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2010年4月

2010/04/29

不思議な縁

先日お世話になったターフェルムジーク鎌倉という団体は僕にとって実に不思議にいろいろご縁のあるところだ。

先の日記にも触れたように僕が最初にこの団体の活動に参加したのは、2003年に教会カンタータの連続演奏会を開始したときだ。きっかけは当時僕がやっていた「なかなかや」という古楽アンサンブルのガンバ奏者から紹介されたのだった。いわく「鎌倉に吉田さんというおじさんがいて、以前にマタイ受難曲の演奏会でお手伝いしたんだけど、今度教会カンタータやるからって、ぜひラッパはなかなかやの中村さんにお願いしたいっていうんだけど、どう?」
その頃、僕はむしろコルネットの修行に専念していたんだけれど、バロックトランペットも面白いかな、と思い始めた頃だった。前から持っていたエッガーの3つ孔に加えてキーヴィも入手して4つ孔の楽器に切り替えようとしていた頃でもあった。

「うん、いいよ。ただバロックトランペットだよ。それでいいのなら」

連続演奏会の初回の曲は75番と76番という意欲的なプログラム。76番にはガンバソロも入るので誘ってくれたなかなかやのガンバ弾きも一緒だった。最初の練習に行ってみたら、なんとオーボエは元僕のいた新響でかって永らくトップを吹いていたIさん。団長の吉田さんとは立教オケからの縁とか。加えてファゴットにも知った顔があった。僕が大学1、2年の時に在籍していたワグネルオケの同級のN君。 それ以外のメンバーは初対面だったんだけれど、なにしろ、今一緒にアンサンブルを組んでいるガンバ嬢(古楽つながり)と、ついこないだまでいて縁を断った社会人オケつながりのI氏と、それからはるか昔のもう忘却の彼方の学生オケつながりのN君と、僕にとってはそれぞれ違う世界の人たちと一緒に音を出していること自体がなんだか奇跡のような、いや自分が今何時代に存在しているのか、一瞬分からなくなってしまうような不思議な感覚だったのを覚えている。

ガンバ嬢が参加したのは初回のみだったけれど、その後も僕はラッパの出番がある時は参加させてもらった。ーー途中自分の都合でしばらくお休みをいただいてたことはあったがーー ラッパも1本だけじゃない時は大体3本、多いと4本だったので、そういうときは今バロックトランペットつながりの友人達に協力を得てこなしている。

前回の演奏会のリハーサルに行った時のこと。練習場にこの団体の人ではないけれど見知った顔があった。社会人オケで一緒かつ大学の後輩(在籍年次は重なってないけど)のチェロのO君。しかもソプラノソロのFさんと親しげに話をしている。どうしてここに?と訊くと、今度この団体に入ろうか検討中とのこと。そういえば彼は湘南出身だったよね。ピアノ弾きでもある彼の奥さんの関係で、とある合唱団つながりでFさんとも親しい付き合いなんだそうだ。

なんだかこの団体に関してはさらに複雑に絡み合った感じもする。
馬齢を重ねながらも、一つのこと(音楽)を広く(あちこちで)やってるとこういう巡り会いの機会が増えて来るってことだね、きっと。

さっき、ある小説読み終えたばかりなので、なんだかその文体が移ってしまったみたいだ。

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2010/04/27

深呼吸の成果

それなりにあったような気がする、深呼吸の効果。

というわけで、秋葉原でのカンタータの演奏会終了。

自分はモーションをつけた方が音楽に入りやすいのかも、と思った。

77番は難しかったけれど、味わいのある曲でいいなあ。
チャンスがあれば14番をもう一回今度はナチュラルでやりたいものだ。

これでMusica Raraの全集にある60曲のラッパ入り教会カンタータのうち35曲まで制覇した。別に制覇することを目的にしてるわけじゃないけど。

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2010/04/25

演奏会と同窓会と

昨日は逗子でカンタータの演奏会。
年に2回のペースでの教会カンタータの連続演奏会も今回で16回、途中の数回を欠席してしまったが、2003年の初回からエキストラとして演奏に参加させてもらっている。
なので(大変失礼な言い方を許してもらうと)この団体が回を重ねるごとにアンサンブルもまとまり表現力も増して上手になっているのがくっきりと分かる。
と同時に自分もバロックトランペット奏者としての駆け出しの頃から今までの変遷を団員(およびお客さんに)聴いてきてもらっているということになる。

昨日は11番とアンコールとして43番の1曲目を演奏した。それに67番をポストホルンで。
67番は自分でも得心の演奏。あとで客席で聴いていたHさんに「これだけこの楽器(ポストホルン)を有効活用しているのは日本でも中村さんくらいじゃないですか」と言われる。確かに吹き倒しているよなあ。5年前にDACで買ったのは正解だったね。

