« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »

2009年7月

2009/07/31

1Q97 フィリップ・ジョーンズ招聘 そして

1997年(平成9年)のできごと

4/19 - 4/20 合宿(岩井 民宿沼田)

6/8 第62回チャペルコンサート(立教小学校)


6/15 第18回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 I 「音楽の楽しみ」(1621)より(S. シャイト/中村孝志編)
 II ヴェニス・聖マルコ寺院の音楽(G. ガブリエリ)
     第1旋法によるカンツオン第1番 (1597)
     3つのヴァイオリンのためのソナタ (1615)
     カンツオン第28番 (1608)
 III オラトリオ「ソロモン」より「シバの女王の入場」(G.F. ヘンデル )
 IV イギリス組曲より3つの楽章(J.S. バッハ/ J. クーツィール編)
     プレリュード/サラバンド/ガボット
 V 金管のための3つのバガテル(A. グート)
 VI ガーデンレイン(武満徹)
 VII ロンドンの小景(G. ラングフォード)

出演
 Trp 大津留史郎、北村和弘、中村孝志、山岸善樹、山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 今村和司、川原洋二、志村努、関根一臣 Eup 川原晴子
 Tuba 土田恭四郎

僕が日本屈指の古楽集団アントネッロの濱田氏に弟子入りしてバロックの勉強を始めたのは1995年秋のこと。この頃は既にその世界にどっぷりつかっていた。自分の指向がそうだったので、メンバーの理解が得られれば、なんとかブラスアンサンブルの演奏にも古楽奏法を取り入れてみたいものだと思っていた。アーティキュレーションの付け方、音のシェープ、とりわけメッサ・ディ・ヴォーチェ(音の中程を膨らます)などはモダンの金管奏法とは相容れない部分もあるので抵抗は多いかもしれないが、ロンドンブラスのガブリエリの録音など古楽奏者のフィリップ・ピケットのアドヴァイスによりかなりそれに成功していると思われたので、バレンタインとしてもどこまでできるかやってみたかったのだ。

そんな思惑で実際濱田さんにも1度練習を見てもらった。なんとか古楽奏法のアイデアを入れてみたかったのだが、結果はやはり中途半端なものに終わってしまったと言わざるを得ない。メンバーの反応も「面白い試みだけどねえ、今ひとつどう吹いたらいいのかわからないし」と困惑ぎみだったようだ。結局は奏者がスタイルを身につけられるかどうかがポイントだし、その徹底には時間がかかるんだなと今となっては思う。お願いされた濱田さんもどう指導したらいいものか悩まれたのではないかと思う。

さて、話をコンサートに戻すと、武満徹のガーデンレインはSVBEにとってチャレンジングな選曲だった。指揮は山本。終曲のロンドンの小景では曲に合わせてご当地のスライド映写をするという試みもやってみた。アンコールはトロンボーンアンサンブルの小品と「ルスランとリュドミラ」序曲。これは確かグッドアップブラスから借りた譜面。歌は珍しく山岸さんソロによる「おやじの海」。〆のヴォランタリーはナチュラルトランペット2本でやってみた(けど、ボロボロだった。このころはナチュラルの吹き方を知らなかったんだね)。


10/11  第11回ブラスアンサンブルフェスティバル in 愛媛今治
   会場:今治市公会堂
   幹事団体:愛媛ウィンドアンサンブル 参加18団体
   特別ゲスト:フィリップ・ジョーンズ
   演奏曲目:金管のための3つのバガテル(A. グート)
        ガーデンレイン(武満徹)

なんと2年越しで交渉していたフィリップ・ジョーンズ氏の来日が実現することとなった。アマチュアの団体がなんの後ろ盾もなくブラスアンサンブルの開祖を招聘し、それに応えてはるばるイギリスからこのためだけに来てもらえたというのは快挙だったんじゃないかと思う。どきどきしながら成田に迎えにあがるが、直接ご本人とお会いするのは成田が初めて。なにしろこれまで神とも崇めていた方をアテンドするのだからと相当緊張していたのだが、そうした懸念はお会いした一瞬のうちに吹き飛んでしまった。最初から要を得た会話で、もう何年間もお付き合いいただいているような感覚に陥ったくらいだ。
フェスティバルではクリニックや御前演奏、一緒の宴会やPJ賞の授与などNABEOの参加団体の人たちにも喜んでもらえてあの時にNABEOで招聘できて本当に良かったと思う。たぶんあの時が来日の最後のチャンスだったと思う。

詳しい顛末は2007年10月のブログに書いたのでそちらをご参照いただきたい。

バレンタインはガーデンレインを再演。指揮は中村。ホルンの西岡が所属オケの本番とバッティングしたため来られず、ムリを言って上野の森ブラスの澤さんにエキストラをお願いした。残念ながら本番のステージでは譜面が落ちるなどの事故があったのが悔やまれる。

10/12  フィリップ・ジョーンズ公開クリニック(今治市中央住民センター)
曲目:「音楽の楽しみ」より(S. シャイト/中村編)
Svbepj
アンサンブルクリニック。戦いのガイヤルドなど最初こそ自分たちが努力した古楽奏法も意識した演奏スタイルだったのだが、PJのアドバイスが入る都度、徐々に聴き慣れたPJBEの解釈の曲になってしまったのは、悔しいけどさすがの影響力だった。


Svbepj1
<フェスティバル後の松山にてPJを囲んで>


10/20  ミーティング(池袋 ギョーザ楼)
いろいろ思うところがあって、フェスティバルでの演奏を機に団を離れることとした。古楽演奏に傾倒していてモダンのブラスアンサンブルに対する興味が薄れてきたことと、やりたいことはやり尽くしたかなという気持ちもあったので辞めることについて未練はなかった。
ただ、自ら代表をやっていただけに、自分のわがままで辞めてしまって、残って続けたいというメンバーにはとても迷惑をかけたと思っている。東京に戻り、今後の体制をどうするかのミーティングが池袋で開かれた。それに顔を出したのが僕のバレンタイン活動の最後ということになった。ちなみに団の代表はそのときに山岸さんに引き継いでもらい、現在に至っている。


さて、唐突な幕切れで申し訳ないのですが、私のバレンタイン史は以上で終了です。バレンタインは今も活発に活動していますが、これ以降のできごとはどなたか他のメンバーに訊いていただくしかありません。最初からここまでお読みくださった方々、どうもありがとうございました。正確さは期したつもりですが、なにぶん私の記憶と独断に依るものなので、きっと思い違いや失礼な文章があるとは思いますが、その点はご容赦ください。ここが違うよとか私の記憶違いがあればお知らせいただけると幸いです。

それでは

| | コメント (0)

2009/07/30

1Q96 Wウィリアム(バードとウォルトン)

1996年(平成8年)のできごと

1/14 D生命チャリティーコンサート(町田市民ホール)

1/26 立教小学校創立記念式典(立教小学校講堂)

2/12 バレンタイン・コンサート(新浦安ショッパーズプラザ)

4/28 - 4/29 合宿(大泉 ペンションふぁみりい)

自分たちだけの練習では質的に限界があるということで、合宿にはトレーナーとしてトランペット奏者の曽我部清典さんに来ていただいた。ふぁみりいは離れに響きのいい専用ホールを持った音楽ペンションでアンサンブル団体にはぴったりの場所だった。数年前にクローズしてしまったのが惜しまれる。


6/16 第58回チャペルコンサート(立教小学校)


6/23 第17回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 アジンコートソング(イギリス トラディショナル)
 2 フィリップジョーンズ・ストーリー( J. クーツィール)
 3 「スピットファイア」よりプレリュードとフーガ(W. ウォルトン)
 4 戦い(W. バード) ーチェンバロによる原曲演奏ー
 5 戦い(W. バード/中村孝志編)
 6 「ヘンリー5世」より(W. ウォルトン/中村孝志編)

出演
 Trp 大津留史郎、北村和弘、中村孝志、山岸善樹、山本陽史
 Hrn 西岡淳 、松田光弘(賛助)
 Trb 今村和司、川原洋二、関田昌弘、関根一臣、津上昌平
 Eup 松口晴子(賛助)
 Tuba 土田恭四郎
 Perc. 佐々木文彦 、杉山宏美(賛助)今尾恵介(賛助)
 Cembalo 渡辺達(ゲスト)

この回はイギリスゆかりのプログラム、テーマは「戦い」。アジンコートにしろスピットファイアもヘンリー5世も戦争がからんでいるということで選択した。また、この頃ウォルトンにハマっていたという理由もある。スピットファイアについてはプレリュード部分は早くから編曲してあったんだが、フーガ部分がなかなか進まず、結局関根に編曲してもらった。

バードの「戦い」はもともとチェンバロを小型にしたヴァージナルという楽器のための曲集「マイ・レディ・ネーヴェルス・ブック」に含まれているもので、第4回定期のときにも演奏したもの。オックスフォード伯爵のマーチなども含まれている。ただ自分としてはそのバージョンは不満足な点もあったので、もう一度手を加えアレンジし直した。また、原曲/編曲の聴き比べも面白いのではないかと思い、渡辺達さんに「戦い」を原曲通りチェンバロで弾いてもらった。ブラスとチェンバロでは音量が違いすぎるので、休憩の入れ方などどう配置するべきかも頭を悩ませたところ。
ヘンリー5世の2曲目に挿入したパッサカリア「ファルスタッフの死」は、宮内への追悼の気持ちを込めて、バストロンボーンをフューチャーしたアレンジにした。

アンコールはアーノルドのスコティッシュダンスよりアレグレット、モーツァルトのホルンコンチェルト3番より第3楽章(ソロは西岡自作のナチュラルホルンで)、「津軽海峡冬景色」(歌は山本)、トランペット・ヴォランタリーの4曲。本プロもさることながら、アンコールまでこういう曲の並びだと聴かされるほうも体力が要るだろう。

この年は志村が仕事で一時的にカナダへ行くことになりトロンボーンのメンツが不足、やはりニフティで知り合った川原くんに手伝ってもらった。もうかなりオリジナルメンバーから入れ替わりサウンドが変わってしまったのも時代の流れか。


9/22 第10回ブラスアンサンブルフェスティバル in 庄内松山
   会場:山形県松山町町民センター 参加17団体
   演奏曲目:4つの舞曲(M. アーノルド/中村編)

9/23 最上川舟下りコンサート(最上川河川敷)
台風の影響で雨模様だったが決行。「水上の音楽」ならぬ「水中の音楽」に。

11/10 宮内啓行さんを偲ぶ会(東大YMCA)

12/1 第60回チャペルコンサート(立教小学校)
Svbequintet96
<立教小学校前庭にて>

12/6 C社チャリティーコンサート(カナダ大使館)

