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2010年12月

2010/12/31

2010年の総括

1年のできごとをまとめるにあたって自分の日記を読み返したりしたのだけれど、そう遠くない年内のことなのに既にいろいろ忘れていることにちょっとショックを受けた。忘却することに関しては着実に上手になっているなあ。ま、気を取り直して恒例の今年の総括をしてみよう。

1月
2回目となった自主企画「これしかない」の演奏会。最高に楽しかったけれど本番中はバテてしまい肝心の自分の演奏がいまひとつ不本意なものに。かなり凹む。

2月
連休に札幌宮の森アルテ・ムジクスでバッハのマニフィカトを演奏。ちょうど雪祭りの時期だったし、演奏、観光、食べ物と充実の旅行だった。

3月
スローペースだった今年の演奏活動もようやく動き出した感じ。初のお手伝いのアンサンブル・フォウ・ユウ(弁護士さんたちのオケ)でモーツアルトの39番とバッハの管弦楽組曲第3番、それからシュッツ合唱団の「マタイ受難曲」にポストホルンとリコーダーでちょい出番あり。注文していたラケのクラシカルトランペットが到着したものの惜しくもモーツアルトに間に合わず。

4月
バッハのカンタータばかり。月初にシュッツ合唱団とイースターオラトリオを完全ナチュラルでトライ。こんな冒険を許してくれるSDGはありがたい存在だ。それからもう常連となっている2団体、ターフェルムジーク鎌倉(11番、67番、43番の1部)とバッハ・カンタータ・アンサンブル(14番、77番)の本番が続けざまに。43番は5月にシュッツ合唱団ともやらせてもらったけれど、ともかく今年はカンタータの難曲の当たり年だったかもしれない。

5月
月初に舞浜で甥の結婚式。お天気にも恵まれさわやかないい式だった。トッパンホールでの源造さんのリサイタルにリコーダーで賛助出演。よもや人前でブランデンの4番を吹くことになろうとは思わなんだ。

6月
モーツアルト・アカデミー・トウキョウ(MAT)の定期公演でジュピターを演奏。ラケのクラシカルトランペットの初舞台。これぞ正にピリオド楽器(その時代の楽器)ということで音色もしっくりくる。古典派のレパートリーも演奏するのが楽しくなってきた。

7月
なんといっても富士山登山。日本一高いところでマーラー3番のポストホルンソロを吹く(ある種迷惑な登山者だ)。
演奏活動は月初にシュッツ合唱団とこれも難曲のカンタータ24番と月末に赤坂のライブハウスでコルネットなどを。

8月
あまりに暑くて演奏活動なんてとんでもないし、毎日会社で涼む。

9月
ヘンデル月間。
夏の北海道も良いよね!ということで宮の森アルテに2回目のお手伝いで「王宮の花火の音楽」を演奏しに行く。東京に戻ってすぐメサイアの演奏会(中央大学混声合唱団とMAT)。ほぼナチュラルでトライし自分でも満足のいく出来、振り返ってみるとこれが今年の自己ベスト演奏で決まりかな。
そういえば9月はスプラアンサンブルの演奏会で珍しくモダンのトランペットを使った月でもあった(カンタータ第10番)。

10月
福岡で姪の結婚式。5月は次兄だが今回は長兄の。うちの子たちももう適齢期だ。
OPT定期のハイドン、テレジアミサ、長岡でのモツレク(オケ実態はMAT)などクラシカルばかりの中、月末に日本ルネサンス音楽普及協会のコンサートでコルネットを吹く。今年あった数少ないコルネットの出番のひとつだった。

11月
演奏会が入ってないこともありシンガポールへ出張。職場では月中旬から諸事情によりしばらく思わぬ小人数でこなさなくちゃいけなくなることに。休みのとりづらい環境になる前に出張を入れておいて良かった。

12月
恒例のMATの毎年レクイエム。さすがに演奏もこなれてきていい演奏ができたと思うけど、演奏の感動という意味ではひょっとすると長岡の時の方が良かったかも。他には本郷教会のクリスマスコンサート(カンタータ191番)の翌日野方町教会でのイヴコンサートで演奏納め。