11番(in D)は僕の他に2ndにKさん、3rdにHさん。僕はハイデの1つ孔でトライ。Kさんはエッガーの4つ孔、Hさんはハイデのナチュラルという取り合わせだったので3人合わせても補正孔は5つ。4つ孔の方が安定性や正確さは増すけど音色の追求とチャレンジ精神を大事にしたい。究極には全員ナチュラルで吹いてもお客さんに聴いていただいて問題のないレベルまで行ければいいのだけれど、今はまだ無理だ。最終的にも無理かもしれないが目指して行かないと進歩もないだろうし。

演奏は多少外した音はあったけれど、音楽に集中できたしパートとしてもコードが決まったところも多々あっていい結果が出せたんじゃないかと思う。

アンコールの43番(C管)は僕はエッガーの4つ孔に持ち替え。Hさんも3つ孔に持ち替えたようだ。アンコールらしくプレッシャーも少なく気持ちよく演奏した。


終演後は本来は打ち上げに参加といきたかったところだけれど、それは諦めて横浜の中華街に移動。昨日は高校時代のクラブの友人(当時の部長)が会社を早期退職して転職したということを祝って同期4人での祝宴だった。去年は学生指揮だった友人が役所を辞めて民間に移ったことを記念して同じメンバーで集まったし、昔に比べてこうしたメンツで集まることが多くなってきた。そういう年代に入ったっていうことなんだろう。
気の置けない仲間と楽しく会食してお開き。

さて、今日は秋葉原でカンタータの本番だ。
77番、深く息を(と打とうとしたら"不覚行き"と変換されちまったけど)取って演奏することにしよう。

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2010/04/22

今日の言葉

某証券会社のモーニングコメントのe-mailには最後に今日の言葉として格言が付いている。

今日のは、

他人の芸を見て、 あいつは下手だなと思ったら、 そいつは自分と同じくらい。同じくらいだなと思ったら、かなり上。うまいなあと感じたら、とてつもなく先へ行っている(古今亭志ん生)

思わず唸らされたね。

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2010/04/20

上がらないコツ

PJの公開クリニックのとき、某ブラスアンサンブルのトランペット吹きの質問に答えて曰く、

「緊張すると息が浅くなる。意識的に息を多めにとること。演奏前に大きい深呼吸を3回しなさい」

今度の日曜日のコンサートで演奏するバッハのカンタータ77番は難しい。というか手強い。メンタル的にめげそうな曲だ。深呼吸することを忘れないようにしよう。

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2010/04/18

アイデア(ラッパネタ)

いいこと考えた。

ナチュラルトランペット、最近はなるべく補正孔に頼らず吹きたい気持ちが強い。できればno hole がいいのだけれど、やはり第11倍音(ファ、かなりシャープ)と第13倍音(ラ、非常にフラット)が耳に辛い。なので最小限1つ孔の楽器でいければそれに越したことはない。

だが、一つ孔の楽器は常に楽器を両手で持たなくちゃならない。一つは楽器を保持するため、もう一つはその孔を開閉するため。ナチュラルの良さは片手で演奏するという潔さにもあると思うのだが、孔の存在はその見た目の良さを殺いでしまう。ファとラ以外の時は孔はふさぎっぱなしなんだからそれほど孔の出番はないにもかかわらず、だ。

で、考えた。

トランペットの一つ孔(左の写真)の部分をキイトランペットのようにキイで塞いでしまうのはどうか(右の写真2つ、真ん中のは閉じたところ、右側は開けたところ)。こうすればファとラのときだけ片方の指を使うだけで基本片手でナチュラルとして演奏可能だ。ファとラも16分音符のような経過音のときは孔を必要としないし、気になるときだけ使えばいい。

というわけで今度楽器を石森に持っていって相談してみよう。

One_hole Hole_key Key_open

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「オッサンになる人、ならない人」

「オッサンになる人、ならない人」富増章成(PHP新書)

ここでの「オッサン」というのはイケてない中年の総称だと見た。よってオバサンも対象となるのだが、最初からタイトルに入れてないのは反発を喰らうのを懸念してのことだろうか。

章立ては

 第1章 オッサンの兆候
 第2章 オッサンの様々な周期
 第3章 オッサンの驚くべき法則
 第4章 オッサンのどん詰まりと憂鬱
 第5章 オッサンの老化現象
 第6章 オッサンの明るい未来

タイトルだけで大体中身が想像できそう。

例えば第1章「オッサンの兆候」〜こうなってきたら要注意〜では

 ・「あれ」とか「それ」とかが多くなる
 ・「自分は気持ちが若いから、歳はとっていない」と思っている
 ・他人をまじまじと見る
 ・気づくと独り言をつぶやいている
 ・自分の行動を、わざわざ口に出して説明する
 ・若者コトバに腹が立つ
 ・爪が早く伸びる
 ・妙に愚痴が多い
 ・テレビも見ないしマンガも読まない