12/7 クリスマスコンサート(新浦安ショッパーズプラザ)

12月 忘年会(たしか葛飾今村邸)

| | コメント (0)

2009/07/29

1Q95 世界ホルンフェスティバルなど

1995年(平成7年)のできごと

2/12 バレンタインコンサート(新浦安ショッパーズプラザ)

5/20 - 5/21 合宿(福島県穴原ホテル)

6/11 第54回チャペルコンサート(立教小学校)

6/18 チャペルコンサート(志木聖母教会)


6/25 第16回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
第1部
 I 王のマーチとユージン王子のマーチ(J. クラーク)
 II エリザベス1世時代の音楽から
    マル・シムス/夢/ユーモア(G. ファーナビー)
    ソールズベリー伯爵のパヴァーヌ(バード)/国王の狩(J. ブル)
 III ブラスによる印象派の世界( C. ドビュッシー)
    ゴリウォークのケークウォーク/亜麻色の髪の乙女/月の光/マスク
第2部
 IV ディベルティメント(L. サルゼド)    
 V ポーギーとベスより(G. ガーシュイン/ガンマブラス編)
第3部
 VI 世界の音楽から
    スラブ舞曲第8番(A. ドボルザーク)
    コサック・パトロール(ロシア民謡)
    浜辺の歌(成田為三)
    ハワイアン・ウェディングソング(ハワイ民謡)
    リパブリック賛歌(アメリカ民謡)
    ジプシーの歌(G. ビゼー)

出演
 Trp 大津留史郎、北村和弘、中村孝志、山岸善樹、山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 今村和司、志村努、津上昌平、畠山晋(賛助)Tuba 土田恭四郎

演奏面では何と言っても第1部のアレンジものの難易度が高かった。特に国王の狩りとマスク。ちょっと背伸びし過ぎたかも。第3部はなんとか世界を巡る仕立てにするために、浜辺の歌やハワイアン・ウェディングソングなど結婚披露宴で数えきれないほど演奏した曲まで動員したりした。
アンコールはアーノルドのコーニッシュダンスより第1曲目、ヴェルディの椿姫より「乾杯の歌」(歌は土田夫妻)、夏の想い出、トランペット・ヴォランタリーの4曲。
バストロの関根が出れなかったので、ニフティ関係で知り合った畠山くんにピンチヒッターを頼んだ。毎度のことだが止む無い事情によるメンバーの異動は小編成のアンサンブルにとっては辛いものがある。


7/26 第27回世界ホルンフェスティバル in やまがた に協演
   最上川舟下りコンサート
   曲目:「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」(G.F. ヘンデル)

Svbe
この舟下りコンサートのあと、ホテルでレセプションがあった。バレンタインはそのBGM役を務めたのだが、飛び入り余興でかのラデク・バボラク氏(現在ベルリンフィルのトップ奏者。当時は前年のミュンヘン国際コンクールで優勝したばかりで売り出し中だった)にバレンタイン伴奏でスターダストのソロを吹いてもらってはどうかということになった。彼に話を持ちかけると二つ返事でOKが。ラッキー。愚かしくも僕は彼に「初見で大丈夫ですか?」などと訊いてしまったのだ。演奏は言うまでもなく完璧だった。

Svbe_2

9/23 ブラスアンサンブルフェスティバル・プレコンサート
   (茨城県北浦村文化会館)
   ブラスアンサンブル4x4、ガンマブラス、バレンタインのジョイント

9/24 第9回ブラスアンサンブルフェスティバル in 鹿島
   会場:鹿島勤労文化会館大ホール
   幹事団体:聖バレンタイン・ブラスアンサンブル 参加13団体
   演奏曲目:フィリップジョーンズ・ストーリー( J. クーツィール)

この年はバレンタインが幹事だったが、遠隔地ということもあり鹿島吹奏楽団の人たちにも手助けしてもらった。このあたりから恒常的な余剰金も出てくるようになり、上野の森ブラスをゲスト団体として呼んだりしていたのだが、せっかくだからなんとかこのフェスティバルに尊敬するフィリップ・ジョーンズ氏をゲストとして招聘できないかという話が持ち上がってきた。それまでのいきさつから僕が交渉役になることとなった。

10/30 宮内亡くなる
衝撃のニュースだった。宮内はその時まだロンドン勤務だったのだが、モロッコに出張して帰ってきてから体調を崩し、入院して数日のうちに逝ってしまったのだとか。宮内は帰国したらバレンタインに復帰するのをそれはそれは楽しみにしていたらしい。残念でならない。11/5郷里の静岡由井にてお葬式。

12/17 図書館友の会クリスマス・ミニコンサート(浦安図書館)
    続いて忘年会(浦安貴船亭)

12/18 C社チャリティーコンサート(カナダ大使館)

宮内
Svbe_3
92年ヘルシンキにて

| | コメント (0)

2009/07/28

1Q94 SVBE 佐世保で豪遊す

1994年(平成6年)のできごと

5/3 - 5/4 合宿(鹿島ハイツ)

5/8 ジョイントコンサート(浦安市民プラザWAVE101)
金管五人組・ガンマブラスアンサンブルとの3団体による合同コンサート。特に五人組など毛色の違う団体とジョイントをやるのは刺激にもなって面白い。

5/22 チャペルコンサート(志木聖母教会)

6/5 第51回チャペルコンサート(立教小学校)


6/12 第15回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 I デ・ソン・アニメ(D. ブロッセ)
 II コンチェルト・フォー・ブラス(J.S. バッハ)
     アレグロ/アンダンテ/アレグロ・アッサイ
 III 子供のサーカス( J. クーツィール )
 IV 10本の金管による日本の歌(西岡淳編)
     夏の思い出(中田喜直)
     椰子の実(大中寅二)
     この道(山田耕筰)
     花(滝廉太郎)
 V SVBEコレクション             ソリスト
     アイ・ゴット・リズム(ガーシュイン)
     ジェリコの戦い(黒人霊歌)      大津留
     酒とバラの日々(マンシーニ)     関根
     チューバ・ポルカ(ポーランド民謡)  土田
     道化師の登場(ソンドハイム)     山岸
     トロンボナンザ(コフィールド)    志村・津上・今村
     ティコ・ティコ(アブレウ)      中村
     シシリエンヌ(パラディス)      西岡
     ジェラシー(ゲード)         北村・山本

 出演
 Trp 大津留史郎、北村和弘、中村孝志、山岸善樹、山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 今村和司、志村努、関根一臣、津上昌平 Tuba 土田恭四郎  
 Perc. 佐々木文彦

この年は自分のアレンジはお休み。西岡に日本の唱歌を金管10重奏用にアレンジしてもらう。これは後々何かと使い回しの効くレパートリーとなった。
後半はSVBEコレクションと題し、メンバーそれぞれがソロを取るという構成にした。往年のTV番組、夜のヒットスタジオよろしくソロが終わったら次のソリストを一言紹介する趣向とし、各人の肉声をお届けしたのもお客様には好評だったようだ。


6/24 - 6/26 佐世保演奏旅行
 6/25 KE社創立30周年記念式典およびパーティでの演奏
 6/26 聖バレンタイン・ブラスアンサンブル チャリティーコンサート
    曲目:カルメン/ウェストサイド/日本の歌/SVBEコレクション等
   (佐世保市民会館大ホール、主催:佐世保ブルーライオンズクラブ)

数年前のS銀行生オケパーティと双璧のバブリーなお仕事。持ってきてくれたのは地蔵さん。幼なじみの友人(の父親)が経営する会社から記念式典で派手にやって欲しいとのご依頼。なにしろアゴ足つきの大名旅行、短時間ながらもハウステンボス観光もしたっけか。誇張なしに、羽田を出たが最後九州では一度も自分の財布を出さずに済んだような気がする。それにしても佐世保は基地の町ではあるが、夜の町でもあった。飲み屋街はまるで不夜城のよう。飲み会などの会計を一手に引き受け、みんなを引き連れて夜の繁華街を行く地蔵さんには神々しく後光が射しているように見えたものだった。     

10/23 第8回ブラスアンサンブルフェスティバル in 神戸
   会場:神戸朝日ホール
   幹事団体:大阪んブラスアンサンブル 参加12団体
   演奏曲目:夏の思ひ出/花/金髪のジェニー/ジェラシー

この3ヶ月後神戸は大震災に見舞われる。朝日ホールにも一部ヒビが入ったと聞いた。
そう言えば天災ではないけど、京大オケの部室が火事になったのはこの頃だったっけ(と思って調べてみたら96年の秋だったようだ)

11/26 音楽鑑賞会(志木第4小学校)

12/4 クリスマス・チャペルコンサート(立教小学校)

12/25 忘年会(雑司ケ谷 土田邸)
新築なったばかりの土田邸で恒例の忘年会。

| | コメント (0)

2009/07/27

1Q93 最初の解散話

1993年(平成5年)のできごと

1/23 親と子で音楽を楽しむ会(浦安市美浜南小学校)

3/28 ミニコンサート(志木聖母教会)

5/2 - 5/3 合宿(鹿島ハイツ)

5/16 チャペルコンサート(立教小学校)

5/30 チャペルコンサート(志木聖母教会)


6/6 第14回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 I タンブーラン(P. ラモー)
 II アブデラザール組曲(H. パーセル)
 III 調子の良い鍛冶屋(G.F. ヘンデル)
 IV スペインへの招待(中村孝志編)
    グラナティーノ(スペイン民謡)
    ロンダーリャ、アラゴネーサ(E. グラナドス)
    アンダルーサ(E. グラナドス)
    セビリャーナ「アマポーラの物語」(L. ロメロ)
 V ウェストサイドストーリーより(L. バーンスタイン/相馬編)
    プロローグ/マリア/バルコニーシーン/サムホエア
 VI グリーンスリーブス(イギリス民謡/E. ハワース編)
 VII タイガーラグ(E. エドワーズ編)
 VIII 金管のための交響曲( J. クーツィール)

出演
 Trp 大津留史郎、北村和弘、中村孝志、山岸善樹、山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 今村和司、志村努、関根一臣、津上昌平
 Tuba 土田恭四郎 Perc. 佐々木文彦、高橋淳(賛助)

前年から手伝ってもらったトランペットの大津留が正式に入団、それからフィンランド旅行後宮内がロンドン転勤となってしまったこともあり、バストロンボーン奏者にガンマブラスの関根に加わってもらうこととした。
フィンランドでロジャー・ハーヴェイとコンタクトがとれたこともあって、レパートリーの中にロンドンブラスの譜面(正規の出版譜)が多々混じってきた。スペインものは新たな領域だったが、これもロンドンブラスの演奏を参考にしたもの。ガンマから借りたウェストサイドの譜面はやはり他団体のアレンジだなと思わされる部分があり、それぞれの団体にそれぞれに合ったアレンジがあるんだなという意味で面白かった。恒例のアンコールはジャスト・ア・クローサー・ウォーク、ピンクパンサーのテーマ、浪花節だよ人生は、ヴォランタリーの4曲。

