ステージマナー
自分のイメージとしてはトランペットは気品のある楽器。音色も役割も。
それをくずされるのはいたたまれない感じがする。
「なんですか、あのトランペットの人は。いすにふんぞり返って足を組んで、行儀悪いったらありゃしない。ときどきラッパを大きく天井に向けたりして。聴衆を馬鹿にしています。ほんとに頭にきました」
終演後、会場の出口のところで1人のご婦人が会館の人に息巻いていた。
まあまあ、そんな係の人に文句付けてもしょうがないのに。
でも気持ちはよおく分かる。
トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラ 茅ヶ崎公演(3/8)でのこと。
曲目はヘンデルの「水上の音楽」第1組曲、バッハの管弦楽組曲第2番と第3番。
不幸にしてコンマスとチェロのトップを直前に失ってしまったそうで代役を立てる間もなくそのままのメンバーで演奏することになったとか。新コンマスには荷が重かったに違いないがよく責任を全うしていた。管組2番のフルートはソリストというよりもオケ吹きという感じでパッとしなかったな。もちろん破綻とかはないんだけど華がない感じ。オーボエ、ファゴット、ホルンの木管群は上手かった。ファゴットとホルンは特筆に値する。トランペットは上手だけれど若干アグレッシブ。うーん、ちょっと趣味じゃないかも。加えて1stの人は上記のような次第。
短いプログラムだったので5時半の開始で途中休憩20分挟んだにもかかわらず本プロ終了は7時。アンコールを3曲(ヘンデルの王宮の花火から1曲、ラモのダルダヌスから1曲、そして管組3番からアリアをもう一回)やっても終了は7時半前だった。
トランペットのメンバーはみなイギリス人
1st David Hendry
2nd Stephen Keavy
3rd James Ghigi
一旦団員が宿泊するホテルに寄ってラッパの3人と私、それにH氏とM氏の計6人で近くの居酒屋でビールをしこたま飲んだ。ひさびさにロンドンのパブにいるかのような英語漬け(しかもお世辞にもきれいとは言えない普段の言葉遣い)のひとときだった。スティーブは5年前と全く変わってなかった。スティーブとまた再会を誓ってお開きとなった。
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