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2008年6月

2008/06/30

カウンター

バーや飲み屋のカウンターのことではない。
回数記録機能、いわゆるブログ訪問者数とかの類い。
なきゃいいのについていればいたで何かと気になってしまう。
あるいは全然気にならない人もいるんだろうか。

おととい初めての試みでYouTubeに2年前のカンタータの演奏の映像をアップしてみた。
人知れずこっそりと載せた訳だから当然閲覧者数も少ない。
少なければ少ないで(なんとか増えないかな)と思ってしまう。
ついつい(何回になったかな)と何度もチェックしてみたり。
ここらへんの心理は微妙だね。
カウンターが罪作りなのかも。

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2008/06/29

アンサンブル・フラン第31回定期演奏会

掲題の演奏会を聴く(晴海トリトンスクエア第一生命ホール)

曲目は前半がストラヴィンスキーのプルチネルラ、後半がモーツアルトのポストホルンセレナーデというプログラム。
フランは創立1977年というからバレンタインの2年前、メンバーの母体はNHKのジュネス・オケ(ハルサイかな、ブラ1かな)で、当時の弦の名手揃いだ。

本来は弦楽アンサンブルなんだが、この数年は管も入れて管弦楽曲をやっているらしい。今回のゲストコンサートマスターはN響の山口裕之氏、中規模のオケ(ストバイは5プル)にもかかわらず指揮者を置かない趣向。

アンサンブルが見事。それぞれが楽しんで自主的に音楽をやっているのが客席にも伝わってくる。こう言っては失礼だが弦の後ろのプルトの方までちゃんと弾いているし。練習も回数重ねているだろうなというのが伺える。

個人的には前半の方が楽しめた。モーツアルトは最近触れていなかったいわゆるモダンの演奏、やりたいことは判るけどちょっと厚化粧かなと思ってしまう。管の人たちもそれぞれ達者。タイトルのポストホルンは正真正銘のポストホルン(終演後楽器を見せてもらった)での演奏ということで、音程とりづらいところよく頑張ってました。

プロオケ顔負けのいい演奏してるんじゃない?
こういう団体に入って活動してたら楽しいだろうね。

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昨日できたこと 今日やったこと

昨日
You Tube に動画をアップするやり方が判った。

今日
動画をiPodに入れようとして入っていた音楽を全部消去してしまった。
凹む。


というわけで、You Tube の動画はこちらです。

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2008/06/28

飲み会

昔の仲間との飲み会続き

その1)
前の前の会社のときの同僚(後輩)たち3人と八丁堀で。1人は僕と同じく他社へドロップアウトしてしまったが、後の二人はそこに勤め続けていて、それぞれ要職の部長になっている。
共通の話題はやはり会社のことになる。誰がどうしたとか、あの人の今はとか。しかし離れて10年も経つと忘れていること多いね。誰某といわれても思い出すのに苦労したりついに思い出せず仕舞いだったりする。

その2)
大学オケ同期5人で銀座イタリアンで飲み。こちらは1人を除いてみな転職組。卒業して30年近く経つとどういうふうに人生転がるか判んないもんだ。社会的立場は違ってもそれぞれの間柄は大学当時のまま。共通の後輩のことにからむ話題でかなり盛り上がった。
ワインをおおいに飲む。4人(1人は下戸なので)で何本空けただろう。
かなり酔ってお開きに。実はその下戸の奴は僕と同じマンションに住んでいるので乗り過ごしもなく安心して帰れた。

今は軽い二日酔い状態。

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2008/06/25

課題

高音時、アパチャーを開けて息を多めに送り込む。頭で分かっていてもなかなかできなかったこのことが多少できるようになってきたような気がする。

ストレスのない伸びやかな高音が目標。
数あるロ短調ミサのCDを聴き比べても自分の気に入るラッパの演奏はそこに違いがあるように思うので。

この数ヶ月の課題はこれだな。

その前に本業の目標も設定しないと。

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2008/06/17

るるぶ in NY

7月初旬にNY出張。
それはいいが何かと勝手が分からない。
Airline, Hotel, アフター5の時間の使い方。
これがロンドンだといくらでもプランが膨らむんだが。

最後に彼の地に行ったのはいつのことだっけか。
90年代前半?
NYはいつも仕事。時間がなかったのも一因だけどね。

誰かお奨めるるぶプラン(泊るとこ、食べるとこ、遊ぶとこ)あったら教えて。

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2008/06/15

すっかりバッハ吹き

ターフェルムジーク鎌倉のカンタータ本番終了。

前奏に29番のシンフォニア(オルガンコンチェルト。実は無伴奏バイオリンパルティータ第3番BWV1006の1曲目プレリュードのパロディ)、前半の最後に120番(これはロ短調ミサの21曲目、Et exspectoに転用されている)の2曲がラッパの出番だった。あ、あとアンコールに29番のコラールをやってそれにもちょい役があったけど。