このコンサートを最後に解散してはどうか、と僕が言い出して物議をかもす。

この頃の手帳を見ると、本番や練習のスケジュールとメンバーの出欠の予定、何をやるかのプログラミングなどがごちゃごちゃと書いてある。そろそろ企画と運営にくたびれてきていたんだと思う。
そうした中でも次の録音会で取り上げたい曲のリストも複数案あったりして、録音会にはこだわりがあったようだ。結局日程の関係で実現はしなかったけど。


10/13 S会70周年記念パーティ(東京会館 ローズルーム)

10/17 第7回ブラスアンサンブルフェスティバル in 千葉
   会場:青葉の森公園芸術文化ホール
   幹事団体:金管五人組  参加15団体
   演奏曲目:スペインへの招待

12/23 忘年会(大泉学園 志村邸)

| | コメント (0)

2009/07/26

1Q92 SVBEフィンランド演奏旅行

1992年(平成4年)のできごと

3/17 M生命パーティ(東京会館ロイヤルルーム)
M生命の社歌などもアレンジして演奏。

4/22 オーストラリア、タッチラグビーチーム歓迎パーティ(サンケイ会館)
なんでこんなイベントから声がかかったのか、今となっては謎である。

6/7 第48回チャペルコンサート(立教小学校)

6/14 チャペルコンサート(志木聖母教会)


6/28 第13回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 I イタリア・ルネッサンス時代の音楽
    ファンタジア「きけ、ラッパのひびきを」(A. バンキエリ)
    カンツオン13番(G. ガブリエリ)
    ピアノとフォルテのソナタ(G. ガブリエリ)
 II 金管楽器のための対話(J. クーツィール)
 III バッハ・フォー・ブラス
    プレリュード(フランス組曲より/西岡淳編)
    アリア(管弦楽組曲第3番より/中村孝志編)
    トッカータとフーガ(中村孝志編)
 IV フランス音楽小品集
    ジムノペティ1番(E. サティ/西岡淳編)
    動物の謝肉祭より「象」(サンサーンス/中村孝志編)
    レクイエムより「ピエ・イエズス」(G. フォーレ/中村孝志編)
    ゴリウォークのケークウォーク(C. ドビュッシー/中村孝志編)
 V トロンボーン・アンサンブル
    ピカイチのバス/森の祈り
 VI「ロメオとジュリエット」より(S. プロコフィエフ/中村孝志編)
    モンタギュー家とキャプレット家/情景/仮面/間奏曲
    百合の花を持った娘たちの踊り/マキューシオ/僧ローレンス
    民衆のお祭り騒ぎ

出演
 指揮 小林幸人
 Trp 北村和弘、中村孝志、山岸善樹、山本陽史、大津留史郎(賛助)
 Hrn 西岡淳、西岡育子(賛助)
 Trb 今村和司、志村努、津上昌平、宮内啓行 、茅根孝雄(賛助)
 Tuba 土田恭四郎
 Perc. 佐々木文彦、高橋淳(賛助)杉山宏美(賛助)今尾恵介(賛助)

翌月のフィンランド旅行を目前にしての前哨戦。ほとんどが団のアレンジものとなってしまった。トッカータとフーガやロメジュリなど大曲ぞろい。「何を演奏するか」に気が行き過ぎだったかもしれない。ただ、そうした中でも良質なオリジナル曲( クーツィール)も取り入れるように配慮した。アンコールはジェリコの戦い(ソロ中村)、金髪のジェニー(ソロ津上)、浪花節だよ人生は、いい日旅立ち、ヴォランタリーの5曲。バレンタインはアンコールが充実しているとはいえ、いくらなんでもこれはやりすぎたかもしれない。


7/22 - 8/2 第3次ヨーロッパ演奏旅行

 7/25 クフモ音楽祭マラソンコンサート(クフモ トレーニングセンター)
 7/26 クフモ音楽祭バレンタインコンサート(トレーニングセンター)
 7/26 リエクサ・ブラスウィーク(リエクサ カルチャーセンター)
 7/27 リエクサ・ブラスウィーク(リエクサ教会)
 7/27 ミッドデイ・コンサート(リエクサ市内マーケット広場にて)
 7/28 リエクサ・ブラスウィーク(ピエリネン湖上フェリーにて)
 7/29 SVBEコンサート(クーサンコスキ タロ)

3度目のヨーロッパ訪問は北欧フィンランド。前年から山本が音楽評論家の横溝亮一さんと知古を得てクフモ音楽祭をご紹介いただいたこと、ヤマハの岡部さんからリエクサという村で毎年開かれているブラスフェスティバルに参加しないかと誘われていたこと、当時僕が仕事の関係で北欧にも投資していてフィンランドの銀行の人たちに知り合いが増えたこと、などなど複数の要因が重なって、訪問地4カ所、本番回数7回という実に充実した演奏旅行を組むことができた。

以前の演奏旅行の経験を踏まえ、今回はバレンタイン単独のツアーにしたいというのが僕の強い要望だったので今回は同行団体はなし。演奏/音楽体験/観光、この3つがバランス良く揃うのがアマチュアの演奏旅行の満足度のポイントだと思っているのだが、これはそれが理想的に叶った事例だったのではないかと思っている。

どのコンサートも想い出深いが、クフモ音楽祭での全参加者によるマラソンコンサートは本当に夜を徹しての長丁場のコンサートだった。我々はヴォランタリー、ピンクパンサーに加えて十八番の「浪花節だよ」を披露する予定にしていたのだが、とある事情で演歌は泣く泣くキャンセルということに。でも強引にでもやれば良かったなと未だに思う。

クフモの演奏会場はまだ体育館のような場所だったが、音楽監督のキマネン夫妻の長年の活動の成果が実って翌年には新しいコンサートホールが出来るという直前の時期だった。キマネン氏から建築費用の募金にバレンタインも参加しないか(出資すると特定の座席に誰某からの寄付により作られた、とプレートが入るとのこと)と誘われた。募金形式にもいろいろとアイデアがあるものだと感心する。ここにバレンタインの名前が残るのも悪くはないが、誰が見るだろうか、それよりも先立つものが。。というわけで見送りということに。

リエクサの音楽祭はまさに金管楽器のみの祭典。ロシアのティモフェイ・ドクシツェルやトロンボーンのロジャー・ハーヴェイ、ホルンのアイフォー・ジェームズ、チューバのマイケル・リンドらとも交流することができた。とりわけロジャー・ハーヴェイとは飲みながらの席ではあったが、僕らが使っているアレンジ譜(そのアイデアはかなりロンドンブラスから拝借したもの)を見つけられ、「違法コピーじゃないか」とお叱りを受けた。前年に作ったCDを謹呈して許しを乞う。 ま、笑いながらだったし、真剣に怒っていたわけではないが。

ピエリネン湖を横断するフェリーの上での演奏も新鮮な体験で、開放的な気分が気持ち良かった。演奏後はもちろん甲板でフィンランドビール。
リエクサ音楽祭の計らいで、リエクサからヘルシンキへ帰る途中のクーサンコスキという製紙工場の町でバレンタインの単独コンサートを開くことができた。これはさすがに観客動員は厳しいものはあったが、音楽祭側がお膳立てをしてくれている上にギャラもいただいた訳だから文句をいう筋合いではないだろう。

特筆したいのはクフモとヘルシンキで体験した本場のサウナパーティの素晴らしさとフィンランド人のホスピタリティ。北欧の夏を満喫した旅だった。

団の運営面では、旅行のあとのミーティングで代表の座を山本から譲り受けることとなった。

9/12 聖バレンタインブラス・コンサート(山形県朝日村)

9/13 第6回ブラスアンサンブルフェスティバル in 喜多方
   会場:喜多方プラザ文化センターせせらぎホール
   幹事団体:モザイクブラスアンサンブル 参加13団体
   演奏曲目:トッカータとフーガ(J.S. バッハ)

11/21 山形県物産展(新宿小田急百貨店)

12/8 C銀行クリスマスパーティ余興(帝国ホテル 光の間)

12/20 忘年会(新浦安 エルセンター集会室)

12/23 音楽教室(取手永山中学校)


以下はフィンランド演奏旅行の写真から

【クフモにて】
Svbe_5   Svbe_4
<集合写真>   <マラソンコンサートのリハと本番>     
後列左から、茅根(賛助)山岸、宮内、高橋(賛助)津上、土田、今尾(賛助)杉山(賛助)西岡、前列左から、中村、大津留、北村、山本、西岡(賛助)今村、伊佐(マネージャー)

【リエクサにて】
Svbe_6
<音楽祭のパンフレットに載ったバレンタインのプロフィール>

Svbetd   
<ティモフェイ・ドクシツェル氏を囲んで> 
ドクシツェル氏から「ミスター・マカベは元気か?」としきりに訊かれた。「いや、存知あげないんですが。オカベさんですか?」と言ってもいっこうに聞き入れてくれない。「いや、違う。ミスター・マカベだよ、ミスター・マカベ」しまいには根負けして「マカベさん、おそらくお元気でしょう」と適当に答えてしまった。一体どなただったんでしょうか。

Svbe_7
<ピエリネン湖のフェリーでも演奏>
演奏の前後にはさんだにわか仕込みのスオミ(フィンランド語)での解説は好評だった。

【クーサンコスキにて】
Svbe_8
<演奏会の翌日の地元紙に載った記事>

| | コメント (0)

2009/07/25

1Q91 SVBE初アルバム

1991年(平成3年)のできごと

1/14 新年会(深沢 西岡邸)

1/31 S社パーティ(高輪プリンスホテル)
土田の紹介のお座敷、といえばS社がどこか分かってしまうかも。

2/3 録音会(立教小学校講堂)
営業活動に精を出したおかげで貯金も増えた。その蓄えでいっそCDでも制作しようということになり既存のライブ演奏に加えてレコーディングも数回行った。慣れてないせいもあるが、改めての録音だと演奏に勢いがなくて、編集に頼るよりは結局多少のキズはあってもライブの録音を採用することになった曲も多かった。日頃新響でお世話になっているFONTECに依頼してCDを限定300枚プレス。今では気軽に作れるCDも当時はなかなか大変だった。

SvbecdSvbecd2
<中のサインはフィリップ・ジョーンズによるもの>


2/11 第44回チャペルコンサート(立教小学校)

