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2009/02/15

あれこれ聴きながら

そう言えば現代の作曲家の書いたトランペットコンチェルトって知らないなあ、と今更ながらに気がついた。

トマジ、ジョリベ、アルチュニアン

有名なのはこのあたり?どれも名前しか知らない。って告白するのも恥ずかしいが。
じゃ、聴いてみるべ、とナクソスで検索。

聴いた感想

やっぱり聴いたことなかったし、今後も繰り返し聴くことはなかろう。吹くことはさらになさそうだ。

そもそも20世紀の作曲家でみんなが知っているようなコンチェルトってあったっけ?コンチェルトはクラシックの領域で魅力が出尽くされたってことなんだろうか。

ジョリベのフルート協奏曲を聴きながら、「そう言えばこないだ銀座のY楽器の楽器売り場に立ち寄ったとき、誰かが試奏していたフルートのセンプレビブラートには閉口した」ことを思い出す。

なぜモダンのフルート奏者はあの振幅の大きいビブラートを好むのだろうか。どうしてその奏法(による音)が美しいという感覚になったんだろうか。現代のコンセルヴァトワールの教授法のせい?ビブラートが大きいとオケで目立つから?(あ、概してフルート吹きは目立ちたがり屋ですよね、ラッパ吹きと双璧で)

あれこれ考える。
同じ木管なのになぜクラリネットはそうならなかったんだろうか。
確かチェコフィルのクラはビブラートかけてたよね、その昔。

検索ついでにブラームスのクラリネットソナタ1番の緩徐楽章をナクソスで聴き比べ。10種類あるうち、イギリスのドュ・ペイエ(Gervase De Peyer)という人の演奏には控えめなビブラートがかかっていた他はみごとにノンビブラート。同じ曲をカーナーって人がフルート版に編曲して演奏しているけど、クラの後で聴くと笑っちゃうくらい。

やっぱり変だろ、フルートのビブラート。

って結論はそれですか


(蛇足だが、自分はビブラートを否定している訳ではない。バロック音楽においても音楽的に演奏するためには装飾法のひとつとして効果的に使うべきだと思っている。為念)

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