120番のステリハのとき、あまりにもハイDが当たらないのでかなり激しく反省。マウスピースをSI7にするかS9にするかで迷っていたのも良くなかったんだろう。休憩時にステリハの録音を聴きながら、多少リスクを冒しても若干大きめのSI7で音色重視で息と舌のコントロールで乗り切ろうと心を決めたのが良かったのか、本番はまずまず満足のいく出来だった。楽譜から離れて曲に乗れたのも好調の一因だろうか。

先月からバッハのカンタータの演奏が続いている。
70番、68番、29番、120番。
来月は10番と197番。
8月には147番。
年内に114番と181番、63番と110番というコンサートもある。
去年も今年も年末締めくくりの演奏は110番ということになりそうだ。

それから急遽入ったロ短調ミサの演奏が10月に。
昨日の演奏会の出番の合間 (!) にラッパ3本でパート練習をする。
手強いがやり甲斐は充分。

すっかりバッハ吹きになってしまった今日この頃。

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2008/06/09

意外と正直な自分

この間タクシーを拾って乗ろうとしたら後部座席の足下に男性の財布が落ちているのを見つけた。財布は2つ折りのタイプで、お札とカードが数枚入っているのが見えた。

「あ、運転手さん、落とし物みたいですよ」

そのまま運転手に渡す。

「カードが入っているから持ち主はすぐ分かりますね」

意外と正直な自分にちょっとびっくり。
というか、財布を手渡す前にお札を数枚失敬するなんて機転がとっさに利かなかっただけなのかも。
〜あとで(ちょっともったいなかったかな)なんて思ったり〜

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演奏会のお知らせ

今週末出演する演奏会の案内です。

ターフェルムジーク鎌倉
バッハ 教会カンタータ連続演奏会 XII

日時:2008年6月14日(土)午後2時開演
場所:逗子文化プラザホール(JR逗子、京急逗子駅下車)
曲目:JSバッハ カンタータ第29番よりシンフォニア
   JSバッハ カンタータ第150番「主よ、わが魂は汝を求め」
   JSバッハ カンタータ第120番「神よ、われらはひそかに汝をたたえ」
   JSバッハ カンタータ第198番「候妃よ、なお一条の光を」
ソロ:藤崎美苗(Soprano) 高橋ちはる(Alto) 石川洋人(Tenor) 川上敦(Bass)
器楽・合唱:ターフェルムジーク鎌倉
指揮:大竹尚之
料金:2500円
問い合わせ:0467-31-2588(吉田)

ターフェルムジーク鎌倉は29年の実績を持つ団体だそうで、バッハのカンタータには2003年から取り組んでいて、今回はその連続演奏会の第12回目です。ラッパの入る曲は前半の29番と120番で、どちらもラッパ3本の楽しい曲(120番はロ短調ミサにも転用されています)です。オケはモダン楽器ですが、例によってトランペットとティンパニは古楽器で演奏します。
プログラム後半は気分一転、王妃の追悼礼拝用に作られた曲だそうです。

お時間のある方、ご興味ある方、ちょっと遠いですが是非お越しください。

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ロ短調ミサ

ナチュラルトランペット吹きにとっては特別な曲、バッハのロ短調ミサ。
某所で吹かせてもらえることになった。
これでまた一つ経験値が増えるかも。
目標があるとまた頑張ろうっていう気持ちにも気合いが入る。

頑張ろ

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2008/06/02

ヤルヴィのベートーヴェン

パーヴォ・ヤルヴィの演奏のどこが面白いか、ベートーヴェンを聴きながら考えた。いつも聴き馴染んだ曲でも常に「ハッと」するところがある、それが新鮮。で、往々にしてそれは内声部の動きをフォーカスしたり、リズムの取り方を工夫したり、目のつけどころが他の指揮者と違うところだと思う。同じスコアを見ているのにアイデアの湧き方が違うんだよね。

一度そのアイデアに気づかされると何で他の棒だとそこが聴こえてこないんだろうって歯がゆくなってくるから不思議。

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2008/06/01

バロックトランペットの補正孔について

バロックトランペットのvent hole(補正孔)について。
とある人から質問を受けたのでまとめてみた。せっかくなのでここにもアップすることにしよう。

 

まず1つ穴の楽器について考えましょう。

 

トランペットの自然倍音で平均律から最も乖離した倍音は第11倍音(ファ)と第13倍音(ラ)です。まずこれの克服のために穴が考案されました。
基音Cの楽器を4度上げるとファラドの楽器ができます。問題の11倍音と13倍音の音は4度上げの楽器の第8倍音と第10倍音(つまりF管の真ん中のドとミ)に相当します。4度は対数比でいうと4対3、つまり管の長さを4分の3にしてあげればF管になります。
そこでマウスピースからベルまでの4分の3のところに穴を開けました。これを開けるとF管になるというわけです。F管にするとファとラの音程が綺麗に補正されるというわけです(ついでにいうとその間のソの音も出せます、F管のドレミに相当)。この穴を便宜上4度ホールと呼ぶことにしましょう。