2/17 ニューイヤーコンサート(新潟県五泉市商工会議所ホール)

5/5 - 5/6 合宿(鹿島ハイツ)

6/2 第45回チャペルコンサート(立教小学校)


6/9 第12回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
第1部 Classic Brass
 1 トランペットチューン(J. スタンレー/中村孝志編)
 2 テルプシコーレより(M. プレトリウス/中村孝志編)
     ブランル/パヴァーヌ/バレー
 3 パドゥアーナ(J. シャイン/B. スローカー編)
 4 塔の音楽(J. シュトール/B. スローカー編)

第2部 Modern Brass
 5 ニューヨークのロンドン子(J. パーカー)

第3部 Brass at the Opera
 6 「ムラーダ」より貴族たちの行列(R. コルサコフ/中村孝志編)
 7 「魔笛」よりアリア集(W.A. モーツァルト)
     僧侶達の行列/パパゲーノ・パパゲーナ/タミーノのアリア
     ザラストロ/夜の女王のアリア
 8 ブラスの為のカルメン組曲(ビゼー/中村孝志編)
     アラゴネイズ/アルカラの龍騎兵/子供達の合唱
     ハバネラ/闘牛士の歌/ジプシーの歌

出演
 指揮 小林幸人
 Trp 北村和弘、中村孝志、福島宏樹、山岸善樹、山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 今村和司、志村努、関田昌弘、津上昌平、宮内啓行
 Tuba 土田恭四郎 Perc. 佐々木文彦、高橋淳(賛助)杉山宏美(賛助)
 Soprano 下原薫(賛助)

前年に続いて3部構成。しかもバロック、オリジナル、クラシックのアレンジ物という同じパターン。金管だけの演奏会なのでなんとか変化をつけようと思うとこういう組み合わせにならざるを得ない。「ムラーダ」のようにマイナーな曲は当時は国立音大の図書館でオケのスコア譜面を入手してアレンジしていた。「カルメン組曲」はロンドンブラスの演奏を参考にしたが、この辺りからアレンジにも慣れてきて、メンバーの力量や得意不得意を念頭においた編曲を心がけた。アンコールはトロンボナンザ、演歌(曲名は忘れたがカルメンを歌っていただいた下原さんと山本のデュエット)それにヴォランタリーという流れ。トロンボナンザは後輩団体であるアンサンブル・フェスタから拝借した楽譜。これはいつも彼らのコンサートを締めくくる十八番の曲でもある(つまりバレンタインにおけるヴォランタリーの位置づけの曲)。


7/20 クルーズシップ・フェスティバル(晴海埠頭客船ターミナル)
日本郵船に勤めていた宮内の依頼によるもの。なんでもこのフェスティバルはこの日を「海の日」として祝日認定して欲しいという運動の一環だったようだ。野外での演奏は譜面が飛ばないようにするのに苦労する。洗濯バサミ大活躍。

9/16 今村結婚式披露宴(青山会館)

10/13 第5回ブラスアンサンブルフェスティバル in 筑波
   会場:つくばノバホール
   幹事団体:ガンマブラスアンサンブル 参加15団体
   演奏曲目:歌劇「魔笛」よりアリア3曲
        13管楽器のためのセレナーデから終曲(W.A. モーツァルト)
     

| | コメント (0)

2009/07/24

1Q90 バブルの片鱗

1990年(平成2年)のできごと

5/5 - 5/6 合宿(鹿島ハイツ)

5/21 S銀行ディーリングルームパーティ(九段 グランドパレスホテル)
バレンタインが引き受けた多数の仕事のうちでもこれは屈指のバブリーなものだった。カラオケ大会ならぬ生オケ大会。楽譜もこれを機にと経費でしこたま買い込んだ。ギャラも破格だったのだが、パーティ後のホテルのレストランでの打ち上げまでも主催者持ちで、調子に乗ってボトルキープまでする始末。その日のうちに飲み干してしまったけれど。

6/3 第7回トランペットフェスティバル(学習院100周年記念講堂)
個人的にはトランペット・ヴォランタリーの演奏で故中山冨士雄先生に喜んでいただけたのがうれしかった。


6/17 第11回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
第1部 ルネサンス for Brass
 1 イントラーダ(H.I.F. ビーバー)
 2 16世紀のイギリスの舞曲(E. ハワース編)

第2部 オリジナル for Brass
 3 小組曲(J. クーツィール)
 4 ロンドンの小景(G. ラングフォード)

第3部 クラシック for Brass
 5 くるみ割り人形組曲より(P.I. チャイコフスキー/中村孝志編)
     序曲/マーチ/アラブの踊り/中国の踊り/ロシアの踊り
 6 無伴奏チューバのためのメヌエットとクーラント(J.S. バッハ)
 7 亡き王女の為のパヴァーヌ(M. ラヴェル/中村孝志編)
 8 ボレロ(M. ラヴェル/中村孝志編)

出演
 指揮 小林幸人
 Trp 北村和弘、中村孝志、福島宏樹、山岸善樹、山本陽史
    高橋昭紀(賛助)中古澄夫(賛助)
 Hrn 西岡淳、松田光弘(賛助)
 Trb 今村和司、志村努、関田昌弘、津上昌平、宮内啓行 、山崎富士夫(賛助)
 Tuba 土田恭四郎
 Perc. 佐々木文彦、高橋淳(賛助)井上紳一(賛助)岡田直子(賛助)

本格的にアレンジに取り組んでいたころ。アレンジもさることながら、プログラミングの組み立てにかなりこだわり始め、結果として3部構成となった。アンコールにはボレロの最後の部分をイントロとし途中から「水戸黄門」のテーマに移ってまたボレロで終わるといういたずらも入れてみた。それにSVBEの新境地としてこの年から恒例となった生オケ演歌が登場。初年度は「無錫旅情」、唄はもちろん山本。演歌の前奏の北さんのラッパの音の輝きと歌い回しがヴォランタリーとはまたひと味違うねえ。そう言えばこの時僕はアルトサックスを吹いたんだった。


6/23 山形物産展(日本橋三越本店)

9/16 第4回ブラスアンサンブルフェスティバル in 山形
   会場:山形県民会館
   幹事団体:不明  参加 11団体
    SVBE演奏曲目:ボレロ(M. ラヴェル)

11/17 山形物産展(新宿小田急百貨店)
バレンタインは山形の団体というわけではないんだが。。
なにかと仕事が回ってくるのもバブリーだった証左だろうか、結婚披露宴などお座敷の数を数えてみるとこの年は8件もあった。

10/28 聖バレンタインブラスアンサンブル五泉コンサート(五泉市総合会館中ホール)
土田の奥さんのご実家は新潟は五泉の名士。こうやって呼んでいただけるのはありがたいことだ。

12/2, 12/9 録音会

| | コメント (0)

2009/07/23

1Q89 復帰

1989年(平成元年)のできごと

2月 第2回アマチュア室内楽フェスティバルに参加(カザルスホール)

6/4 第38回チャペルコンサート(立教小学校)

6/11 第10回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 オルフェオよりトッカータ(C. モンテヴェルディ)
 2 ドビュッシーの小品(C. ドビュッシー)
    ゴリウォークのケークウォーク
    亜麻色の髪の少女
    小さな黒ん坊
 3 4つのスイスのメロディ(E. ハワース編)
 4 4つの舞曲(J.S. バッハ/J. ティルデ編)
 5 トランペット・チューンとアリア(H. パーセル/J. アイヴソン編)
 6 オーラ・リー、スターダストほか
 7 「ピーターと狼」全曲(S. プロコフィエフ)

出演
 指揮 小林幸人
 語り 米倉斉加年
 Trp 奥村達也、北村和弘、中村孝志、福島宏樹、山岸善樹、山本陽史
 Hrn 西岡淳
 Trb 今村和司、志村努、関田昌弘、津上昌平、宮内啓行
 Tuba 土田恭四郎
 Perc. 佐々木文彦、杉山宏美(賛助)高橋淳(賛助)
 Piano 島崎佐智代(賛助) Piccolo 刑部敦(賛助)

僕はこの年2月にイギリスから帰国して、この演奏会から復帰した。でも2年間ほとんど吹いてなかったので全然調子が出なかった。ピーターと狼の語りを米倉さんにお願いできたのは山本の縁。山本の書いた台本を、それは見事に朗読していただいた。プロの技だね。
アンコールはカルメン組曲から「ハバネラ」、星条旗よ永遠なれ、ヴォランタリーの3曲。

ブランクの間に告野がメンバーから抜けていた。創設メンバーがいなくなるという以上の重みがあった気がした。今村にしろ告野にしろ音楽に厳しい奴から順に離れていった気がする。

7/9 土田結婚式披露宴(明治記念館)
土田の所属する音楽団体(学習院大オケ、新交響楽団、バレンタイン)が総出演で、非常に大規模な音楽的催し物でもあった。

11/11 カルチャーフェスティバル(山形県松山町農村環境改善センター)
山本が山形大学の講師をしていた関係もあり、なにかと山形と縁が深くなる。

11/12 第3回ブラスアンサンブルフェスティバル in 秋田
   会場:秋田市民会館小ホール
   幹事団体:アキタ・ユニバーシティ・ニュー・ブラスアンサンブル
   SVBE演奏曲目:カルメン組曲(ビゼー)

11/19 西岡結婚式披露宴(出版クラブ会館)
こちらは新郎新婦の属するグローバルフィル、バレンタインなどが出演。

12月  忘年会(深沢 西岡邸)
新婚宅にさっそく押しかけるところなど、さすがバレンタインらしいというか。

| | コメント (1)

2009/07/22

1Q88 2度目のヨーロッパ

1988年(昭和63年)のできごと

6/12 第9回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 オックスフォード伯爵のマーチ(W. バード/E. ハワース編)
 2 女王陛下のサックバットとコルネットの音楽(M. ロック)
 3 3つのソナタ(D. シュペール)
 4 ブランデンブルグ協奏曲第3番(J.S. バッハ/C. モワット編)
 5 トランペット・ヴォランタリー(J. クラーク/J. アイヴソン編)
 6 ジャスト・ア・クローサー・ウォーク(カナディアン・ブラス編)
 7 ラ・クンパルシータ(M. ロドリゲス)
 8 シャンソナリー(G. バルボトウ)
 9 「オルフェオ」よりシンフォニアと精霊の合唱(モンテヴェルディ)
 10 典礼風ファンファーレ(H. トマジ)

出演
 指揮 大友直人
 Trp 奥村達也、北村和弘、福島宏樹、山本陽史
 Hrn 西岡淳、浅野幹之(賛助)松田光弘(賛助)三枝明子(賛助)
 Trb 今村和司、志村努、関田昌弘、津上昌平、宮内啓行
 Tuba 土田恭四郎
 Perc. 佐々木文彦、田村知郎(賛助)庄司純子(賛助)中間哲也(賛助)


