山に登る(その1)
きっかけは今年5月頃の某社のセミナーだった。
その会社のトレーディングチームではこの数年有志で夏に富士山登山をしているという話は以前から聞いていた。しかも平日金曜夜出発で土曜の昼には東京に戻って来るという強行スケジュールということも。
「今年は中村さんも参加しませんか?」
とのお誘いに、いやいやとんでもないだろうと断ってみたものの、
「そうだ、山頂で中村さんのトランペットを聞いてみたいです」
と畳み掛けられ、
(そうか、富士山の上で楽器を吹くというのは気持ちいいかも)と、ふと思ってしまったとたんに気持ちが大きく傾いてしまった。
トランペットはさすがに荷物になってしまうけれど、小振りのポストホルンならリュックに入るかもしれない。ならば吹く曲は当然あれしかない。マーラーの交響曲第3番第3楽章のポストホルンソロ。
(よし、山頂でマーラーを吹こう)
単にそういう不純な動機で「では参加してもいいですか?」という成り行きになったのだった。
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