 

これで11倍音と13倍音の音程の問題は克服されました。次に問題になったのがナチュラルの管の長いことによる弱点、つまり高音時では隣り合う倍音が近いために音がはずれやすくなることです。例えば良く使う真ん中のドレミはちょっと間違うとすぐ倍音列の隣の音が出てしまいがちです。
どうしたか。これも管を短くすることで解決しました。つまり楽器の半分のところに穴を開ける、すると1:2の比率ですからちょうどオクターブ上になります。
先ほど問題にしたドレミ(8、9、10倍音)はオクターブ短い楽器の第4倍音のドと第5倍音のミと同じ高さです(レに相当する音は出ません、これが大事)。
これをオクターブホールと呼ぶことにしましょう。

 

実際のところの順番はどうだったのか分かりませんが、次に解決しようとしたのはやはり第11倍音のファの音、これはファとしては高いのですが#ファとして使うには若干低すぎる。そこでオクターブホールより若干長めのところに穴を開け、基音より増7度高い倍音列を得ることにしました。つまり1オクターブ高くして半音下げた倍音列とでもいいましょうか。これを開けると真ん中のシ、ミのフラット、ファのシャープなどが得られます。
この穴を7度ホールと呼ぶことにします。

 

さて、最初にvent hole付きの楽器が出現したのは1960年代、オットー・シュタインコップフがドイツのメーカー、フィンケ社と一緒に開発したものと言われています。そのときはイェーガートランペット(ホルンのようにくるくる巻いたもの、バッハのトランペット奏者だったゴットフリート・ライヒェの肖像画に描かれているのでおなじみの楽器です)に以上の3つの穴を空けたものです。楽器がくるくる巻きですから穴の位置については右手で開閉操作するのに問題はなかったと思われます。

 

ところがこれを伝統的な長いナチュラルトランペットに適用しようとしたとき、問題が生じました。4度ホールは3/4、オクターブホールは1/2、7度ホールはその間に位置するわけですが、4度ホールとオクターブホールの間は管の全長の1/4あります。モダンピッチのC管(全長8フィート、すなわち2.438m)の場合、61cmに相当します。これではいくら右手が大きくても親指と小指の幅では足りません。というわけで、この3つの穴を片手で開閉できるようにトランペットを折り曲げて作ったのがいわゆるショートタイプのバロックトランペットというわけです。
この場合、4度ホールを親指で、オプターブホールを小指、7度ホールは人差し指もしくは中指で操作します。

 

イギリスのマイケル・レアードはトランペットの元の姿を活かしたままでvent holeがつけられないか考えました。彼が考案したのはオクターブホールと7度ホールは残して4度ホールは諦め、その代わりの穴で11,13倍音を解決する方法です。すなわちラッパの1/2のところに穴を空けこれをオクターブホールとして使う。同様に7度ホールも空ける。そしてさらに半音下がったところ、つまりオクターブホールよりベルに近いところ全音分に相当するところにも穴を空ける。長さでいうと管長の半分の約1/8のところで、これは先のモダンピッチC管だと約15cmです。これはB管になっても手を開けばかろうじて届く間隔ですね。この穴でファのナチュラルを得ることができます。この穴をここではBホールと呼ぶことにします。この穴で得られる音列で使えそうなのはシのフラット、ファの他にはソのシャープ、真ん中のドのシャープ(苦しいですが)あたりになります。

 

これで11倍音は得られましたが、13倍音はまだ解決されていません。そこでレアードはオクターブホールと7度ホールの間に比較的大きめの穴を空けることでこれを解決しています。これは物理的に何度の関係になるのか、僕には分かりませんが、真ん中のシ、ミのフラット、上のラ(13倍音)のピッチを得ることができます。これを仮にAホールと呼ぶことにしましょう。

 

最終的にレアードの方式は4つの穴でイントネーションの問題を解決することに成功しています。楽器の持ち方はBホールを親指、オクターブホールを小指、7度ホールを人差し指、Aホールを中指というのが僕のやり方です。

 

最後の方、ちょっと物理的に緻密さに欠けますが、以上のような仕組みでバロックトランペットが開発されたというわけです。

 

ではいくつの穴の楽器がいいか?それは使う人の好み次第ということで。

 

と言ってしまえばそれまでなんですが、それでは身もふたもないので、一言だけ付け加えると、音程の補正という意味では3穴(あるいは1ホール)の4度ホールの楽器の方が安定したピッチが得られます。しかも3穴だと楽器がコンパクトになるから操作性もいい。このあたりが大陸で3穴が支持された理由でしょうね。

 

4穴は音の安定性では劣るけれど、倍音列以外のより多くの音が出せるという点、見た目がオリジナルに近いという点、ヤードを差し替えればナチュラルとして使える点、以上がメリットでしょうか。デメリットとしては管の長さや奏者の体格によっては無理な体勢を強いられることがありうるということも挙げられます。

 

以上 バロックトランペットを演奏する人の何かの参考になれば。

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