7/30 - 8/7 第2次ヨーロッパ演奏旅行

 8/2 ロンドン、サウスバンクセンターでのフォイアーコンサート(昼)
 8/2 ロンドン、バービカンセンターでのフォイアーコンサート(夜) 
 8/3 フランクフルト シュテファン教会でのコンサート
 8/5 スイス、デュアブルレ メゾン・ド・コングレスでのコンサート

第2回目の海外遠征はアンサンブル・フェスタとの合同旅行。僕はロンドン在住ということもあって、ロンドンでのコンサートの設定・準備などを担当したが、演奏面でもロンドンから後の行程に現地から参加させてもらった。いずれのコンサートもフェスタとの合同演奏だった。

ロンドンではいわゆるホールを借りてコンサート形式での集客は難しいだろうとの読みから、ロンドンを代表する2つのコンサートホールで夏の間だけ開かれているフォイアーコンサート(ロビーでの無料演奏会)に入れてもらうことにした。こういうのもありなんじゃないかと思う。狙いは成功してどちらも大勢のお客さんにリラックスしながら聴いていただくことができた。フィリップ・ジョーンズ氏にも事前に連絡をしていたのだが、ご都合がつかず聴いてはいただけなかったようだ。コンサートが終わった数ヶ月後に「忙しくて行けなかったけど演奏会は成功しましたか?」との電話をもらい、まさか氏から直々に自宅に電話をいただくとは予想もしてなかったので、恐縮して受話器を握ったまま思わず直立不動で固まってしまった。

フランクフルトでは教会で演奏会。ここではコンサートの準備などを現地ヤマハの岡部さん(東大オケOB)のお世話になり、おかげさまで満員御礼、非常に盛り上がった演奏会となった。加えて旅程最後のスイスの山間の小さな村、デュアブルレでのコンサートは一体どれくらいお客様が集まるのか不安に思っていたのだが、フタを開けてみると小振りの体育館がほぼ満席となって我々の演奏も非常に好意的に受け止められた。ともあれ、海外演奏旅行は事前のアレンジが大事、訪問する町の大小は関係ないんだなという教訓を得た。
なお、ジュネーブ空港からデュアブルレまでの貸し切りバスの中では宮内夫人の流暢なフランス語にずいぶん助けられたことを特記しておきたい(ほとんどバスガイド的立ち位置だったのが好評だっただけという説もある)。バスの中では山本の爆笑トーク炸裂!こういうのも団体旅行ならではの楽しみだ。

 同行メンバー:Trp. 奥村、北村、中村、福島、山本 Hrn. 西岡
        Trb. 今村、志村、関田、津上、宮内 Tuba 土田
        Perc. 佐々木、高橋(賛助)杉山(賛助)

11/6 第2回ブラスアンサンブルフェスティバル in 京都
   会場:京都産業会館シルクホール
   幹事団体:近衛ブラスアンサンブル
   SVBE演奏曲目:「展覧会の絵」より(フェスタと合同?)

| | コメント (0)

2009/07/21

1Q87 SVBE転換点

1987年(昭和62年)のできごと

3/21 - 3/22 合宿(岩井 民宿永井荘)

5/10 第8回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 ウィーン市音楽祭のためのファンファーレ(R. シュトラウス/西岡編)
 2 ジャストブラス・ロリポップス
 3 5つのパガテル(P.M. デュボア)
 4 アヴェマリア ほか(ヴィクトリア)
 5 バレンタイン in ジャズ(高野まゆみ編 植山菜穂子編)
     A列車で行こう/サテンドール/
     ソフィスティケイティッド・レディ/キャラバン
 6 第12旋法によるカンツオン(G. ガブリエリ)
 7 「生か死か」ハムレットによるモノローグ(H. トマジ)
 8 第2組曲、第1組曲(G. ホルスト/斉木由美、豊住竜志、長尾洪基編)

出演
 Trp 奥村達也、北村和弘、福島宏樹、山岸善樹、山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 志村努、関田昌弘、津上昌平、告野昌史、宮内啓行
 Tuba 土田恭四郎 Perc. 佐々木文彦、杉山宏美(賛助)高橋淳(賛助)

奥村君入団、山岸さんもこの年からメンバーになった。

11/3 第1回ブラスアンサンブルフェスティバル in 東京
   会場:サントリー小ホール
   幹事団体:アンサンブルフェスタ  参加11団体
   SVBE演奏曲目:ニューヨークのロンドン子(J. パーカー)

日本アマチュアブラスアンサンブル組織(NABEO)の記念すべき第1回集会。これが前年の大阪んとバレンタインの合同演奏会の発展形というわけだ。北はアキタ・ユニバーシティ・ニューブラスから西は大阪んまで11団体が参加したらしい。幹事のアンサンブルフェスタは85年に結成されたバレンタインの弟的存在の団体。11/23を公式の創立日とするということだったので、山本あたりからは「にいなめブラスと命名してはどうだ」などと揶揄されていたが、新嘗祭の祭りをとってフェスタという名前にしたとかしないとか。今やNABEOの中でも古参団体の一つである。この翌年にはバレンタインと合同でヨーロッパ演奏旅行にも行った。

| | コメント (0)

2009/07/20

1Q86 SVBE & PJBE「展覧会の絵」

1986年(昭和61年)のできごと

4/27 ブラスアンサンブル・ジョイントコンサート(大阪府立労働センター)
大阪んブラスとのジョイントコンサート。
国内演奏旅行の楽しさに目覚めたイベント。行きの新幹線で新大阪に降り立ったときには既に酔っぱらいの集団だった。関西の人たちのノリは掛け値なしにおもろい。
この催しがきっかけとなって翌年から今に続くブラスアンサンブルフェスティバルへと発展することとなった。

6/4 第38回チャペルコンサート(立教小学校)

6/8 第7回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 「ラ・ペリ」のファンファーレ(P. デュカ)
 2 とげのないバラ(ヘンリ−8世)
 3 王宮の花火 全曲(G.P. ヘンデル/E. ハワース編)
 4 展覧会の絵 全曲(ムソルグスキー/E. ハワース編)

出演
 指揮 大友直人
 Trp 北村和弘、中村孝志、 福島宏樹、山本陽史
     高橋昭典(賛助)奥村達也(賛助)
 Hrn 西岡淳、松本寛樹(賛助)藤原康博(賛助)三枝明子(賛助)
 Trb 志村努、関田昌弘、津上昌平、告野昌史、宮内啓行
 Tuba 土田恭四郎、田中裕一(賛助)
 Perc. 佐々木文彦、三中信宏(賛助)

SVBE始まって以来の大編成。たまたま譜面が手に入ったので勢いで大曲「展覧会の絵」全曲にチャレンジする。贅沢なことに土田の紹介で指揮を大友直人さんにお願いすることができた。ついでに譜面が入手できた「王宮の花火の音楽」を一緒にコンサートに載せたが、大友さんから「こういう無謀なプログラミングはプロじゃ絶対やりませんねえ」と呆れられた。アンコールはプロコフィエフの「3つのオレンジの恋」よりマーチ、星条旗よ永遠なれ、トランペット・ヴォランタリーの3曲。

あらかじめ図ったわけではないが、実はこの86年の6月8日はロンドンで我々が教祖と崇めていたフィリップジョーンズ・ブラスアンサンブルの解散コンサートが開かれた日でもあった(場所はサウスバンク、クイーンエリザベスホール)。曲は奇しくも我々と同じ「展覧会の絵」全曲。時差の関係で我々の方が時間的には13時間ほど先行しているが、なんという偶然であろうか。のちにフィリップ・ジョーンズ氏本人にその話をしたところ、やはり大層驚かれたものである。

ラッパの今村が興味がなくなったという理由で抜ける。音楽的に満足できなくなったのが本当の理由だろうと踏んでいる。自分としては非常にこたえた。やむなく大学オケの後輩にあたる福島君に入ってもらう。福島君はなぜか当団では「ゾウさん」と呼ばれることに。これは合宿の宴会でのエピソードが関係している。ニックネームということでは津上は「地蔵さん」と呼ばれていた。これも合宿の行き帰りの車中での津上の居住まいがお地蔵さんに似ていたことに因んだもの。

8/17 第6回志賀高原ブラスアンサンブルフェスティバル出演

9月 デニスウィック金管アンサンブルクリニックに出演

11/15 告野結婚式披露宴(ホテルオークラ)

11/16 チャペルコンサート(立教小学校)

12/28 忘年会(千葉 津上邸)
忘年会はその年に結婚したメンバーの新居で行うのが習わしのようになった。地蔵さんの結婚式(竹橋会館)はいつだったか、多分この年だと思うが定かではない。

僕は仕事の関係で86年の12月からロンドンに転勤。以後2年間ほどSVBEの活動から遠ざかることとなった。団の代表は山本にお願いすることに。なのでこれ以降しばらくSVBEの詳細については不明。

| | コメント (0)

2009/07/19

1Q85 SVBE6年目

1985年(昭和60年)のできごと


5/12 第6回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 トランペットチューンとアリア(H. パーセル)
 2 金管7重奏のための組曲(S. ドッジソン)
 3 ハンドフル・オブ・キイズ(F. ウォラー)
 4 1941のテーマ(J. ウィリアムズ/中村編)
 5 クラーケン・3匹の猫(C. ヘイゼル)
 6 ウェストサイド・ストーリーより(L. バーンスタイン)
 7 モテット(ブルックナー)
 8 フランス・ルネサンス曲集(P. リーヴ編)

出演
 Trp 今村正純、北村和弘、中村孝志、 福島宏樹、 山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 志村努、関田昌弘、津上昌平、告野昌史、寺田宏之、宮内啓行
 Tuba 土田恭四郎 Perc. 佐々木文彦、伊藤順子(賛助)

個人的なことだが、この年2月に証券会社に転職して激務になったこともあって、あまり余暇に時間が割けなくなった。なのでありきたりのプログラムになってしまっている感じがする。アレンジしたウィリアムズの映画音楽「1941」は東京ブラスアンサンブルの編曲を参考に耳コピさせてもらったもの。ウェストサイドストーリーは市販の五重奏の譜面で、これはなかなかきつかった。
アンコールはロンドンデリーの歌、星条旗よ永遠なれ、トランペット・ヴォランタリーの3曲。

8月 第5回志賀高原ブラスアンサンブルフェスティバル出演
余談だがこの年は8月12日に日航機123便の事故があった年。その日告野は大阪に飛行機で帰省しようとしていてその近辺のフライトに乗る予定だった。気になって大阪に電話をかけた。結局違う便だったので事なきを得たらしい。「いやー、やばかったよ。一歩間違えば犠牲者だったかもしれない」と本人が言っていた。

