トウキョウソナタ
過日観た映画の雑感
香川照之ってユニークないい味を持った俳優さんだね。
リストラされた総務課長っていう役柄にはぴったり。
「ゆれる」のときも内面複雑なキャラクターを上手く演じていた。
小泉今日子
薬師丸ひろ子とかもそうだけど、昔のアイドルだった人たちが実力ある女優さんになっていくのを観るのは楽しみのひとつ。
腑に落ちない点は多々あったんだけど、
そのひとつ「ダンナが失業したって知ったら自分も働こうと思わなかったんだろうか」
もうひとつ「職安いく前に公園でボランティアの配給ランチに並ぶか、普通?」
もうひとつ「いかに天賦の才能があるっていっても始めて数ヶ月で小学生にドビュッシーは無理でしょ」
でもそのあり得ない美しい「月の光」で静かに終わる。
エンディング良かったね。
マジなはなし、
会社からリストラされて、その日のうちに家人に言えなかったら結局言い出すタイミングを失って会社に行くフリをするはめになるんだろうな。と思った。
我が身を振り返る。
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