山に登る(その4)〜富士山に登る
7/16(金)富士山登山の当日となった。
ツアーの幹事から聞いていた大まかなスケジュールは次の通り。
19:00 貸し切りバスで東京出発
21:30 須走口五合目登山口に到着
22:00 登山開始
4:33 御来光予定時刻
須走口五合目に再集合
10:00 帰京バス出発(間に合わなかったら自力で帰ること)
12:30 東京着
帰りはバスに間に合わなかったら自己責任で適当に帰って下さい、というのがすごいというか、やむないというか。
7時に六本木のオフィス前に集合ということなので、僕は5時過ぎに仕事を終えると一旦フィットネスクラブに行ってサウナとジャクジーでリフレッシュしてから集合場所へ向かった。ツアーは外国人も交えた総勢30数名のにぎやかな集団である。これから登山ということでバスの車中は意気軒昂だが、これから徹夜で登山することを考えるとバスの移動時間は貴重な睡眠時間。じきに車中が暗くなって2時間ほどまどろむ。
御殿場経由で途中コンビニに寄り、飲み物など最後の買い物をして時刻通り須走口五合目に到着。まずは登山前に集合写真を撮った。無事に全員登山に成功しますように。(前列中央に手をついて座っている黒装束の外国人がこのツアーの仕掛人かつリーダーのオリヴィエ。フランス人。なんとわざわざ香港からの参加だ)
10時20分過ぎに古御嶽神社を過ぎて山登り開始。それぞれのペースで登るので30数人いたパーティはあっというまに数人ずつのグループに別れた。僕はしばらく最後尾グループで会社同僚のK君とゆっくりと登る。なにしろ高山病になっては元も子もないので最初はともかくスローペースで、ときどきは深呼吸などしながらこの高さと空気の薄さに慣れることが大事だろうと思ったのだ。
幸い天気は晴れ。月もかなり欠けていたので夜空は満点の星。持ち合わせたデジカメでは星空がうまく撮れなかったのが残念だ。40分ごとくらいに休憩を挟みつつマイペースで登るうち、K君はしびれを切らしたのか先に行ってしまったので7合目以降は基本的に1人となってしまった。水や食料(ドイツ製のパワーバーを齧るのが丁度最適だった)をこまめに取ること、深呼吸をしながら体に酸素を送ることに留意しながらひたすら登る。汗をかくのでそれほど寒くはなかったがさすがに7合目あたりから寒くなってジャケットを出して羽織った。ただ寒さ対策で買っておいたフリースの出番は最後までなかった。雨風で体感温度は相当に違うのだろう。今回は特に風もなかったのが良かったようだ。
八合目まで来ると下界の明かりもかなり遠くに見える。山の斜面には雪が残っている。その先の山の稜線を見ると空の様子があたかも飛行機の窓から外を眺めたような感じで幻想的だ。
八合目で吉田口登山道と合流するため、上に登るにつれて徐々に人が増えて来た。上にあがればあがるほど渋滞がひどくなって早く行こうにも思うようなペースで進むのが難しくなってくる。この辺りからひょっとすると日の出前に山頂に到達するのは難しいのではないかと思われ始めた。しまった、ちょっとゆっくり登りすぎたか。
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