12/29 忘年会(新浦安 中村邸)

手帳を紛失してメモがないのでこの年はこれ以上の記録なし。実際はもっといろいろイベントはあったと思うのだが。

| | コメント (0)

2009/07/18

1Q84 SVBE5年目

1984年(昭和59年)のできごと

4/22 立教小学校第29回チャペルコンサートに出演

5/4 - 5/6 合宿(鹿島ハイツ)
メンバーの半数近くが新交響楽団に所属していた(今村、中村、北村、志村、宮内、土田の6人)ので、GWの新響の合宿の後にそのまま同じ場所でバレンタインの合宿を続けて行うことが多かった。移動はなくて楽だったが毎回終わり頃には唇はバテバテだった。

5/13 第5回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 聖エドモンズ墓地のファンファーレ(B. ブリテン)
 2 エリザベス朝の音楽(E. ハワース編)
 3 ディベルティメント(L. サルゼド)
 4 エンターテイナー(S. ジョップリン)
 5 スターダスト(カーマイケル)Hr.ソロ 西岡
 6 ロンドンデリーの歌(トラディショナル)Trb.ソロ 津上
 7 シバの女王の入場(G.P.ヘンデル/アーチボルド編)
 8 水上の音楽より(G.P.ヘンデル/中村孝志編)
 9 3つのエクアール(L ベートーヴェン)
 10 テレプシコーレ組曲(M. プレトリウス/P. リーヴ編)

出演
 Trp 今村正純、北村和弘、中村孝志、山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 志村努、関田昌弘、津上昌平、告野昌史、寺田宏之、宮内啓行
 Tub 土田恭四郎 Perc. 佐々木文彦

メンバーは変動するのが常だが、このころのメンバーがSVBEの定石という安定期に入った頃じゃないだろうか。
模範とするフィリップジョーンズ・ブラスアンサンブルがロリポップと題して柔らかめの曲を取り上げていたので、スターダストやロンドンデリーなどさっそくその影響を受けてしまう。
この年の自分のアレンジ曲はヘンデルの「水上の音楽」。テレプシコーレ組曲も元々はピーター・リーヴの編曲だが譜面が出ていないのでリコーダーアンサンブル譜からブラス用に楽譜を起こした。いつも次回は何を取り上げようかとアンテナをはっていて、毎年冬休みあたりからアレンジに精を出すようなサイクルになってきた。
アンコールは浜辺の歌、星条旗よ永遠なれ、トランペット・ヴォランタリーの3曲。

本番は多ければ多いに越したことはない。毎年定期演奏会に先立って、ほぼ同じプログラムで小学校の児童と保護者向けに無料のチャペルコンサートを行うというパターンがこの年辺りから定着した。後年は立教小に加えて志木の聖母教会でも同様のチャペルコンサートを開くようになった。どちらも立教小の田中司先生のご縁。

6/3 第10回ユニークな演奏会 ゲスト出演(石橋メモリアルホール)
  演奏曲目:星条旗よ永遠なれ/スターダスト/ロンドンデリーの歌 など
我々の生みの親である「ユニークな演奏会」が10回記念ということで久しぶりにバレンタインとして出演させてもらった。アンコールピース風のものを聴いてもらう。

12/30 忘年会(志村坂上 山本/佐々木邸)
当時共同生活をしていた山本と佐々木のアパートで。

| | コメント (0)

2009/07/17

1Q83 SVBE4年目

1983年(昭和58年)のできごと

2/26 宮内結婚式披露宴(学士会館)
これについては忘れられない出来事がある。新郎新婦のキャンドルサービス(定番の曲はハワイアン・ウェディングソング)の最中に照明が消えて会場が真っ暗になるハプニングあり。メンバーは楽譜が見えなくなって大慌て。その時は全員が記憶の糸をたぐりつつ吹いてしのいだ。結婚披露宴は数えきれないくらい経験したが、演奏中に照明が全部落ちたのはこの1回きりだ。しかもそれがメンバーのだなんて。

3/20 - 3/21 鹿島ハイツにて合宿

4/17 第4回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 オルフェオよりトッカータ(C. モンテヴェルディ)
 2 イタリア ルネサンス曲集
     聴けラッパの響き(A. バンキエリ)
     ラ・パドヴァーナ(ヴィアダーナ)
     ピアノとフォルテのソナタ(G. ガブリエリ)
 3 ドイツ民謡集(トラディショナル)
 4 ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ(F. プーランク)
 5 ソナチネ(E. ボザ)
 6 シンフォニー(モルター)
 7 グリーンスリーブス(トラディショナル/E. ハワース編)
 8 戦い(W. バード/中村孝志編)

出演
 Trp 今村正純、北村和弘、中村孝志、山本陽史 Hrn 西岡淳
 Trb 志村努、関田昌弘、津上昌平、告野昌史、寺田宏之、宮内啓行
 Tuba 土田恭四郎 Perc. 佐々木文彦 Viola 中村昌子  

このあたりからどう演奏するかというのではなく、何をやるかに自分の軸足が移ってきたような気がする。メンバーが社会人になり忙しくなって来たのも練習にじっくり時間をかけるより効率的に仕上げるにはどうしたらいいか、という路線になってきた一因。
3回までホルンを務めた園原が「プロになりたい」という理由で辞め、代わりに世代は若いが元気でよく吹けるということで西岡が入ってきた。確かに器用でアンサンブル向きかも。オケ吹きには金管10重奏のホルンというのは相当シビアな役割だ。
レパートリーの拡充のため、アレンジに手を染め始める。前々からやりたかったウィリアム・バードの戦いの組曲をヴァージナルの譜面から起こしてとりあげてみた。まだアレンジにも稚拙さが残る頃。
アンコールはヨハン・シュトラウスの常動曲、プレムルーのディベルティメントからブルース・マーチ、トランペット・ヴォランタリーの3曲。

5/9 今井さん結婚式披露宴(京王プラザホテル)

12/8 山岸さん結婚式披露宴(目黒八芳園)
今のSVBE代表の山岸さんはこの頃まだメンバーではなかった。

12/30 忘年会(護国寺 土田邸)

| | コメント (0)

2009/07/16

1Q82 SVBE3年目

1982年(昭和57年)のできごと

2/14 バレンタイン・サロンコンサート(表参道 カワイショップ)
2回目となるサロンコンサートは原宿で。コーヒー(あるいはワイン)とケーキつき。MCも入ったコンサートはお客さんとの距離も縮まるし、気楽に楽しめるいい催しだったんじゃないかと思う。
Svbesalon2
<当日のプログラムから>

3/14 中村結婚式(三鷹ICUチャペル)

3/21 - 3/22 合宿

4/18 第3回定期演奏会(石橋メモリアルホール)

プログラム
 1 アジンコートソング(関田編)
 2 塔の音楽(J. ペッツェル)
 3 シャンソナリー(G. バルボトウ)
 4 金管五重奏曲(M. アーノルド)
 5 第12旋法によるカンツオン(G. ガブリエリ)
 6 トランペットチューンとアリア(H. パーセル)
 7 小組曲(J. ケツィアー)
 8 カンツォン・コルネット(S. シャイト)
 9 線路は続くよどこまでも(T. ペダーソン)
 10 ディベルティメントから5つの楽章(R. プレムルー)

本番前ステージ写真
Svbe3
(左から順に)Trp 北村、中村、今村、山本 Hrn 園原 Perc 佐々木 Trb 津上、告野、関田、志村、寺田、宮内 Tuba 土田

3回目のこの年からは以降定例となった上野学園の石橋メモリアルホールに会場を移す。学校行事じゃないと借りられないということだったが、今村のラッパの師匠の海保泉さんの紹介ということで入れてもらった。以後は実績ありということで毎年だいたい6月の日曜日を確保することができた。
毎回ガブリエリを入れること、トランペットやトロンボーンのアンサンブルを入れることなどに配慮してプログラミングを組んでいたが、ややもすると小曲の羅列で、まだ手元にある譜面を並べたものという感が否めない。アーノルドは原点回帰で取り上げた曲。ただメンバーは入れ替えた。

演奏面では、合わせどころやバランスなどのコツを掴んできたのでアンサンブルのまとまりはでてきたんじゃないかと思う。さすがに終曲のプレムルーではトランペットがスタミナ切れになる現象もあったけれど。また、トロンボーンはメーカーがレッチェで揃っていたのでSVBEのサウンドのウリでもあった。ペダーソンのトロンボーンアンサンブルはバストロが2本揃っていたせいか非常に聴き映えがした曲。
アンコールにモーツァルトの13管からグランパルティータを演奏した。この曲は僕がオーストリア演奏旅行のときに、スコアも作らずいきなりパート譜作成してアレンジしたもの。多分未だにスコアは存在しないと思う。

6/19 関田結婚披露宴(学士会館)
バレンタインのメンバーは比較的結婚が早かったんじゃなかろうか。関田家の長男は後年父親と同じ道を歩み、東大オケでトロンボーンを吹くことになった。親子2代にわたって今井さんの薫陶を受けるというのも珍しい。息子も「酒の1滴は血の1滴」とか「段違い平行棒」とか習ったんだろうか。

11/23 アンサンブルコンクール特別演奏(杉並日大二高)

12/23 恒例の忘年会。青山の郵船クラブ。
東大オケトロンボーンの伝統芸「わたしのラバさん」など堪能しながらの宴会。
Svberabasan_1
(左)若手の演ずるラバさんはまだ修行が足りないようだ(右)宮内、園原、北村の各氏

12/24  クリスマスミサでの演奏(六本木教会)
カトリックのミサだったのでやたらと所要時間が長かった。夜8時くらいからスタートして、終わったのは12時近く。六本木から帰宅する終電ぎりぎりの時間で、かつ電車は満員ぎゅうぎゅう詰めだった。演奏そのものよりも帰りに苦労した印象のほうが強い。

| | コメント (0)

2009/07/15

1Q81 初の海外遠征

1981年(昭和56年)のできごと

1/25 東京都中学校アンサンブルコンテスト招待演奏
   (武蔵野音大ベートーヴェンホール)

2/15 バレンタイン・サロンコンサート(目白 サロン・ド・ミュゼ)
団体名に恥じないようにバレンタインの時期にサロンコンサートを開く。コーヒーやワインなどの飲み物とクッキーなどちょっとした食べ物をつまみながらバレンタインの演奏を聴くとという企画。デッドな会場なのは辛いけど、アットホームな雰囲気だった。
Svbesalon1
<サロンコンサートのチケットと某チューバ吹き>

