ラッパ吹きとホルン吹き
明らかに性格が違うよね。
小4のとき、最初はホルンが吹きたかった。良くある兄貴の影響。中学校のブラバンに入ってホルンをあてがわれたらしい。時折家に持って帰る学校の楽器(確かそのときはメロフォンではなかったか)を見て、触らせてもらって、憧れたってわけだ。
自分も中学生になったらブラバンに入ってホルン吹くんだい。でもその3年間は待ち遠しかった。かといってすぐ楽器が買えるような裕福な家でもない。金管楽器がないのなら代わりに訓練だと思って、やむなく手元にあったリコーダーの頭部管をはずしてリコーダー本体を直接ブーブーとマウスピース代わりに吹き、音程調節を指孔でしながら音出しして楽しんだ。そんな期間が1年以上はあっただろうか。
〜それが時を経て今はコルネット(ツィンク)吹きになったというわけで〜
いやいや、話が横道にそれた。
兄貴は中学、高校、大学とずっとホルンを吹いていた。社会人になってから途中中断はあったものの今でもホルンは吹いているらしい。
自分はといえば、結局楽器欲しさが我慢できなくて小5のときにトランペットを入手した。本当はホルンが欲しかったのだが、高かったから一番安いトランペットで妥協したというわけだった。そしてそのままトランペット一筋の人生となってしまった。
あのとき我慢して初心を貫いてホルンを選んでいたら、今頃はずいぶんと異なった性格形成がなされていたに違いないと思うのだが。
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