聴くか、聴かないか
マエストロにお願いしていたMAT(モーツァルト・アカデミー・トウキョウ)のライブ録音、このたびいくつかまとめて手に入ることになった。古くは2007年の第九から最近のものでは昨年の中大混声のロ短調ミサまで。
もはや自分の記憶の中で美化されてしまった過去の演奏の実態が暴かれるのは怖い気もするが、聴き直すのは楽しみでもある。
過去のプレイバックを良く聴くか、あるいは全く聴かないかは人によって分かれるけれど、自分の場合、結構聴き直す方なんじゃないかと思う。ライブに付き物のキズなども多分耳が自分に甘くて、補正して聴いてしまうから我慢できちゃうんだろう。本当はそんなことじゃ成長が見込めないんだけれどね。
ライブは一期一会、その時に居合わせた人たちが共有したものが全て。音の缶詰には残せない、過去は振り返らない、という潔さもカッコいいんだけどね。そこまで達観出来なくて、つい取り出して反芻したくなっちゃう。これって単なる回顧趣味なのかな。 あるいはナルシシズムか。
さて、あなたは聴く方?それとも聴かない方?
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