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2008/10/26

アマオケは楽しいですか?

雨後のタケノコのように増えるアマチュアのオーケストラ。
有名なサイト、Freudeとかみると首都圏とかほんとにこんなにあるのかと驚くくらいオーケストラが存在する。


アマオケの求心力って考えてみると3つなのかなと思う。
1. とりあげる曲 (や演奏会場)
2. 仲間のオケメンバー
3. 指揮者

とにかくショスタコやりたいんだとかマーラーやブルックナーを大音量でやると恍惚とするとか死ぬ前にバッハのカンタータの世界に溺れてみたいとかとりあえずサントリーホールで演奏できたら幸せっていうのが1。
技術レベルの高い人たちと合奏したいとか練習や本番後の飲み会が楽しみとかなんとなく大学オケからのしがらみでOBオケに入ってますとかが2。
この指導者の元で一緒に音楽をやりたいとかこのオケはいつも魅力的な指揮者を呼んでくるとかが3。

オケ活動がつまらないというときはこのいずれか(もしくはその複合)が満たされないとき。 それ以外の項目でオフセットできなかったら「このオケ辞めようかなー」ってことになる。

一番楽な解決法はその3つの総計が一番満たされるオケを探して移籍するという方法。かといってそんなに条件の合うオケがそうそうあるわけじゃないし、あっても都合良くすんなりと入れるとは限らない(往々にしてそんなオケはメンバーが足りてたりオーディションがあったり狭き門になっている)。

理想的なのは自分がすべてに満足できる新しいオケを作ることだけど、これは大変な労力とストレスを抱え込むことになるから相当な覚悟がないとできないし、万一できたとしても自分が満足いったからといって他のメンバーにとっても理想のオケだというものでもない。不満分子を抱え込む。少人数のアンサンブルでさえ(だからこそと言うべきか)作ってやっていくのは大変なことだからこれは自明。

アマの場合、生活がかかっているわけではないから、割り切って嫌いなことはやらない、好きなこと・納得できることだけをやるという姿勢も当然選択できる。 そこまで割り切れないけどオケをやることに未練があるなら自分が不満に思っていることを排除していくしかない。すると結局オケの中で変えて行く努力をするか、意識して目をつぶるかの2者択一ということになる。で、一番ありがちなのはとりあえずそこらへんは目をつぶって流すパターンだろうか。なんとなく習慣でオケ生活を続けているというか。練習後に酒飲んで憂さ晴らし。

所詮暇つぶしと考えればなかなか悪くはない時間の使い方かも。特に僕らのようなサラリーマンにとってみるとね。
まあ、多少の不平不満を抱えつつそういったなんだかんだが面白くてみんなオケを続けているんだろうね。そう思うとやっぱり社会の縮図ということになるんだろうか。趣味の世界なのにね。

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