最近読んだもの・観たもの
まずは本から
・クリストフ・ヴォルフ/礒山雅訳「バッハ ロ短調ミサ曲」(春秋社)
・内田樹「うほほいシネクラブー街場の映画論」(文春新書)
・ちきりん「自分の頭で考えよう」(ダイヤモンド社)
ヴォルフの本は最近のバッハ研究も踏まえた学術書。大好きな曲だけど本の方は正直なところなかなか読み進めないでいる。ちょっと期待値と違ったか。しばらく積ん読になってしまうかも。
あとの2冊は人気ブロガーの最新本。さっと読めちゃう。ウチダ本は勢い自分が見たことのある映画についての部分を飛ばし読みみたいになっちゃったけど、同じウチダ本で以前読んだ「映画の構造分析」のときと同様、論評に触発されてその映画を観たくなる。
てなわけでこの数日はウチダ本に刺激されて晩年の小津安二郎の映画ばかりを観ている。(括弧内は公開年)
・お茶漬けの味(1952)
・東京物語(1953)
・早春(1956)
・東京暮色(1957)
・彼岸花(1958)
・お早よう(1959)
・秋日和(1960)
・秋刀魚の味(1962)
これだけまとめて観ると段々どれがどれだか混乱してきた。というのも笠智衆・原節子を筆頭に出演者は被っているし(しかも名前も同じだったりする)、扱っている主題も娘の縁談や親子関係の機微など似通っている。中では東京暮色が異様に暗かったので印象的だった。まあともかく小津ワールドにどっぷりとハマっている次第。
自分が生まれた前後の日本はこんなだったんだという発見と、そうそう、そうだったという記憶の追想。大人の男性の家庭内外での横柄な態度(現代の基準からすると)にもちょっとびっくり。
音楽はほとんど斉藤高順(「お早よう」のみ黛敏郎)だったのも今回初めて知った。斉藤高順といえば僕と同年代の吹奏楽上がりの人には「輝く銀嶺」(1971年の吹奏楽コンクール課題曲)の作曲者と言えば通じるかも知れない。
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