結局今年のコンサートは21回。所属オケが3回と自主公演が1回のほかはお手伝い。もっとこなせないことはないけれど、仕事をしながらだとこれぐらいがいいペースなのではなかろうか。

それから一年を通じてコンスタントにフィットネスクラブ通いができたのも今年の成果かな。平均して月に18日くらいは行っているから平日はほぼ皆勤。たまに「少し痩せましたか?」と人から訊かれるのはやはり気持ちがいいものだ。スケジュールの強行さにもかかわらず富士山登山が無理なくこなせたのもそのおかげだと思う。

来年もまたこの延長線上なんだろうか。
「ケ」では地道に仕事をしつつフィットネス通い
「ハレ」で月に1~2度のコンサート出演。

今の自分がこの状態にあるのは誰かが意図してそうさせたわけではなく、積極的にせよ受け身にせよ、普段の小さな選択の積み重ねの結果だ。そのときそのときの選択はたいした違いはなくても長い距離を歩んで行くと全く違う風景になるんだなあ、ということを最近やや回数の増えてきた同窓会の席などで痛感する今日この頃。

ともあれ、年初は3回目の「これしかない」。バッハのクリスマスオラトリオとロ短調ミサがこれに続く。来年もひたすらバッハをさらう年になるんだろうね。ナチュラルトランペットの道のゴールはまだまだ遠い。

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2010/12/25

本年の演奏活動終了!

昨日の野方町教会クリスマスイブコンサートで今年の僕の演奏活動は終了。

昨日は電子オルガンとチェロとナチュラルトランペットの組み合わせでジェレマイア・クラークの劇場のための音楽から3曲(トランペットチューンとアリア、セレナーデとメヌエット、トランペットボランタリー、エディションはクリスピアン・スティール=パーキンス)。ひょっとしてコンサートでボランタリーを吹くのは聖バレンタイン・ブラス(1997年?)以来だったかもしれない。ともかく今年はボランタリーで一年を締めくくったということだ。

20回ほどあったコンサートのうち、自分なりの今年のベスト・パフォーマンスはなんといっても9月のメサイア(中央大学混声合唱団演奏会、オケはMAT)だね。MATでは本当に気持ちよく吹けるから好きだなあ。いや、他の団体ではダメというわけではないのだが、MATだと余分な力が抜けるというのか、音色や音楽に集中できる気がする。そういえば12月のモツレクも悪くなかったしね。

来年も初っぱなから大曲、難曲が控えている。「これしかない」はともかくとして、クリスマスオラトリオ、ロ短調ミサ(ひょっとして年3回ある?)、カンタータの66番とかいう案も浮上してる。
何がきても大丈夫、どんとこい、って言えるくらいに実力とスタミナがつくといいんだけどなあ。まずは練習だね。

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2010/12/23

今日の演奏会

西荻窪の本郷教会でクリスマスコンサート

曲はバッハのカンタータ121番と191番

121番はソプラノのコラールにコルネットで重ねて演奏。
191番はロ短調ミサにも使われた曲(グロリア)だけれど、吹くところはちょっと少ない。気をつけないとついついロ短調のほうを吹いてしまう。

最初の練習では1つ穴でトライしてみたけれど完成度が低くて断念、安全をとって4つ穴で吹くこととした。マウスピースも元(SI7)に戻す。

こうやって行ったり来たりはいけないことだとは思うんだけれどね。

明日のコンサートでは1つ穴でジェレミア•クラークを吹く予定。

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2010/12/16

青木さんのコンサート

昨日はカウンターテナーの青木さんのクリスマスコンサートを聴きに池袋へ。
年内でアメリカに帰国する友人と一緒。

曲はテレマンのミサ曲に始まり、バッハのカンタータ200番、クーナウ、そしてコレッリの器楽曲を挟んで最後にゼレンカ。青木さんはいずれも熱唱、中でもゼレンカに一番熱がこもっていて、多分これが今回特にやりたかったんだろうな、と思ったものだった。言ってみれば青木さんの「これしかない」コンサート。

会場の自由学園明日館は元々響かないところだけれど、満員のお客さんでさらにデッドな感じに。演奏者にはつらい環境だけれど、それを打ち消してあまりある愛情のある演奏と暖かく耳を傾ける聴衆とが作り上げる空間はまさにクリスマスコンサートに相応しい雰囲気だった。

