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2011年10月

2011/10/16

「オロンテーア」

ラ・フォンテヴェルデの第14回公演を聴きに行く(10/15 ハクジュホール)。

出し物は演奏会形式によるイタリア初期バロックのオペラ「オロンテーア」。作曲はアントーニオ・チェスティ。
モンテヴェルディでもなくカヴァッリでもなく、一般に知られていないチェスティを演目に持ってきたところ、オケに2丁のヴァイオリンだけでなく2つのコルネットも加えたところなど、滅多に聴けない(カヴァッリだって滅多に聴けないが)企画である。興行としてはある種冒険でもある。

僕はこの日は夜に演奏会が控えていて、そのリハーサルの時間も考えると聴くのは無理かなと諦めていたけれど、そういえばどちらも渋谷近辺で場所は近いしスケジュールを確認したら前半1時間くらいは聴けそうだということが判り、急遽当日券で行くことにした。

で、行ったのは本当に正解だった。

聴けたのはプロローグと1幕まで。残念ながら2幕以降に登場する弥勒さんの歌が聴けなかったけれど、それ以外のフォンテヴェルデの方々の歌とオケの演奏を堪能した。

歌はアリアソロが多くて贅沢。それぞれのキャラクターにあった表現で上手い配役。美登里さんと星川さんが火花を散らすところも面白かったし、浦野さんの語りも微笑ましくて秀逸。一番楽しめたのはやはり酔っぱらいを演じた小笠原さん。
谷口さん扮する若い画家はなんだか戦場カメラマンみたいで、なんでみんなが一目惚れするのか理解に苦しむところもあったけど、テノールってそういう役なのね、きっと。

個人的に楽しみにしてたコルネットの上野さんと笠原さんはホント上手いねえ。ふんだんな装飾もうっとりするし、ストレスを感じさせないその軽やかな歌い回しがさすがチュベリ直伝。音程もぴったりなところが驚異的。どうやってああいう風に吹けるようになるんだろうか。
バロック・ギターを抱えながらチェンバロを弾いていた上尾さんはその2つの楽器の持ち替えを効果的に利用していた。バロックにはやっぱりギターが合うね。リズムを引き締めてパーカッションがいない代わりを充分に果たしていた。

うーむ、かえすがえすも最後まで聴けなかったのが残念だ。

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2011/10/08

マエストロの視点

前回の日記で触れたマエストロとの会話について、ご本人のコメントが ブログにアップされていた。

そうとう戸惑っていらしたということ?そういう風にはちっとも見受けられなかったけれど。

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2011/10/07

ナチュラルトランペットのアンサンブル

木曜日は新大久保でナチュラルトランペットのアンサンブル会。
最初に簡単なウォーミングアップをしたのちファンファーレ中心にアンサンブル曲を合わせるというプログラム。
今回は比較的少人数(全部で5人)ということもあり、デュエットから五重奏までの曲をパートのローテーションも替えながら吹いて楽しんだ。
同じ曲でもパートを交換することによって見える風景が全く違うのが同族アンサンブルの面白いところ。

遊んだ曲は
Romanus Weichlein: 24 Duets from Encaenia Musices(1695) より
Johann Dismas Zelenka: Six Fanfares
Charamela Real: Sonatas for 6 Trumpets & Kettledrums より
Cesare Bendinelli: Sonata No.336

今注文しているアンサンブル譜(主にインマーさんが編集したもの)が届いたらまた練習会を企画して音に出してみたいと思う。

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2011/10/03

いっぱいいっぱいではダメ

先日のロ短調ミサ演奏会の打ち上げの席でマエストロに次のように言われた。

「ピリオドのオケと一緒にやるのは今度がまだ2回目だし、またいっぱい勉強になった。それで結局思ったのは俺がいろいろ言うよりも皆さんに任せた方が結果いいんじゃないかと。ほんとに毎晩リハが終わってから考え込んだ4日間だった」

うーむ、どのように解釈したものか。
普段主に古楽を演奏している人たちへの遠慮なのかもしれない。
が、僕らラッパに関してはつまるところ僕らが指揮者の期待に応えることができなかったということなんだよね。

振り返ってみると、自分の場合、別にモダンの指揮者に限らず、マエストロから「こうやって欲しい」と注文がついた時にその効果をうまく出せたためしが少ない。意図が汲み取れていないというよりは不自然な吹き方になってしまってその効果を出す以前に自滅してしまっている場合が多いような気がする。

ことにロ短調ミサのように難易度が高い曲になると、自分が演奏に乗れるかどうかが一番の勝負どころで、さらに余計な(失礼)味付けをする余裕が持ててないのだ。本来ならば曲を自家薬籠中にしておき、「さあ、いかようにでもさばいてください」とシェフの前でまな板に乗ってなきゃいけないのに。

比べるのもおこがましいが、世界のベルリンフィルはきっとそういう境地なんだろうな。だから指揮者のどんな要求にも応えることができるし、凡庸な指揮者にとっては恐怖の指揮台になるのだろう。

音が出せる→曲が吹ける→自在に吹ける

まだ2番目のステージにすら立てていない。
ラーニングカーブがなだらかになる分、ここから先の世界ははるかに遠い道のりのように見える。

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2011/10/01

演奏会のお知らせ(10/2)

そしてこの週末もバッハの演奏会です。

【バッハ・カンタータ・アンサンブル第32回演奏会】

日時:2011年10月2日(日) 午後5時開演
場所:日本聖公会 神田キリスト教会
曲目:J.S.Bach カンタータ第137番、第148番、第138番、第41番
指揮:花井 哲郎
独唱: 山本 早苗(Sop)、上杉 清仁(Alto)、大貫 浩史(Ten)、春日 保人(Bs)
オケ・合唱:バッハ・カンタータ・アンサンブル

曲がたくさんで大変!しかもハード!果たして41番はあのゆっくりのテンポで最後まで保つのか、そこが聴きどころかな(嘘

そうそう、第41番のチェロ・ピッコロのオブリガートは団員所有のヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで演奏するようです。

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