2010年の総括
1年のできごとをまとめるにあたって自分の日記を読み返したりしたのだけれど、そう遠くない年内のことなのに既にいろいろ忘れていることにちょっとショックを受けた。忘却することに関しては着実に上手になっているなあ。ま、気を取り直して恒例の今年の総括をしてみよう。
1月
2回目となった自主企画「これしかない」の演奏会。最高に楽しかったけれど本番中はバテてしまい肝心の自分の演奏がいまひとつ不本意なものに。かなり凹む。
2月
連休に札幌宮の森アルテ・ムジクスでバッハのマニフィカトを演奏。ちょうど雪祭りの時期だったし、演奏、観光、食べ物と充実の旅行だった。
3月
スローペースだった今年の演奏活動もようやく動き出した感じ。初のお手伝いのアンサンブル・フォウ・ユウ(弁護士さんたちのオケ)でモーツアルトの39番とバッハの管弦楽組曲第3番、それからシュッツ合唱団の「マタイ受難曲」にポストホルンとリコーダーでちょい出番あり。注文していたラケのクラシカルトランペットが到着したものの惜しくもモーツアルトに間に合わず。
4月
バッハのカンタータばかり。月初にシュッツ合唱団とイースターオラトリオを完全ナチュラルでトライ。こんな冒険を許してくれるSDGはありがたい存在だ。それからもう常連となっている2団体、ターフェルムジーク鎌倉(11番、67番、43番の1部)とバッハ・カンタータ・アンサンブル(14番、77番)の本番が続けざまに。43番は5月にシュッツ合唱団ともやらせてもらったけれど、ともかく今年はカンタータの難曲の当たり年だったかもしれない。
5月
月初に舞浜で甥の結婚式。お天気にも恵まれさわやかないい式だった。トッパンホールでの源造さんのリサイタルにリコーダーで賛助出演。よもや人前でブランデンの4番を吹くことになろうとは思わなんだ。
6月
モーツアルト・アカデミー・トウキョウ(MAT)の定期公演でジュピターを演奏。ラケのクラシカルトランペットの初舞台。これぞ正にピリオド楽器(その時代の楽器)ということで音色もしっくりくる。古典派のレパートリーも演奏するのが楽しくなってきた。
7月
なんといっても富士山登山。日本一高いところでマーラー3番のポストホルンソロを吹く(ある種迷惑な登山者だ)。
演奏活動は月初にシュッツ合唱団とこれも難曲のカンタータ24番と月末に赤坂のライブハウスでコルネットなどを。
8月
あまりに暑くて演奏活動なんてとんでもないし、毎日会社で涼む。
9月
ヘンデル月間。
夏の北海道も良いよね!ということで宮の森アルテに2回目のお手伝いで「王宮の花火の音楽」を演奏しに行く。東京に戻ってすぐメサイアの演奏会(中央大学混声合唱団とMAT)。ほぼナチュラルでトライし自分でも満足のいく出来、振り返ってみるとこれが今年の自己ベスト演奏で決まりかな。
そういえば9月はスプラアンサンブルの演奏会で珍しくモダンのトランペットを使った月でもあった(カンタータ第10番)。
10月
福岡で姪の結婚式。5月は次兄だが今回は長兄の。うちの子たちももう適齢期だ。
OPT定期のハイドン、テレジアミサ、長岡でのモツレク(オケ実態はMAT)などクラシカルばかりの中、月末に日本ルネサンス音楽普及協会のコンサートでコルネットを吹く。今年あった数少ないコルネットの出番のひとつだった。
11月
演奏会が入ってないこともありシンガポールへ出張。職場では月中旬から諸事情によりしばらく思わぬ小人数でこなさなくちゃいけなくなることに。休みのとりづらい環境になる前に出張を入れておいて良かった。
12月
恒例のMATの毎年レクイエム。さすがに演奏もこなれてきていい演奏ができたと思うけど、演奏の感動という意味ではひょっとすると長岡の時の方が良かったかも。他には本郷教会のクリスマスコンサート(カンタータ191番)の翌日野方町教会でのイヴコンサートで演奏納め。
結局今年のコンサートは21回。所属オケが3回と自主公演が1回のほかはお手伝い。もっとこなせないことはないけれど、仕事をしながらだとこれぐらいがいいペースなのではなかろうか。
それから一年を通じてコンスタントにフィットネスクラブ通いができたのも今年の成果かな。平均して月に18日くらいは行っているから平日はほぼ皆勤。たまに「少し痩せましたか?」と人から訊かれるのはやはり気持ちがいいものだ。スケジュールの強行さにもかかわらず富士山登山が無理なくこなせたのもそのおかげだと思う。
来年もまたこの延長線上なんだろうか。
「ケ」では地道に仕事をしつつフィットネス通い。
「ハレ」で月に1~2度のコンサート出演。
今の自分がこの状態にあるのは誰かが意図してそうさせたわけではなく、積極的にせよ受け身にせよ、普段の小さな選択の積み重ねの結果だ。そのときそのときの選択はたいした違いはなくても長い距離を歩んで行くと全く違う風景になるんだなあ、ということを最近やや回数の増えてきた同窓会の席などで痛感する今日この頃。
ともあれ、年初は3回目の「これしかない」。バッハのクリスマスオラトリオとロ短調ミサがこれに続く。来年もひたすらバッハをさらう年になるんだろうね。ナチュラルトランペットの道のゴールはまだまだ遠い。


