色違い
大統領選で負けた共和党の敗因の一つに副大統領候補ペイリンがアホだったからというのがあって、ペイリンはアフリカを一つの国と思っていたというのが選挙後の今になってさえしきりに喧伝されている。
一つというのはあまりに無茶な話だけど、アフリカには実に54もの国があるそうだ。改めて世界地図を見てみるといろんなところに知らない国がいっぱいある。
しばらく地図帳を眺めていたが、巻末に 各国の国旗が載っていた。
国旗もそれぞれの国の意匠が凝らしてあって面白い。例えばアフリカのケニアやスワジランドは槍と盾だし、太平洋のマーシャル諸島は「これから日が昇るぞ」という感じの勢いあるデザインで国の特徴を良く表現している。
一番単純なのはベタの緑一色、アフリカのリビアだ。これが棒の先でたなびいていてもとても国旗とは気がつかないほどの謙虚さ。
次に単純なのは横に2分割。赤黒のインドネシア、青黄色のウクライナ、白赤のポーランド、赤白のモナコの4カ国。
一番多いのが3分割。
イタリアやフランスタイプの縦に3等分の国が10ヶ国、
ドイツのように横に3等分の国が13カ国もある。
これらは区別がつかなくて紛らわしいよね。
鷲やライオンなどの込み入った絵が入っているのは見ていて面白いが自分の国の国旗を描かなきゃいけないときには大変だろうなと余計な心配をしてしまう。
ところで日本のそれは誰もが描ける日の丸だが、まったく同じデザインの国が2つもあった。青地に黄色がパラオ、緑地に赤丸がバングラディシュだ。知らなかったなあ。よほど親日の国なんだろうか。
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