100年長生き
一青窈の歌った「ハナミズキ」の歌詞に
「君と好きな人が百年続きますように」
というのがあった。100年も続く恋はありえないけど。
このところ(日本もそうだけど)欧州の会社がばたばた倒れている。しかも我々にも馴染みの有名どころが。
今年に入ってイギリスのウォーターフォード・ウェッジウッドが倒産、子会社だったドイツのローゼンタールも道連れ。ドイツと言えば鉄道模型のメルクリンが今月の頭に。それから数日前届いた飛行機と車のメーカー、サーブの破綻。
リーマン以来の教訓で金融機関は必死に救っているけど、それにつながっている事業会社は体力のないところから倒れて行っているという構図だ。
サーブこそスウェーデンの国策会社で1937年設立と新しいものの、それ以外はウェッジウッドが1759年創業、メルクリン1859年、ローゼンタール1879年と、みな100年以上の歴史をもつ老舗中の老舗。ニック・リーソンが1995年に破綻に追い込んだイギリスのマーチャントバンク、ベアリングスが1762年創業でウェッジウッドとほぼ同時期の会社だった。どちらもイギリス王室御用達だったけど、女王陛下も救えないお手上げの経済危機ということか。
こうした傾向を見てか、アメリカのフォーブス紙が100年後も生き残れそうな世界の100社という記事を載せている。財務の健全性とか人的資産、事業環境、株主構成などから係数でスクリーニングしたみたいだから我々の直感とはずれているところがあるんだけど、それはともかくとして。
コカコーラとかウォルトディズニー、ミシュラン、ノキアなどのお馴染みの会社に並んで気になる日本の会社は次の15社が名誉ある長生き企業にノミネートされている。
イオングループ
ダイキン工業
東日本旅客鉄道(JR東日本)
本田技研
クラレ
三菱重工業
日本郵船
NTTドコモ
NTTデータ
パナソニック
リコー
積水化学
損保ジャパン
凸版印刷
トヨタ自動車
僕としては新興のNTT企業よりキッコーマンのほうが確実に長生きしそうな気がするんだけど。(あ、キッコーマンというのは比喩で、寛永何年創業の七味唐辛子の会社とかでもいいんだけど)
いろいろ興味深い点もある。
保険を除く金融機関でみると、
フランスのクレディ・アグリコール、カナダのRBCとトロント・ドミニオン、アメリカのゴールドマンサックスとステートストリートの5つしかない。三菱東京UFJもバークレイズもドイツ銀行もJPモルガンもUBSもクレディスイスも皆こぞって落選。これじゃどこに銀行口座開いておけば安心できるか判んないね。
石油ガス業界も、エクソンモービルやBPアコモ、ロイヤルダッチシェルなどの超メジャーは名前がなくてBGやEncanaのようにガス事業のウェイトが高いところが残っている。石油は百年後は確実に枯渇しているだろうしね。
当選 落選
Intel Microsoft
Dell IBM
Amazon Google
この違いはなんだろうか。
ところで、冒頭の歌の歌詞に戻るけど、ずっとひっかかっていることがある。
君と好きな人が
の "と" が普通じゃないよね。「君と君の好きな人が」か「君と君を好きな人が」かじゃないと日本語として変だ。でも多分一青窈は意図的にぼかしているんだと思う。そういうひっかかりが詩の印象を強くする訳だから。 きっとそうに違いない。
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