山に登る(その3)
道具は揃った。
でもいきなり新品グッズで富士登山は無謀だろう。ちょっとは靴も履きならしておかないと。
とは思ったものの、あいにくの梅雨時期、連日雨である。もちろん雨が降っていてこそレインウェアの使い勝手なども込みで演習を強行するというのも有りとは思うけれど、全くの山登り初心者、せっかく山に行くなら天気のいい日がいいに決まっている。
そうやって逡巡していた週末、7/10の土曜日の朝。起きてみたら昨日までの雨がウソのようにどこかに行ってしまってピーカンの青空。これは予行演習をするしかないべ、と思い立って急遽高尾山に行くことにした。
朝6時半に家を出たが、さすがに東京横断は時間がかかる。高尾山口に着いたのは8時半。高尾山そのものも初めて登るので、どのコースにしようか立て看板を見ながらしばし迷うが、とりあえず一番外側の稲荷山コースを選ぶこととした。
一番の目的はトレッキングシューズに慣れることだったのだが、30分も歩かないうちにくるぶしの外側が最初は右足、それから左足という風にどちらも痛くなってきた。どうやら足のくるぶしの血管が浮き出ている部分を足首まで包みこむ靴が圧迫しているため血が通わなくなって痛くなってきたようだ。さっそく友人の勧めで山岳用品店で買っておいたリガード(皮膚の保護パッド)を貼ってみる。効果抜群、その後は痛みが和らいだ。
稲荷山コースは途中眺めも良く、気持ちよく登ることができた。ステッキも2本使用して買う時に店員さんが指導してくれた通り手首のスナップを利用しながら順調に進む。山頂には70分ほどで着いた。
頂上からは富士山もクリアに見えた。
(よし、来週はあそこのてっぺんだぞ)と思うと意欲と闘志が湧いて来る。
一旦山を降りたところでお昼時になったので高尾山口駅近くのお蕎麦屋さんで昼食。とろろ蕎麦が美味しかった。
午後は別ルート(3号路)でもう一度頂上まで登ることにした。結局この日は2号路や6号路、といろんなルートを試し(吊り橋のある4号路は残念ながら閉鎖中だったが)、最後に上のビアガーデンでビールを飲んだあと1号路をのんびりと下ってきて終了。
高尾山2往復でとりあえず予行演習は完了、と勝手に自己満足にひたる。
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