モツレクで好きなところ
モーツァルトのレクイエム。
CDなどを聴いているときは何とも思わず通り過ぎてしまうんだけれど、ステージで演奏している時はいつも必ず感動してしまう場所がある。それは、
最後も最後、コムニオの最後から3小節前全員がフェルマータで2拍音を伸ばしたあとの3拍目、休符にフェルマータがついている、この一瞬の無音の部分。
ああ、なんて名曲なんだろう、と心震えると同時に、もうあっという間に終わりまで来てしまったんだ、と無性に惜しい気持ちになってしまう。(もちろんその前のコードが決まることが前提)
2番目に好きなところは、ラクリモサの終盤、これも最後から3小節前。ラッパは五度で4つの音を吹くのだけれど、いつも(楽譜には書いてないが)この4つの音をクレッシェンドして最後の伸ばしの音に入る。このクレッシェンドが好き。
3番目はレコルダーレ。前奏のバセットホルンによるフレーズが終わった後にバイオリンI, IIの下降音形の掛け合いに下からヴィオラが上昇音形で絡むところ。このヴィオラが渋くていい。
他にも好きなところはいっぱいあるけれど、とりあえず自分の好みベスト3は以上かな。多分一般的な人の好みとはだいぶずれているだろうけれど。
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