誘った友人にも楽しんでもらえて良かった。
その後駅近くでビール、仕事や趣味などいろんな話をし、次の再会を期しつつ別れた。

師走はあっという間に過ぎ去ってしまうね。

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2010/12/11

「これしかない」vol.3 のお知らせ

チラシができた。

Koreshika3omote Koreshika3ura_2


いつもながら表のデザインは娘2の作品です。

裏はこれだと小さすぎて読めないか。

文章はこちら

中村孝志 これしかない vol.3
2011年1月14日(金)午後7時
杉並公会堂小ホール(JR中央線荻窪駅より徒歩7分)
入場料:3,000円(全席自由)

【口上】
 「これしかない」のコンサートも今年で3回目となりました。
初回はボヘミアとイギリスの作曲家の作品を、2回目はボヘミアとイタリアの作曲家の作品をお送りしてきましたが、3度目の今回はドイツのバロック音楽の2大作曲家、ゲオルグ・フィリップ・テレマンとヨハン・セバスティアン・バッハの作品にチャレンジすることにしました。
 演奏する予定の曲目とメンバーは以下の通りです。

【プログラム予定曲目】
G.P.テレマン:トランペット・コンチェルト ニ長調
G.P.テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲より
G.P.テレマン:カンタータ「ビクトリア!」
G.P.テレマン:ヴィオラ・コンチェルト ト長調
G.P.テレマン:「ターフェルムジーク」第2集より序曲
J.S.バッハ:カンタータ BWV75-8、BWV203-3 
J.S.バッハ :カンタータ BWV76-8、BWV6-3  
J.S.バッハ:カンタータ BWV82-1、BWV110-6 他

【出演】
バリトン:春日保人
オーボエ、オーボエダモーレ:森 綾香
ヴァイオリン:大西律子、関口敦子、小池吾郎
ヴィオラ:上田美佐子、小池吾郎
チェロ、チェロピッコロ:十代田光子
ヴィオローネ:諸岡典経
チェンバロ:武久源造
トランペット:中村孝志

【聴きどころ】
 テレマンではさまざまな器楽のソロを用意しました。とっておきは我らが ”律ちゃん” のヴァイオリンソロ。無伴奏曲はバッハのソナタとパルティータが有名ですが、テレマンにも12の幻想曲という珠玉の曲集があります。その中から1つ選んでじっくりと聴いていただきます。それから同じく弦楽器のヴィオラコンチェルトを。前回のアンケートでは「もっとヴィオラを聴きたかった」という美佐子ファンからのご意見が多かったのでご要望にお応えしての選曲です。ターフェルムジークの第2集からはオーボエ、トランペット、ヴァイオリンの3つの楽器がソロをとる軽快な序曲とアリア数曲を選びました。
 それから今回はボーカルに、歌ってよし、演技してよし、と多方面で活躍中の春日保人さんをお招きしました。テレマンは器楽曲のみならず数多くの声楽曲を残しています。ここではあまり演奏される機会のないバスとトランペットのカンタータ曲をお送りいたします。

 さて、カンタータと言えばヨハン・セバスティアン・バッハです。今回の"これしかない"では良く知られた器楽曲ではなく、200数曲あるバッハのカンタータの名曲の森から数曲選んでお聴きいただくこととしました。203番は珍しいイタリア語によるバス・ソロのカンタータですが、源造さんによるチェンバロ伴奏とのガチンコ対決が聴きものです。続く76番と6番では普通のチェロよりも一回り小振りのチェロ・ピッコロが活躍します。前回はスカルラッティのソナタの名演が印象的でした。この楽器の演奏に意欲を燃やす光子嬢の熱演にご期待ください。
 82番「我は満ちたれり」は有名なバスソロのカンタータ曲ですが、歌に加えてオーボエ・ダモーレ(通常のオーボエよりもピッチが3度低く、甘い音が特徴的)がオブリガートソロを奏でます。そして最後には全員でクリスマスのカンタータ110番から「目覚めよ」を華やかに演奏してコンサートを締めくくります。

