外為法の出番です
常々思ってはいたことなんだけど、外為法の威力ってすごい。
今回西松建設の裏金問題で逮捕容疑になったのがこの外為法、正式には「外国為替及び外国貿易法」っていう法律だ。
外国で裏金作りをして、それを不法に国内に持ち込んだ容疑。つまりお金を作ったとかその使い道がどうとかいうのが問題じゃなくて「国内に持ち込んだ」点がけしからん、とこういうわけですね。
外為法って、恥ずかしながら自分は為替の取引に携わってこのかた27年になるけど、規制緩和で法改正になったときくらいしかその法律の存在を意識したことはなかった。でも以前に聞いたところではあいまいな部分を残した非常に解釈の余地の大きい法律らしい(このへんあやふやですみません)。なにか不正事件があったときに一番立件しやすいのが外為法違反。それで網掛けして捕まえておいて後から本質に迫っていくための調査をする、というのがよくあるパターンということなんだろう。そういえば出資法(出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律)というのもよくそんな使われ方をされてたような記憶が。
なんか外為法がいいように利用されているような気もするんだけど。
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