あやうい雲行き
円相場
数年振りの介入に敬意を表して82円台から85円台まで持ち直したものの、それ以上は持ち上がらず「こりゃ、やばいな」と思っていたら、案の定じわじわと円高になって83円を切ってきてしまった。
・2度目の介入にサプライズはない
・82円が防衛線と明言してしまったこと
当局の対応が難しくなってしまった。
この水準がファンダメンタルとかけ離れているとしたら(あくまでも仮定だが)、急激な円高になったときにとことん放置してドルショートがたまったあとのリバウンドに期待するしかない。そうでなければ今回のように長期間円高水準にあると言うこと自体、ここが均衡レベルだということなんだし、それが容認できないというのであれば大量の資金を使って力づくでレベルを変えるしかない。しかしながら市場介入に関して他国の賛同が得られていないことも、またそれが徒労に終わるであろうことがマーケット参加者に見透かされていることも政府・日銀にとってはつらいところだね。
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