千葉バッハ合唱団
合唱塾「千葉バッハ合唱団」の演奏会を聴く(2/28 千葉市生涯学習センター)
生涯学習センターという会場には初めて行った。千葉駅から徒歩8分の図書館に隣接した新しい施設。津波の影響で京葉線が一部ストップしていたんだけれど、下りの電車には影響が無くて良かった。
300人のキャパシティのホールが7割方埋まっている。かなりな動員力だ。
実はこの演奏会、最初は出演を打診されて請け負うつもりでいたんだけど、スケジュールの関係で都合が悪くなりお断りをしてしまったコンサートなのだった。本当に申し訳ない。
ラッパが3本とティンパニが揃っているということからなのか、冒頭オルフェオのトッカータでのオープニングという趣向だった。続いてパッヘルベルのマニフィカトとパーセルの「ダイドーとエネアス」より(パーセルの演奏はモンテヴェルディ倶楽部)、後半にカンタータの196番と172番というプログラムだった。
演奏会は良く言えば手作りって言う感じの(というかステージ運行がちょっと悠長すぎたのでは?)ゆるやかな感じだったのだけれど、プログラムに書いてある指揮の伊藤先生がいつまでも登場されず、パッヘルベルはソプラノのソリスト、バッハはバスのソリストが指揮を務めていた。コンサートの最後に「実は昨晩急遽伊藤先生の体調が思わしくなく急遽・・」とのこと。だったら最初にお知らせしたほうが良かったのでは。
前半に挿入されたモンテヴェルディ倶楽部によるパーセルが、それまでの合唱曲から唐突にオペラの抜粋に切り替ったせいもあってか、その世界に入り込めなくてとまどってしまった。
後半のバッハは団員がソロも務めるという形式。この団体は同じバッハでも、有名所のライプチヒものを避けて、時代的には前のミュールハウゼンやワイマール時代の初期のカンタータを取り上げていくんだとか。それもユニークでいいよね。
千葉から帰る頃には京葉線は全線動いていた。
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