3/14 - 3/22 オーストリア演奏旅行

大胆にも結成2年目、自主演奏会経験1回の身でヨーロッパ公演を挙行。しかも音楽の本場オーストリアに乗り込むという無謀さ。 訪問地はザルツブルグ、インスブルック、ウィーンの3カ所。JALと提携したツアーだった。京大オケの金管アンサンブルである近衛ブラスアンサンブルと合同の演奏旅行で、彼らはオーストリアの後にプラハに寄ってコンサートを行ったらしい。演奏会日程は、

 3/17 ザルツブルグ、ミラベル宮殿内マルモザール
 3/18 インスブルック 音楽大学内ホール(近衛ブラスとジョイント)
 3/20 ウィーン 旧市庁舎内バロックザール

海外演奏旅行が初めてということもあり、とにかくわくわく気分で成田に集合。しかしながら事前連絡が不十分で、旅が始まって初めて知らされる新事実がいろいろとあったことに困惑する場面もあった。成田でひともんちゃくあり団体旅行としては非常に気まずい感じでの旅立ちでもあった。旅行代理店のTESも決して段取りが良かったとは言えない印象が残っている。
当時の欧州線は直行便がなく、アンカレジで給油をしたり、ヒースローでトランジット(オーストリア航空機に乗り換え)に数時間待たされたり、移動に無駄な時間が多かった。

Svbesalz
<ザルツブルグ、ミラベル宮殿にて>

旅行自体はザルツブルグ、インスブルックは会場が満員になるなど盛況で、お客様にも好評で一同おおいに気を良くする。しかし、その勢いで有終の美を飾ろうと乗り込んだウィーン公演は事務局の手違いからか、お客さんの数が一桁というみじめさ。でもどんな状況でもちゃんと演奏しようとメンバーで言い合う。これもいい経験になった。

同行メンバー:
  Trp 中村孝志、北村和弘、山本陽史 Hrn 園原茂
  Trb 告野昌史、津上昌平、関田昌弘、志村努、 寺田宏之、宮内啓行
  Tuba 土田恭四郎  Perc. 佐々木文彦

Svbebjeuro
<バンドジャーナル81年7月号の記事>

Trpの今村はちょうどこの時期に結婚式を挙げることになっていたので不参加。代理として近衛ブラスの安井潔君に手伝ってもらう。サルゼドなど練習のときに関東と関西ではこんなに吹き方が違うのか、とやや驚いた記憶がある。
当時はまだメンバーの半分は学生、半分は社会人になりたてだった。有給休暇があるとはいえ一週間以上会社を休むのは新人には肩身が狭いもの。現にメンバーの1人はこの旅行も一因となったのか、会社が合わなかったのかは分からないが、やがて転職することとなった。罪作りな団体ではある。


5/10 第2回定期演奏会(杉並公会堂)
    オーストリア演奏旅行記念演奏会

プログラム
 1 馬上のファンファーレ(J. ゼレンカ)
 2 陛下のためのコルネットとサックバットの音楽(M. ロック)
 3 ミュージックホール組曲(J. ホロヴィッツ)
 4 金管のための交響曲(V. エワルド)
 5 第7旋法によるカンツオン2番(G. ガブリエリ)
 6 オックスフォード伯爵のマーチ(W. バード)
 7 金管5重奏のための4つの野外音楽(A. プレヴィン)
 8 ソナタト短調(A. コレルリ)
 9 ディベルティメント(L. サルゼド)
 10 ルネサンス舞曲集(C. ジェルベーズ)

 出演
 Trp 今村正純、北村和弘、中村孝志、山本陽史 Hrn 園原茂
 Trb 関田昌弘、津上昌平、告野昌史、志村努、寺田宏之、宮内啓行
 Tuba 土田恭四郎  Perc. 佐々木文彦

2回目の定期はその帰国報告も兼ねて。会場は当時僕が住んでいた近くということで杉並公会堂を借りる。入場料を初回の500円から1000円に値上げ。これ以降チケット代はずっと1000円で据え置きとなった。アンコールはクリス・ヘーゼルのバレッジとクラークのトランペット・ヴォランタリー。この時からコンサートの〆の曲はヴォランタリーで、という慣例になったようだ。
Svbe2
<バンドジャーナルの記事>

この頃はまだどういう活動をするのか試行錯誤の段階だった。定期演奏会以外に決まったものはなかったのだが、メンバーの結婚式や人伝てに依頼される披露宴での演奏のお座敷もそれなりにあった。バレンタインはこういう営業活動が得意な団体でもあった。

8/16 第1回志賀高原ブラスアンサンブルフェスティバル(ジャパン志賀)
   曲目:フォーアウティングス(プレヴィン)ほか

このときの演奏には苦い想い出がある。コンサート当日は数日間にわたって開催されたフェスティバルの最終日にあたり、ブラスアンサンブルのコンサートとして我々聖バレンタインが前座を務め、最後にプロの東京ブラスアンサンブルがしめくくる予定となっていた。ところが東京ブラス側からの要望で順番が逆になることに。僕らはプロの後に演奏しなくちゃいけないという最悪の状況。一部のメンバーは「酒でも飲まんとやってられんわ」状態で、度胸付けのつもりのアルコールが、 出待ちが長くなったこともあり本番前にやや度を越してしまった様子。出番の時間にはすっかり酔いが回り、演奏どころではない。無理やり演奏したけれどもろくな出来にはならなかった。恥ずかしくて逃げるように志賀から帰ってきたのだった。「飲んでも飲まれるな」

12/28 忘年会
宴会も重要な活動のうち。

Svbebj2Svbebj1_4
<これはこの年の11月にバンドジャーナルから出た「アンサンブルのすべて」という臨時増刊号に載った記事。我々のみならず、上野の森ブラス、東京ブラス、東京トロンボーンEns.、東京ホルンクラブ、ブラスアンサンブルソナーレなどのメンバーの若き頃のプロファイルが載っていて非常に貴重かつ興味深い雑誌である>

| | コメント (0)

2009/07/14

1Q80 SVBE元年

1980年(昭和55年)のできごと

3/19 - 3/20 合宿(岩井 民宿長四郎)

4/19 第1回定期演奏会 (世田谷区民会館)

曲目
 1 聖エドモンズベリーのファンファーレ(B.ブリテン)
 2 ルネサンス曲集
    うちの宿六/アルマンド/へぼ詩人のソナタ
 3 3つのソナタ(D.シュペール)
 4 戦いの組曲(S.シャイト)
 5 ラッパ吹きの休日(L.アンダーソン)
 6 トランペット・ボランタリー(J.クラーク)
 7 第7旋法によるカンツオン(G.ガブリエリ)
 8 空想・おもちゃ・夢(G.ファーナビー)
 9 金管7重奏のための組曲(S.ドッジソン)
 10 スザート組曲(T.スザート)

出演
 Trp 今村正純、北村和弘、中村孝志、山本陽史
 Hrn 園原茂、塚田真
 Trb 関田昌弘、津上昌平、告野昌史、寺田宏之、宮内啓行
 Tub 土田恭四郎  Euph  榎本孝一郎(賛助)
 Perc.  佐々木文彦、三中信宏(賛助)

Svbe1

記念すべき旗揚げ公演。コンサートを開くぞと決断してからコンサートまでの日にちが短かったので、会場はとりあえず空きがあって借り賃も安かった世田谷区民会館に決める。いろいろと不慣れな中での船出だった。コンサートが本決まりになってからようやく現在に続く『聖バレンタイン・ブラスアンサンブル』という名前が決定した。これは2月15日、柿生の今井さんのお宅にメンバーがお邪魔したときのこと。プログラム製作を根津の告野の下宿で飲みながらやったことなどが懐かしく思い起こされる。入場料をいくらに設定したらいいのか全然見当はつかなかったが入場無料ということもなかろうということでとりあえず500円に設定した。

トランペットの4人目として東大オケの山本に入ってもらった。若くてスタミナがある、高音が出るというのが決め手だった。トロンボーンは千葉大OBの津上に。トップが吹けるし、レッチェユーザーということで自然と人選された。

曲目は手持ちのレパートリーの中から選んでプログラミングしたけれど、まだ経験値が足りなくて、やはりアンサンブルで1つのコンサートを吹ききるというのはスタミナがいるなあということを痛感した。アンコールはクリス・ヘイゼルのクラーケン。
このときはまさかこの団体が数十年続くとは思ってもみなかった。

Svbe1_voluntary_2
<記念すべきヴォランタリーの一番最初のステージ。左から、中村、山本、今村、告野、津上、関田、宮内、寺田、土田、北村>

Svbe1bp
<バンドピープル80年7月号>


6/8 第6回ユニークな演奏会出演

8/30 日英協会パーティーで演奏(英国大使館)

12/17 忘年会

Svbeontomo4Svbeontomo3Svbeontomo_5Svbeontomo1
<翌年2月の音楽の友の記事。取材は練習に使っていた学習院大学で>

| | コメント (0)

2009/07/13

1Q79 SVBEの原型

1979年(昭和54年)のできごと

練習
5/3, 5/27, 6/17, 10/10, 10/28, 11/18, 11/23, 12/9, 12/22(録音会)
メンバー:Trp. 中村孝志、今村正純、北村和弘 Hrn 園原茂
     Trb. 告野昌史、関田昌弘、 宮内啓行  Tuba 土田恭四郎

引き続き練習主体の活動が続いた。ただ練習日にブランクがあるのはこの春に僕が就職して社会人になった影響だろう。生活が変わってペースがつかめなかったのだ。

最終的には金管十重奏をやりたかったので、徐々に、だが慎重にメンバーを増やしていった。トランペットは早稲オケ出身の北村に、トロンボーンは東大今井門下の関田に入ってもらった。トロンボーンは使用楽器がレッチェであることが入団条件みたいなものだった。

ただ、ホルンのメンバーが定着しなかった。今村らとずっと誘っていたのは僕が大学4年のときのジュネス(ブルックナーの9番)で素晴らしいワグナーチューバの腕を披露した早稲オケの今井君だったのだが、彼はオケには興味あるがアンサンブルは気が乗らない、しかもプロを目指しているとのことでいい返事は得られなかった(実際に後日在京のプロオケに入団した)。それでやはり同じステージでホルンのトップを吹いていた法政大の園原に声をかけてメンバーに加わってもらった。
チューバの犬山さんも長い大学生活と決別し就職で九州に帰ってしまったため、後継に学習院オケの土田に入ってもらった。その関係でこの年の秋からバレンタインの練習は目白の輔仁会館というのが定着することになった。練習日は日曜日の午前中、というのもメンバーの多くはオーケストラと掛け持ちしていたのでオケの練習時間(たいていは土曜日の夜とか日曜日の昼だったりする)を避けると、この時間帯しかなかったからだ。日曜日の朝に目白に集まって練習、そのあと目白駅前の一番星というお好み焼きやに行って昼からビールというのが定番の行動パターンとなった。

