。練習も回数重ねているだろうなというのが伺える。
個人的には前半の方が楽しめた。モーツアルトは最近触れていなかったいわゆるモダンの演奏、やりたいことは判るけどちょっと厚化粧かなと思ってしまう。管の人たちもそれぞれ達者。タイトルのポストホルンは正真正銘のポストホルン(終演後楽器を見せてもらった)での演奏ということで、音程とりづらいところよく頑張ってました。
プロオケ顔負けのいい演奏してるんじゃない?
こういう団体に入って活動してたら楽しいだろうね。
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