30年前のこと
早くも7月。
30年前の1979年7月と言えば、ソニーが初めて携帯型のステレオカセットプレーヤーTPS-L2を発売したときである。つまり初代ウォークマン(まだウォークマンという商標はついてなかったが)。
衝撃的だった。
なにしろそれまで外に持ち出しできるといえばデンスケ(これは完全な死語かも)しかなかった時代。こんなに手軽にステレオのサウンドを持ち歩きできるなんて!今では当たり前のことだけど、何ごとによらず世の中に初めて今までなかったコンセプトを提供するというのはすごいことだ。
当時の値段が33,000円。充分に高いがそれだけの価値はあった。
その春に社会人になりたての僕も、飛びついて買いに行った(が、4週間ほど待たされたような気がする)。分割払いだったかも。
初めて外に持ち出して聴いたときのことも忘れられない。曲はなぜかベートーヴェンのゼプテット。歩きながらステレオの前にいる感じ。これまた今では当たり前。
あれから何台買い換えたことか。テープからCDになり、MDになり、さらにはハードディスクになり。
ときどき思うんだけど、例えば今のiPodシャッフル(一番小さいやつね)とカナル式のイアフォンをその30年前に持っていったとしたら、とんでもなくびっくりされるだろうね、当時の人たちに。
この30年間の変化というのもすごいもんだ。
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