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2011/02/11

レッスンメモ

先日、以前からお願いしていたレッスンを受けることができた。

以下はそのときに教わったこと。忘れないようにメモしておこう。

先日の「これしかない」のDVDを観てくれて、僕の問題点を4つ指摘された。こういうふうにその生徒の固有の問題を丁寧にピックアップしてくれるところがとてもうれしい。

その問題点とは

1. 出だしの最初の音が確実ではない。そのためのエクササイズ

 音を出す前に十分な準備(主に身体)をすること。ナチュラルトランペットは自然倍音だし高次倍音は近接していることもあってモダンと違っていきなり音を出すという訳にはいかない。 お腹に充分なプレッシャーを準備してから音を出す。

2. 中低音域になると音が不安定になる。それを矯正するためのエクササイズ

 レジスターが下がってくるにつれてボディの緊張も解けてしまっている。高音域ではお腹を下のダイレクションヘ、低音に行くにつれてお腹のテンションを上のダイレクションヘと意識することによって安定した音、正しい音程の音が出せるようにする。 フォルテだろうがピアニッシモだろうがそのテンションは全く同じ状態を保つこと。またアンブシュアもなるべく変えないこと。

3. 身体のレゾナンスを充分に使ってない

 まだ音程を口の周りの筋肉でコントロールしている。もっと身体の中を響かせてレゾナンスをつくるべきだ。歌ったあとに楽器で同じことをする練習。タールの「パパのお気に入り」をゆっくり、次の音に移る前に身体の準備をしてから確かめつつさらう練習法。

4. アーティキュレーション

 適切なアーティキュレーションがなされていない。ファンティーニの教本を使ってのデモ。教本にシラブルが書いてあるのは「そのように発音するのか」あるいは「そのように聴こえるように演奏するのか」今となってはどちらが正解なのか分からない(と言われたように聞こえた)。でも前回のレッスンの時の指摘でもあったけれど、バロックは語る音楽、だから充分にしゃべらないといけない、というのがポイントなんだと理解した。

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