といった具合で自分を省みても当てはまることがいっぱいある。爪が早く伸びたりはしてないけどね。
それくらい自覚してるよ、と言いたいところだが、ちょっとハッとしたのは「自分は気持ちが若いから歳はとっていないと思っている」というもの。それって内側の時計が昔のまま止まっているから自分の気持ちは昔のまま「古く」なっているってことだと指摘する。つまりタイムカプセルを保存した「昔の若者」が存在しているわけで、自分はいつまでも若いときのままだと感じていたら要注意ということだ。なるほど。

かって大学祭ですごい年配のOB達がそろって昔の格好をして寮歌を披露しているのを見て我々現役生はちょっと引いてたりしてたけど、彼此のギャップがあれに近いってことだね。

さて、指摘をするだけならどこにでもある本だけど、この本がちょっとユニークなのは、古今の哲学者の思想を引用してそれらに対する対応法を提供しているところ。

この著者なにもの?と思って奥付をみたら河合塾日本史や駿台予備校倫理学などを歴任したいる人気講師だとか。なるほど道理で文章が平易だし洒脱なわけだ。なにしろ予備校の講師は大学の先生と違ってどうやって目の前の生徒たちの心をつかみ理解させるかということに長けているからね。著作も結構ある。ペンネームはトマス・アキナスから拝借したものだそうだ。

この本が自分のオッサン化阻止にちょっとは歯止めになるかも。

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2010/04/17

デジタルならでは

自分のパソコン(Mac)でmp3ファイルを作るのにはAudacityというフリーソフトを使っている。今まではファイル作成だけに使っていたんだけど、イフェクトをつけられるんだってことに遅まきながら気がついた。

フェードイン、フェードアウトに始まってエコーとか上下反転とかいろいろ試してみる。うーむ、エコーは設定をうまくしないと自然な感じにかけるのは難しいなあ。
だが、なんといっても重宝しそうなのはピッチの変更とテンポの変更が好きにできる点だ。難しい曲をカラオケでさらいたいときに超ゆっくりとか3度下げでとか自在に変更可能。デジタルの威力ってすごい。

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2010/04/15

ひらめき

仕事で受け取る名刺の管理法にはいつも頭を悩ませてきた。

ところがその名刺の整理法に画期的なやり方を思いついた。

まず名刺を大きく3種類に分類する。

日々使う頻度が高いもの、すなわち
most active contact person は名刺に穴をあけて分野ごとにリングで綴じ込み。順序は会社名のABC順。大きめのリングを使ったら、
 1. 日本株と外国株のセールス
 2. 円債と外債のセールス
 3. 為替ディーラーとシステムベンダー
この3つの分類でそれぞれ丁度いいボリュームとなった。
これのいいところは担当者変更などアップデートとメインテナンスが圧倒的に楽なところだ。

not frequent contact but live の人たちは今まで通りKINGのカードフォルダーに分野ごと会社名のABC順に綴じ込み。同業他社の人たちも同様。

で、問題は転職したり転勤したりで古くなってしまった名刺の扱い。これは今まで上記のカードフォルダーに入れておいたんだけれど、もうその会社には所属してなかったり異動で連絡がとれないわけだから言ってみれば有効期限切れということになる。これはいっそのこと会社名や分野とか分け隔てなく名前のABC順で一括保存。これで無くなったリーマンとかベアスターンズとか統合してしまった会社の人とか所属組織に全くこだわることなく機械的に仕分けておくことができる。もっともこの手のカードはほとんどその後活用することはないんだけれど。でも例えば、山一→ベアリング→ウォーバーグ→リーマン→野村、みたいに転職していった(野村以外はもう存在しない会社だ)人の名刺が手元にあったとして、それがこの仕分け法だとちゃんとひとつところにまとまることになる。その人の歴史も追えるしね。我ながら良いアイデアなんじゃないかと思った次第。

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2010/04/11

LED

先日、どこかの証券会社のLEDに関するレポートを読んでいて、これからはLEDの時代になるんだなと実感。電球の製作を中止するメーカーも出始めたし、うちもそろそろかなと思っていた。今日は時間もあったし近くのショッピングセンターで3つほど試しに買ってきて取り付け。オンオフが多くて電球が切れやすいトイレと廊下をLEDに替えてみた。

替えてみたはいいものの、こういうインフラ的製品って違いを体感するのが難しくていまひとつ面白みに欠けるね。消費電力が少ないとか切れにくいとかは見てても全然わからないし、強いていえばすぐ明るくなることと熱が出ないってことかな。

ところで、冒頭にふれたレポートにあったのだが、アメリカでは一番明かりを消費しているのは住宅/オフィス/店舗で、2番目は道路(外灯)なんだそうだ。あれだけの国土に幅広いハイウェイが延びているのだからまあ当然といえば当然。で、3番目はなんと駐車場。まあ真っ暗な駐車場じゃ危ないのはわかるけど、どこまで車社会なんだ、と呆れるね。

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