12月の録音会はやはり国立の一橋オケの部室で敢行。
そのときのカセットテープにはPhilip Nakamura Brass Ensemble と書いてある。グループ名はまだ落ち着いてなかった。(収録曲はスザートの組曲、オックスフォード伯爵のマーチ、トランペット・ヴォランタリー、サルゼドの6重奏、ドッジソンの7重奏など)
録音にはトロンボーンの志村の名前もあるが、この時はまだ団員じゃなかった。
そろそろ自主演奏会を開きたいねという声が出てきたのもこの頃だったと思う。

11/4 学習院大学大学祭出演
練習場を借りているご縁で。
これが新しいアンサンブルになって初めての人前での演奏だったようだ。

12/19 忘年会(新宿城山)

| | コメント (0)

1Q78 SVBE前夜

1978年(昭和53年)のできごと

精緻アーノルド集団再結成の動き
練習再開
10/28, 11/11, 11/13, 11/16, 11/18, 11/25(録音会)12/2(録音会) 12/16
メンバー:Trp. 中村孝志、今村正純 Hrn 新津守
     Trb. 告野昌史、宮内啓行 Tuba 犬山源吾

アーノルドで味をしめたアンサンブルの醍醐味をさらに追求したくなって、ユニークが終わったあとも「集まって練習しようよ」という流れになった。アーノルド以外の曲も演奏するようになったので、この頃は暫定的にメトロポリタン・ブラスアンサンブルと称していた。
ホルンの辻村さんは就職で地方勤務になったため、東大の新津さんに助っ人をお願いする。特に公開の発表会を指向せず、曲を仕上げることに専念、国立の一橋大学オケの部室を借りて録音会などを行っていた。録音会はハードで部室が24時間利用可なのをいいことに夜を徹して行われた。ボザのソナチネの1楽章などは30テイクくらい録ったのではなかろうか。ともかく完璧を目指していた。若かったねえ。

| | コメント (0)

1Q77 SVBE黎明期

1977年(昭和52年)のできごと

アンサンブル創設期
精緻アーノルド集団としての演奏歴

5/21 東大五月祭(東大本郷第2学食)

6/11 第2回ユニークな演奏会(石橋メモリアルホール)

曲目:金管5重奏曲(M. アーノルド)
 Trp. 中村孝志、今村正純
 Hrn 辻村憲治
 Trb. 告野昌史
 Tuba 犬山源吾

東大や千葉大、学習院大などのオーケストラの金管トレーナーを務めていたトロンボーン奏者の今井順夫さんの掛け声で、首都圏の大学オケの金管奏者たちが集まって「ユニークな演奏会」と銘打ったブラスアンサンブルのコンサートがこの数年前から開かれていた。僕が参加したのはこの年の第2回目から。アーノルドの五重奏曲を演奏するというのでメンバーを選抜したところ、東大オケの今村、告野、犬山さん、早稲オケの辻村さん、それに僕の5人となった。犬山さんと辻村さんがさん付けなのは僕より学年が上だったという理由による。

曲が難曲ということもあり、かなり真剣に練習した。ラッパ分奏まで何回かやった。練習場所は主に駒場か本郷のキャンパス。普通はグループ名などつけないのだが、僕らのはその頃東大オケを中心に流行していた言葉を入れて「精緻アーノルド集団」という名前さえつけた。そういえば東大オケの木管アンサンブルの集まりでは「木管精神注入会」みたいな名前をつけていたっけ。そういう時代だった。

前哨戦として位置づけした東大五月祭ではアーノルドの他にエヴァルドの1番も演奏したが、これは未熟な出来だった。6月のコンサートは、自分で言うのはなんだが、かなり記録に残る名演、快演であったと思う。後日録音を聴いた東京芸大の「上野の森ブラス」の人をして「これはうかうかしていられない」と言わしめたと今井さんから聞いた。ただし本番特有の大きなキズもあって、1楽章中間部でホルンとチューバの掛け合いになるところ、チューバの犬山さんがまるきりそっくり落ちてしまった(出番のタイミングを逸して吹けずにいること)のだった。あのときの衝撃と犬山さんの固まった姿は忘れられない。

| | コメント (1)

2009/07/12

聖バレンタイン・ブラスアンサンブルの歴史

30回目の定期演奏会を迎えたアマチュアの団体、聖バレンタイン・ブラスアンサンブル。
自分は創立から約20年かかわってきた。
もうそろそろ時効だと思われるし、HPなどにも記録は残っていないので、記録を残しておくという意味で自分が在籍していた時のバレンタイン20年史を残しておこうかなと。

1日1年のペースで記載すると結構長くなるね。

それでは行ってみます。

| | コメント (0)

ブラスアンサンブルの演奏会

聖バレンタイン・ブラスアンサンブル第30回定期演奏会(7/12 津田ホール)

プログラム
 1.クラーク/トランペット・ヴォランタリー
 2.パーセル/「アブデラザール組曲」より
 3.成本理香/9つのファンファーレのようなもの(委嘱作品)
 4.ガーシュイン/パリのアメリカ人
 5.ビゼー/歌劇「カルメン」より

アンコール
 浜辺の歌
 津軽海峡冬景色
 トランペット・ヴォランタリー

1980年に結成しその年から年に1回定期演奏会を開いて今回で30回目。そこそこの歴史を重ねてきたものだ。初回からの皆勤メンバーは4人だろうか、中抜けもあったから3人かな。でも基本メンバーはほとんど変わっていない。

今回は委嘱初演作品はあったものの、それ以外は手慣れたレパートリーの中からのチョイス。手厳しく言えば昔と変わりがない演奏。年齢を重ねた分だけ体力がなくなったかもしれない。若手がそこを埋めて欲しかったところなんだが、それはちょっと期待はずれのようだった。

スタミナはしょうがないとして、コードをきちっと決めること、テンポを流したりしてあいまいにしない、歌うところはたっぷり歌う、などの練習をちゃんとやるとずいぶん違う印象の演奏になるんじゃないかと思われた。

まだまだ続けて行くとしたら、何をどう目指して行くのか、目標を決めて地道な努力をしたほうがいいんじゃないだろうか。でないと伝統芸能に終わってしまうような気が。
それはそれで価値があるという考えならしょうがないけど。

ちょっと厳しすぎ?

| | コメント (0)

ありがたい不便さ

今使っている携帯電話はもう足かけ4年にはなるかという旧式のもの。いや、むしろ携帯の進化が早すぎるのだとは思うのだけれど、買い替えサイクルが短いのについていけてないだけ。
mixiモバイルに7月からは旧式の携帯は対応しなくなります、という通知が先々月あたりから来ていて、ついに通知通り7月からは携帯でmixiにアクセスすることが出来なくなった。

不便かというと、案外そうでもない。
仕事にmixiを使っているわけでもなし。
むしろ外出先や日中携帯からでも見ようかな、という誘惑がなくなり課金も減ることになるから却って歓迎かも。
要するに不要なサービスだったというわけだ。

こういう余計な需要をあてにしているビジネスって多いんだろうな。

| | コメント (0)

充電中

しばらく出番はないので充電という名の下に怠惰な生活。

ビーバーのソナタ第10番をナチュラルでなんとかならないかとさらっているが、なんともならない。ラもだめだしファもだめ。早いパッセージはアーティキュレーションもままならない。かといって指孔使ったら吹けるかというと、これもシンクロしなくてだめ。今のところ八方塞がっているが、これはなんとか来年の1月までにはものにしたい。

7月21日に洗足音大で教職音楽史という授業のお手伝いをすることになった。学生に配る資料などを準備する。とは云っても前にまとめたナチュラルトランペットに関する記事の焼き直しなんだが。とりあえず出来上がった。
どんな授業になるのか、未知数は多いけれど楽しみではある。

インターネット上で知り合った方から、来年の演奏会の出演のお誘いが。というか、半分押し掛けっぽいけど。曲はバッハのマニフィカト。うれしいねえ。しかも場所は北海道。事前の練習も含めて何度か札幌に行くことになりそう。

以上近況報告。

| | コメント (0)

2009/07/06

ガブリエル・カッソーネ

イタリアのトランペットの名手カッソーネのCD(本の付録)を入手する。
カッソーネはフリードリッヒと同じくバロックから現代音楽まで守備範囲の広い人だ。
で、今回の録音にはキイ・トランペットによるハイドン、フンメルの両コンチェルトも入っている。

見事である。
どんなに見事かというと、いくら耳を凝らしてもキイ・トランペットに聴こえないほど自然なのである。確かにピッチも430だし、音質もキイのそれなんだけど、クローズとオープンの音の並び方とかフィンガリングの滑らかさ(トリルをキイで掛けているところあり)などを聴くと、これは長管のロータリーなのか?と思ってしまう、というか全くキイに聴こえないのだ。

確かにキイなんだよね、と自分を納得させるために何度も聴くことに。
でもなんか確信が得られない。ある意味すごい。
フリードリッヒのCDのときも驚いたけど、今回もまた驚かされた。

| | コメント (0)

2009/07/02

30年前のこと

早くも7月。
30年前の1979年7月と言えば、ソニーが初めて携帯型のステレオカセットプレーヤーTPS-L2を発売したときである。つまり初代ウォークマン(まだウォークマンという商標はついてなかったが)。

衝撃的だった。
なにしろそれまで外に持ち出しできるといえばデンスケ(これは完全な死語かも)しかなかった時代。こんなに手軽にステレオのサウンドを持ち歩きできるなんて!今では当たり前のことだけど、何ごとによらず世の中に初めて今までなかったコンセプトを提供するというのはすごいことだ。

当時の値段が33,000円。充分に高いがそれだけの価値はあった。
その春に社会人になりたての僕も、飛びついて買いに行った(が、4週間ほど待たされたような気がする)。分割払いだったかも。

初めて外に持ち出して聴いたときのことも忘れられない。曲はなぜかベートーヴェンのゼプテット。歩きながらステレオの前にいる感じ。これまた今では当たり前。

あれから何台買い換えたことか。テープからCDになり、MDになり、さらにはハードディスクになり。

ときどき思うんだけど、例えば今のiPodシャッフル(一番小さいやつね)とカナル式のイアフォンをその30年前に持っていったとしたら、とんでもなくびっくりされるだろうね、当時の人たちに。
この30年間の変化というのもすごいもんだ。

| | コメント (0)

« 2009年6月 | トップページ | 2009年8月 »