プログラムにかいま見る
アマチュアの演奏会の場合、たいていはプログラム(紙の印刷物)は無料配布される。本日の演奏曲目。指揮者やソリスト、演奏団体の紹介。曲目紹介。メンバーの名簿、などなどが記載されている。
自分の経験からするに、このプログラムの出来と演奏の出来とは何らかの相関関係があるような気がする。それは必ずしも立派なプログラムだと立派な演奏が期待できるということではなくて、たとえ簡潔なものであっても要はプログラムがユニークだったりこだわりのあるものだったりすると、演奏もそれに比例して面白いコンサートだったり聴いて満足度の高いものだったりすることが多いという意味である。逆に通り一遍のプログラムの場合は中身もつまらないことの方が多い(ような気がする)。
せっかくアマチュアなんだからコンサートはその楽しみをいろんな面でしゃぶり尽くさないとね。集客や採算をまるで考慮してないかのような演目をとりあげるとか、遊び心のあるステージやプログラム(悪くすると内輪ウケのあざといものに堕する危険性があるが)を作るとか、つまりは何をしたいのかがメッセージとして伝わってくることがその場にいる聴衆としてはうれしいことなのだ。
自分達は演奏の中身だけで勝負、(プログラムのような)そんな余計なことにはエネルギーを最小限にしか割かない、という路線もあるのかもしれないが、それは少なくとも僕にとってはちょっと面白くないかな。
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