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2009/11/04

為替相場指南

ちょっと大きめの本屋さんに行って経済関係の書棚を見ると、あるわあるわ、為替取引(FX証拠金取引)の入門書がごっそりと並んでいる。この数年流行っている証拠だ。いかにも簡単に始められて簡単に儲かるような書きぶりのものも多い。確かに簡単に始められるというのは事実ではあるが。。

週刊エコノミストの11月16日号に龍谷大学教授の竹中正治氏が「アリスと学ぶFXの知的投資術」「ギャンブルをお好みですか?それとも資産形成?」という2つの記事を寄稿しているので、もしFX取引に手を染めている人がいたなら一読をお勧めする。

竹中氏は今は大学教授だが記事の中にもある通り80年代後半から90年代は某銀行のディーリングルームで為替オプションのチーフディーラーを務めた人だ。為替の世界の裏も表も、酸いも甘いもみなご存知。僕もその当時はいろいろ取引させてもらったし、教えてもらったことも多い。

今回の記事はページ数にして10ページほどだが、客観的に何に注意すべきか、どこがポイントかが非常に簡潔に網羅されている。しかも読みやすい(とは言っても専門用語が出て来るので初心者には取っ付きは悪いかもしれない)。これは入門書とは言いがたいが必ず押さえておくべきことがあるという点で、ちまたの入門書とは一線を画している。むしろここに書いてある事が理解できないようなら為替に手を出さない方がいいとまで言えるのではなかろうか。

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