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2009/09/06

多様性と差別化

このところデジカメを買い換えたいなあという気持ちで過ごしていることもあって、カメラの製品パンフレットとか売り場とかを眺めていて思った事。

売れ筋ということもあるのか、業界全体が元気でメーカーがたくさん乱立してるんだなあということ。その分競争も激しいのだろうけど。

うーんと、もともとのカメラメーカー、キャノンやニコン、ペンタックス、オリンパスに加えて富士フィルム、リコーとかソニー、パナソニックみたいな家電とか、カシオとかあるし。シグマっていうのは今回初めて知ったぞ。
あ、コニカミノルタはカメラ事業からは撤退したんだった。

ともかくいろいろある。しかも日本のメーカー。
それぞれが独自の得意分野とか顧客の囲い込みとか、低価格路線とかその他事業からの切り込みとかいろいろ工夫しながらやっているように見受けられる。


翻って我が業界(金融)はどうだろうか?

僕が就職活動をしてた数十年前って確か都市銀行が13あったはず。思い出せるかなあ。ええっと、
DKB、富士、三菱、三井、住友、三和、協和、大和、東京、東海、太陽神戸、埼玉、北拓。(ふーっ。太陽神戸を思い出すのに時間がかかっちゃった)

思い出すのもやっとなくらいいろいろあったのに、それが今はほぼメガバンク3つ(三菱東京UFJ、みずほ、三井住友)と、りそなのようなリージョナルバンクに集約されてしまった。それにその集約化の過程で興銀のような長信銀まで巻き込まれちゃったし、長銀と日債銀はなくなったし。

証券会社しかり。4大証券と自ら豪語してた野村、大和、日興、山一の地図も、山一が消え、日興の船はどこにたどり着くのだろうかという状況。準大手も銀行系などが台頭し、メンバーががらっと変わってしまった。

結局のところ、銀行業務や証券業務って提供するサービスの差別化を図ることが難しいから、業界全体が盛り上がってるときはいいけど、環境が厳しくなると淘汰されたり合併したりして生き残ることしかできなかったということだね。

自動車メーカー。まだ頑張ってる。海外ではいろいろとあるけど。
国際的な競争に晒されているか、なんだかんだと国内で保護されていたかの違いもあるね。

話が脱線したけど、ともかくカメラ売り場を眺めてて、金融業界とはずいぶん様相が違うなあと思ったのだった。

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