 というわけで、今回も豪華なメンバーで聴きどころ満載の「これしかない」コンサートを企画しました。金曜日の夜をドイツバロック音楽で楽しんでいただければ幸いです。是非ご来場ください。    中村孝志

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2010/12/10

めっけもの

昨日の収穫。

naiveから出ているコワン/アンサンブル・バロック・リモージュのバッハ/カンタータ集などが4枚入って3000円。コワンのチェロピッコロの曲などは単発的にネットでダウンロードしてはいたんだけれどCDとしてはどれも持ってなかったので即購入。

帰ってクレジットを見たら41番や175番などのラッパは師匠のジョン・フランソワ・マドゥーフだし68番のコルネットはジャン・チューベリーじゃないの。フランスのアンサンブルだから当たり前っていえば当たり前だけど、うれしい発見。
41番とかラが頻発してナチュラルだと超難しい曲なんですけど。。

あと、ラファ(ラファエル・ボナビータ)がバロック・リュートでBWV997とか998を収録しているCDがあったのでそれも。ボーナストラックのG線上のアリアが洒落てる。そういえばラファは今回のカリストには乗ってなかったなあ。

ついでにブリリアントから出ているMusica Amphionのブランデンブルク協奏曲全集。テレマンのターフェルムジークもそうだけど、このアンサンブルのトランペット奏者William Wrothってなにげにすごいよ。なんでこんなに余裕で吹けるんだろうか。アンサンブル全体も愉悦って感じでこの団体の演奏好きだなあ。

というわけで、気がつけば結局バッハばっかり買ってしまった。

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2010/12/08

オペラ「ラ・カリスト」

日曜日の公演を聴きに行く。(12/5 渋谷区文化総合センター大和田さくらホール)

濱田さんの渾身の仕事だけあって音楽が見事。カヴァッリの原曲に加えて挿入されたフレーズ(主にオスティナート)や器楽曲がとても効果的だった。というか懐かしかった。しかも練りに練った作りだった。オケ(アントネッロ)は贅沢なコンティヌオ隊にエレラさんを筆頭とする雄弁な弦楽器群と少数だけど効果的に使われた管楽器たち。濱田さんのソロもコルネットと笛とそれぞれおいしく配置してあった。
歌も満足したなあ。殊に二日目のキャストは知り合いが多かったので余計にそう思ったのかも。

唯一注文付けるとするとやっぱり字幕と演出(の一部)かな。そんなに露骨じゃなくてももうちょっと大人の演出ができなかったものか。なんか感性を合わせることができないんだよね。ま、アーサー王のときよりは我慢できたけど。

ともあれ、こういう公演が二日で終わってしまうのはもったいないね。

渋谷の新しいホールは天井が高くてこういう出し物には合っていたんじゃないだろうか。でも文化村もそうだけどホワイエとか狭くて、もっと水平的に余裕が欲しいなと思われた。ウェストエンドの劇場と同じと言えば同じだけどさ。

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2010/12/05

演奏会終了

MATの毎年レクイエム第5回目が終了。
まだまだ理想の演奏には届かないけれど、いままでナチュラルで演奏したモツレク(8回くらい?)の中で個人的には一番いい出来だったんじゃないかな。
お客さんもたくさん入って盛況のコンサートだった。
この毎年12月初旬の催し、定着して続くといいなあ。

クラシカルのナチュラルトランペットを使う本番も年内はこれでおしまい。MATにOPTそれにトラのオケなどで今年は5回も出番があった。試行錯誤していたマウスピースも結局バロックと同じ大きめのBL2に落ち着いて、2ndと合わせた響きもいい感じになってきた。B管に対する恐怖も薄れてきたし、かなりクラシカルでの演奏も慣れてきた気がする。

さて、これからはクリスマスコンサートと1月の「これしかない」に向けてまたバロックをさらわなくちゃ。

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2010/12/02

モツレクリハーサル

連日土曜の演奏会に向けてのリハーサル。

モツレクとカップリングされたヴェスペレの中のラウダーテ・ドミヌムは広瀬さんのソロ。

いやあ、聴き惚れてしまいます。

ご自身のブログでこの曲についての想いが語られていますのでご紹介します。

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